ウォーターフロントの整備とゴンドラ計画

公開日 : 2014年03月08日
最終更新 :
筆者 : Eko

去年の7月の記事「トンネルプロジェクト」で紹介させていただいた、ウォーターフロントにトンネルを掘ってハイウエイを通し、今ある水辺添いの高架を取り去るという大工事、掘進機のバーサに修理が必要になり難航中です。

ただプロジェクトの日程に合わせて他の色々な工事も進んでいるので、早く遅れた分を取り戻せるようになるといいですよね。

色々な工事のうち、パイクプレース・マーケットに関するニュースが昨日発表されました。

pikeplace.JPG

今は建物の裏がバイアダクトと呼ばれる高架橋にぐるっと巻かれたようになっているところ、高架が取り去られれば障害物がなくなるため、6千500万ドルをかけてウォーターフロントへ直接出られるような構造にし、水族館のほうまで遊歩道でつなげるようにするのだとか。

確かに海の方からバイアダクトを見ると、これが無くなったら本当にスッキリと風通しがよくなり、人の流れが激変することだろうと思います。

今年の秋から着工、2016年の新装オープンを目指しているそうです。

今週はもう1つウォーターフロント整備に関して発表がありました。

2012年にオープンした観覧車、シアトル・グレイト・ウィールですが、そのふもとからダウンタウンにあるコンベンション・センターまでをゴンドラ、つまりロープウェイで結ぶ計画があるのだそうです。

Seattle_Wheel.JPG

ダウンタウンの町並みがバイアダクトでせき止められた前に水際の観光施設がある感じですから、無くなったらゴンドラも通せるでしょう。

ポートランドでトラムと呼ばれるロープウェイがウォーターフロントと大学を結んでいて便利だそうなので、出来るならちょっと楽しみですね。

ただニュースによれば8人乗りのものを何機も下げ、定点から見て20秒に1台が通りすぎる計算だそうなので、窓が大きいデザインのオフィスビルやアパートがたくさんある通りを運行する事になるはずですから、プライバシーの点で大問題ありです。

こちらの案件については、これから何度も説明会が開かれる事でしょう。

それにしてもパイクプレース・マーケットの大々的改築と聞いて、古くて温かみのある、ちょっと怪しげな雰囲気が一掃されて綺麗になってしまうのかと心配しましたが、表側は変わらないようで安心しました。

でも見慣れた町並みが変わってしまうのは、やっぱりちょっと寂しいかも。

工事中はいろいろと不便もあるでしょうし、パイクプレースを懐かしんでまたもう1度と思っている人達に、ぜひこの夏に来るように伝えなければと思います。

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