シリーズ「シアトルのご当地ハンバーガーを食べよう」②『Dick's』編
▲シアトル市民に愛されるローカルのチェーン「Dick's」
こんにちは、シアトルより榛菜(はるな)です!
不定期シリーズ「シアトルのご当地ハンバーガーを食べよう」の第2回目です。今回は、シンプルでおいしい、しかも庶民に優しい価格で知られる、「Dick's」(ディックス)を取り上げたいと思います。
安いからと言って、決して侮るなかれ。2019年、マイクロソフトのビル・ゲイツがほかのお客に混じってディックスの列に並んでいるところが激写されています。この出来事を紹介した新聞記事の見出しには「世界で一番リッチな人間のひとりであってもディックスのハンバーガーが好きなようだ」とありました。ありとあらゆる美食を堪能してきたであろう彼でさえ、このお店に戻ってくるようです。
ディックスの特徴は、「シンプル」のひと言に尽きます。
ハンバーガーの種類も、基本的にはハンバーガー、チーズバーガー、スペシャル、デラックスのみ。
サイドにはポテト(1種類・ワンサイズ)、シェイクはバニラ、苺、チョコレートの3種類。あとはアイスクリームとドリンクがあるだけです。
ファストフードが無性に食べたくなるときってありますよね。そんなとき、ディックスだと悩む時間さえも省いてくれるので即決できそうです。
今回は、一番豪華なデラックスにしてみました。
と言っても、挟んであるのはミートパティ(2枚)、チーズ、レタス、マヨネーズ、ピクルスのみです。ここでも余計なものは一切加えないというスタンスが貫かれていますね。
店舗によって値段は異なりますが、一番高いところでも$4。プレーンハンバーガーなら$1.8。前回紹介したお店では、バーガーひとつが$16~20前後だったので、ハンバーガーとひと口に言ってもいろいろなものがあることがよくわかりますね。サイドにはポテトをつけました。
デラックスを実食してみます。
バンズはふわっとソフトなタイプです。写真で見て確認できるかと思いますが、お肉もチーズもバンズからはみ出るぐらいにたっぷり使われています。マヨネーズ+ピクルス+レタスで味のアクセントも楽しめます。確かに、このコンビネーションでちょうどいい具合に完結しているので、ほかには何もいりません。これだけで十二分に満ち足りた気持ちになります。奇をてらったところは一切なく、これぞ古き良きハンバーガー、と言えます。
▲「デラックス」
ポテトは、「手でカットされたものを上質な植物油で揚げています」と入れ物に書かれていました。
ジャガイモの皮がついていて少ししなっとしたタイプなので、好みは分かれるかもしれません。
私はカリッとしたものよりもこちらの方が好きなので、個人的にはとても気に入りました。
▲ポテト
なかなかのボリュームですが、ペロリと平げてしまいました。「あー、満足」と思わず漏らしたくなります。
別の機会にシェイクをいただいたのですが、こちらも「まさにシェイク!」というこってり濃厚な甘さが、しょっぱいバーガーとポテトによくマッチしました。
「カロリーなんて気にしない!」という方は、ぜひ一緒に注文してみてください。
以上、素朴なハンバーガーが食べたい!という気分のときにおすすめのご当地バーガー屋さんでした。
■Dick's Queen Anne店
・住所: 500 Queen Anne Ave N. Seattle, WA 98109
・開催時間: 10:30~翌2:00
・定休日: なし
・URL: https://www.ddir.com
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