シアトルで探す絶品シュトレン!① -ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!前編-
シアトルで探す絶品シュトレン!①
-ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!前編-
みなさんこんにちは!
シアトル特派員のシュローダー 彩です!
さて、皆様まだ覚えていらっしゃるでしょうか?
前回のシカゴ旅行での珍事(!?)で、私の中のシュトレンに対する思いが熱くたぎらせられたことを。
その後シアトルに舞い戻り、一見平和に日常を送っているかのように見られたかと思われる私ですが、
実は水面下では、毎日シアトル中のそれどころか、ワシントン中のシュトレンを探し求めて、
あらゆるドイツ菓子店やドイツのベーカリーをリサーチしておりました。
以前お伝えしたことがございますが、ワシントン州は日本の国土の1/2の大きさです。
つまりしつこく言わせていただくと、日本の半分が入る大きさなのです。
それなのになんとか、
リサーチにリサーチを重ねて見つけられたドイツ菓子とドイツのパンを取り扱うお店はとても少なく、
さらにそこから、シュトレンを取り扱うお店を絞り出したところ、なんと、10本の指に満たない数でした。
しかし、アメリカでここまでマイナーであるにもかかわらず、作り続けているというだけあって、
お店の方々の意気込みや愛情も相当なものなのでしょう。
そしてついに!念願叶って見つけたのです、シアトルでもドイツに負けないほど美味しい、
このために来年もシアトルに住み続けなければならないと思わせる私好みのどこを取っても頭がさがる、
絶品のシュトレンたちを!!!
調べていくうちに、
シアトルに住むドイツの方達向けのウェブサイトで紹介されているドイツの方お墨付きのベーカリーや、
お店のHPからひしひしと伝わってくる思いや手の込んだ作業、
生半可ではないシュトレンに対する情熱と、シュトレンそのものの歴史を振り返るところから始まる、
深い理解と思い入れがビシバシと伝わってきたシアトルにある数少ないシュトレンのお店たち。
そんな、シュトレンを製造している数少ないお店の中でも、
私の心を揺さぶるシュトレンを製造しているとおもわれるお店を絞り、
食べ比べさせて頂くことにしました。
それぞれ3店舗とも、全く違うお店のオリジナルのレシピで作られているのでしょう。
どのお店も形、味、食感、全てが目に見えて違います。
こうなると、あとは好みの問題になってくるのだと思いますが、
自分の中で「この3つは絶対食べてみて頂きたい!」というものをあえて厳選しました。
さて最初の1店舗目、こちらはスカンジナビアのベーカリーなのですが、
ドイツ菓子やイタリアのパンなども取り扱っていて、
このエリアの高級住宅街の奥様方の間で口コミで名の知れた落ち着いた大人の雰囲気の名店です。
このお店のパン、見るなり私はドイツの菓子パンだ!!と叫びたくなってしまったほど、
どれもこれも、ドイツのパン屋さんでよく見かけ、
毎朝食べていたものにそっくりなパンが並んでいて、軽く興奮状態になってしまいました。
シックで美しく、見やすく整頓されたショーケースには、デンマークの伝統的なパン、
デニッシュがずらりと並び、中にはシュネッケ(Schnecke/ドイツ語でカタツムリの意味)にそっくりの、
グルグル渦巻き状になった上にたっぷりのアイシングとクランブル(そぼろ状のクッキー生地)をまぶした、
ドイツでよく見かけた懐かしいパンも。
そしてショーケースに見惚れていると、
お店のマダムが「何か質問があったら遠慮なく聞いてくださいね」と言ってくれます。
味見に、と差し出されたデニッシュパンは、マジパンを引いた上にシナモンの聞いたアップルの乗った、
まさしくドイツで食べたパンの味です!
(探しても探しても出会うことができなかったパン、ここにあったのね!!)
喜びに胸を躍らせつつ、マダムにシュトレンについて尋ねると、ありました!
そして、シュトレンは2種類のサイズが用意してあるとのこと。
シュトレンは大きい方でも小ぶりなサイズで、1Kgに満たない750gでした。
なので、もちろん欲張りの私のこと、大きい方を進んで自ら購入します。
さて、次回はいよいよ実食です!-つづく-
"連続クリスマスカウントダウン企画"と題し、
本日から連続で毎日シュトレンに関する記事をアップしていきたいと思います。
さて、明日は後編「シアトルで探す絶品シュトレン!①
-ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!後編-」をお送りします!
お楽しみに!
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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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