シアトルオペラのバックステージ・ツアーに行ってきました
秋から始まる芸術の季節。
先日、シアトルオペラの今シーズンの演目紹介を兼ねたバックステージ・ツアーに行ってきました。
右側の建物がオペラハウスで、マカウ・ホールという名前です。
夜になると上から下がっているスクリーンから舗道がライトアップされて綺麗なんですよ(^^)
私がシアトルセンターに入ったスペースニードル側はマカウ・ホールから見ると裏手だったらしく、何もイベント表示がないけど、と思っていたら、
一番向こうまで歩いて行くと、ちゃんと看板が立っていました。
入り口で出迎えてくれる、天井からのオブジェ。
2階の踊り場からのロビー風景。
今シーズンはギリシャ神話を題材にしたヘンデルのオラトリオ「セメレ(Semele)」というのを音楽劇として上演します。
誰もが知っているというようなポピュラーな演目ではないせいか、紹介に一番力が入っていました。
コスチュームデザインのディスプレイ。
こういうのは嬉しいですね。
こちらは今月上演のモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)」の衣装。
10月はハロウィーンの季節ですし、地獄から現れるゾンビ達がホラー映画さながらのメイクで現れるそうです。
新年早々上演のヴェルディの「トスカ」の衣装設定と、歌姫トスカのドレス。
このドレスは本当に素敵で、大勢の人達が写真を撮っていました。
さてバックステージ・ツアーですが、華やかな表側と打って変わって非常階段のようなスタッフ専用口をくぐり抜けていくので、ちょっとドキドキ。
レクチャーでは主に舞台上の特殊効果の説明と実演を見学しました。
こちらはドライアイスをふんだんに吹き込んで、ドン・ジョヴァンニが奈落の底へ落ちるシーンの実演。
「トスカ」の最終シーンで主人公のトスカが城壁の上から身を投げるシーンの実演。
分厚い着地マットを敷いていても怪我をすることもあるそうです。
「トスカ」ではクライマックスに銃による処刑シーンがあるので、その実演。
こめられる弾丸は飛び出さずに音がするだけに細工されていますが、ライフルは本物をそのまま使うそうです。
最後に雪の演出。
この穴あきの幕の、吊るされた両端を交互に上下させることで自然な降り方を調節するそうです。
歌舞伎だと上で竹製の雪籠を揺するんですが、こんな簡単な装置でいい雰囲気が出るのは意外でした。
今シーズン第1弾の「ドン・ジョヴァンニ」は今月18日が開演です。
とても楽しみです。
Seattle Opera
McCaw Hall at Seattle Center
321 Mercer St, Seattle, WA【地図】
(206) 389-7600
ランキングに参加しています。
クリックしていただくと励みになります。いつもありがとうございます。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。