シアトルオペラのバックステージ・ツアーに行ってきました

公開日 : 2014年10月07日
最終更新 :
筆者 : Eko

秋から始まる芸術の季節。

先日、シアトルオペラの今シーズンの演目紹介を兼ねたバックステージ・ツアーに行ってきました。

OperaHouse.JPG

右側の建物がオペラハウスで、マカウ・ホールという名前です。

夜になると上から下がっているスクリーンから舗道がライトアップされて綺麗なんですよ(^^)

私がシアトルセンターに入ったスペースニードル側はマカウ・ホールから見ると裏手だったらしく、何もイベント表示がないけど、と思っていたら、

SeattleOperaKickOffSign.jpg

一番向こうまで歩いて行くと、ちゃんと看板が立っていました。

入り口で出迎えてくれる、天井からのオブジェ。

OperaHouseObject.jpg

2階の踊り場からのロビー風景。

OperaHouseLobby.JPG

今シーズンはギリシャ神話を題材にしたヘンデルのオラトリオ「セメレ(Semele)」というのを音楽劇として上演します。

誰もが知っているというようなポピュラーな演目ではないせいか、紹介に一番力が入っていました。

SemeleDisplay.jpg

コスチュームデザインのディスプレイ。

こういうのは嬉しいですね。

SemeleCostume.jpg

こちらは今月上演のモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)」の衣装。

10月はハロウィーンの季節ですし、地獄から現れるゾンビ達がホラー映画さながらのメイクで現れるそうです。

DonGiovanniCostume.jpg

新年早々上演のヴェルディの「トスカ」の衣装設定と、歌姫トスカのドレス。

ToscaCostumeDisplay.jpg
ToscaDress.jpg

このドレスは本当に素敵で、大勢の人達が写真を撮っていました。

さてバックステージ・ツアーですが、華やかな表側と打って変わって非常階段のようなスタッフ専用口をくぐり抜けていくので、ちょっとドキドキ。

レクチャーでは主に舞台上の特殊効果の説明と実演を見学しました。

こちらはドライアイスをふんだんに吹き込んで、ドン・ジョヴァンニが奈落の底へ落ちるシーンの実演。

DonGioSmoke.jpg

「トスカ」の最終シーンで主人公のトスカが城壁の上から身を投げるシーンの実演。

分厚い着地マットを敷いていても怪我をすることもあるそうです。

BkstageToscaFall.jpg

「トスカ」ではクライマックスに銃による処刑シーンがあるので、その実演。

こめられる弾丸は飛び出さずに音がするだけに細工されていますが、ライフルは本物をそのまま使うそうです。

BkstageToscaRifle.jpg

最後に雪の演出。

この穴あきの幕の、吊るされた両端を交互に上下させることで自然な降り方を調節するそうです。

BkstageSnow.jpg

歌舞伎だと上で竹製の雪籠を揺するんですが、こんな簡単な装置でいい雰囲気が出るのは意外でした。

今シーズン第1弾の「ドン・ジョヴァンニ」は今月18日が開演です。

とても楽しみです。

Seattle Opera

McCaw Hall at Seattle Center

321 Mercer St, Seattle, WA【地図

(206) 389-7600

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