[お題]手軽に買えるデリのご飯ものは、かな〜りイケてない、かも...
時間のない時のランチなどに、何かのついでに気軽に買えて実のあるコンビニ弁当。いいですよね。
アメリカでそれに相当しそうなところはと考えると、総合スーパーのデリが似ていると思います。パックになったサンドイッチや軽食も並んでいるし、セルフのスープスタンドにサラダバー。フライドチキンやフィッシュ&チップスにピザの類。店によってはテイクアウトメニューで簡単な調理もしているところもあります。
そして最近の流行りはお寿司屋さん。専門の人が中に1人2人いて、ケースに並べるセットを作るかたわら注文にも応じてくれます。もちろんキチンとした寿司店に比べるべくもなく、アメリカ独特の巻物が主流ですが、ちゃんと和風の握りも並んでいるところ、昔から日本人がたくさんいる土地柄だと感心します。
さて今月のお題『丼物・ご飯もの』。
このごろはショッピングモールなどのフードコートでも、アジア系の店なら丼型の使い捨て容器にご飯を盛り、その上におかず一品をのせる「ライスボウル」なるものを供するようになりました。メニューに載せている店もありますし、「本日のライスボウル」としておかずが決まっている店もあります。お米が主食のインド系やメキシコ系の店も同じようなものを出しています。
でも、もともとそういう文化の丼物を紹介しても面白くないですから、シアトル発祥の総合スーパー、フレッド・マイヤーのアメリカンなデリをのぞいてみましたら、ありました、ありました。
左がサウスウエスト風チキン丼、右がテリヤキ味チキン丼。
サウスウエストというのはメキシコ国境に近いテキサスやアリゾナ、ニューメキシコなどの地域で、テキサスのテックス・メックスに代表されるメキシコ料理の影響を色濃く受けた料理のことです。横から透かしてみると、長粒米の上にサルサやブラックビーンズがチキンと一緒にのっています。
ラベルにあるホワイトミートというのは鶏胸肉やササミの部分のことで、脂肪分が少ないためアメリカ人が好んで食べる部位です。
そしてテリヤキのほうは、どうもテリヤキ味がついているのはご飯のほうで、鶏肉はグリルしただけのような色合い。レタスを敷いて、和風だからなのか青ネギがたくさん。
申し訳ないけれど、超おいしくなさそう...
いつもでしたら1つ買って中をお見せするところですが、すみません、手が出ませんでした。
でもお昼前に行ったせいか結構な人気で、私が見ているうちに次々とはけて行きました。
アメリカのオフィスの休憩室には必ずといっていいほど電子レンジがあるんですが、このケースだと温められないから、このまま食べるのかなー。それとも共有の食器もあるオフィスも多いから、お皿に移して温めるのかなー。ああでも、サウスウエスト丼の場合、サルサは生野菜ですから温めたらダメですね。やっぱり冷たいご飯をチキンサラダ感覚でボソボソと食べるんでしょうね。
なんて、いらない心配をしてしまいます。
ちなみにこれが並んでいた冷蔵ケースは、お寿司のカウンターの真向かいにあります。ここはお米も「ひとめぼれ」を使っているし、稲荷寿司やカリフォルニア巻きは、ダウンタウンの日系スーパー宇和島屋のデリより美味しいです。
隣同士で作っているのにここまで違うんだと感心するとともに、やっぱり「ご飯もの」はお米が主食の国のものだけにしておこうと、あらためて思いました。
(10月お題"丼物・ご飯もの")
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