メリー・ポピンズの朝ごはん*The Crumpet Shop@Pike Place Market
今月20日に全米公開される映画「セイビング・ミスター・バンクス(Saving Mr. Banks)」は日本では来年の春に公開予定だそうですが、1964年制作のディズニー映画「メリー・ポピンズ」作成時の裏話を描いた作品です。
ウォルト・ディズニーをトム・ハンクスが、原作者P.L.トラヴァースをエマ・トンプソンが演じます。
ディズニーが原作者の承諾を得るのに長年大変な苦労があったというのは有名な話なので、とても楽しみです。
ところでメリー・ポピンズといえばすぐ思い出すのが薬を飲むときの1さじのお砂糖。
そして朝、町を流して売りにくるというクランペットなんです。
クランペットで検索をかけるとメリー・ポピンズが出てくるので、私のような人が少なくないのでしょう。
そうやって頭の中がすっかりクランペットになってしまったので、パイクプレース・マーケットのクランペット・ショップに立ち寄りました。
マーケットに入る直前右手の建物の外側にあるお店、これが表ドアですが、こちらからは入らずに横手から建物の中に入り、裏のドアから入ります。
店の真ん中にあるレジからこのドアの方向へ列が出来ているからです。
入ると右手半分がキッチン、左半分が客席になっていますが、細長い造りで決して広くはありません。
私が入った時にはかなり混んでいたので、前の人にくっついてしまって客席の写真が撮れなかったほどです。
天井から切り紙の飾りがたくさん。
メニューを見ながら列が進んで行きます。
レジにたどり着くとまず名前を聞かれます。
注文が出来てくると名前を呼んでくれるからですが、オーダーを取る人と作る人が必ずしも連動していないのか、注文したものの名前を呼ぶこともあるようです。
いろいろなトッピングがありますが、頭がメリー・ポピンズな私は基本のバターと蜂蜜。
それに紅茶。
レジにある手書きリストのなかからダージリンにしました。
紅茶は茶こしごと出てくるので、好きな濃さになるまで入れておきます。
さて肝心のクランペットのお味ですが、見た目が似ているイングリッシュマフィンよりもモチッとした食感です。
両側がトーストしてあるマフィンと違い、クランペットは底になる片側だけ。
つまり底がカリッと固いので、トッピングをいろいろ頼んだ時はナイフとフォークがあるといいと思いますが、私の頼んだ素朴なのは手でもって食べるのが一番です。
カシッとかじりとってシャクシャク噛むところへバターと蜂蜜の味が溶け込んで来ます。
メリー・ポピンズだと、クランペット売りが来ているけれど要るかと言われた子供達が、かなり一所懸命に欲しがる様子が描かれています。
食べつけていない私にはそこまでの美味しさは分かりませんが、いつもの朝ごはんという感じで、また食べたくなる味だと思いました。
この店はもともとクランペットと紅茶から始めたそうですが、エスプレッソやラテなどコーヒー系もありますし、オレンジジュースは頼むとその場で絞ってくれます。
今度行く時は卵やチーズなど、なにかのせたものを頼んでみようと思います。
The Crumpet Shop
1503 1st Ave, Seattle, WA 98101
PH: (206) 682-1598
月〜金7:00 am - 3:30 pm
土〜日7:30 am - 3:30 pm
最終オーダー3:00 pm
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