シアトルで探す絶品シュトレン!③ -ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!前編-
シアトルで探す絶品シュトレン!③
-ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!前編-
みなさんこんにちは!
シアトル特派員のシュローダー 彩です!
前回、前々回と引き続き、たくさん食べ歩いたドイツの正真正銘の美味しいシュトレンに勝るとも劣らない、
シアトルの絶品シュトレンを追い求めてご紹介してきた第三弾、今回がついに今年のシュトレンの完結編です。
最後にご紹介するのは、私が本当は本当に教えたくない夢中になっているシュトレンを作る、
シアトルの中でも絶品の、極上のペイストリー&パティスリーの名店です。
このお店、何を隠そうそもそもシアトル内でも有数の、指折りのフレンチケーキとペイストリーのお店で、
店内はいつも大・大混雑しています!!
列を作って待つのが当たり前の店内では、
土日は特に商品のショーケースの中が人気のものから飛ぶようになくなってしまうため、
いつ訪れてもほとんどスカスカの状態になっています。
雨足の強い、凍えるような寒い日だと言うのに、
「何としても、この店のシュトレンをもう1本確保しておきたい!」と主人にせがみ、
買いに行かせるほど魔性の味を持つこのお店のシュトレン。
そう、実のところ私、こちらではすでに1.25kgのシュトレンを2本購入していて、
しかも、最初の1本目は約6日で平らげてしまいました。
さて、ここで時は最初の訪問時に遡ります。
最初にHPで確認し、あまりにも美味しそうな美しい写真と、
その古典的で私好みのシュトレンと思しき説明書きに、予約のためにお店へと訪問すると、
まさかの私のお目当てであるこのお店のシュトレンが、ちょうどまさに出来上がったばかりでした。
店員の情勢にシュトレンについて尋ねると、後ろのラックに冷ましてあるシュトレンを指差し、
「少し待っていただければ持ち帰れますよ〜」との返事が返ってきました。
「カフェでは、来週からスライスしたものを買うこともできるようになりますけど、
本当に丸ごと1本でいいんですか?」と言われ、丸ごと買う人ちょっと珍しい様子でした。
待っている間に、以前からこちらのお店のフレンチペイストリーが絶品!
と話題になっていたのを思い出し、見るからに美味しそうな私の大好物、
「クロワッサン・オ・ザマンド」を注文します。
惜しみなく使われたバターが黄金色の美しい完璧な焼き具合を作り、
鼻先を近づけただけで、かぐわしいバターの香りを漂わせます。
大きな口を開けて、見事な層になっている角からがぶりといただきます。
乾燥した落ち葉のように勢いよく音を立てる重なり合った生地と、
同時にワッと口の中に広がる本物のバターの旨味。
そして2口目には、店員さんに手渡された時から感じていた、
安っぽいケチで名前だけの「もどきクロワッサン・オ・ザマンド」にはない、
ずっしりと重たい身の詰まった手応えの正体である、たっぷりの
「クレームダマンド(フランス菓子で使用するアーモンドパウダーを使った焼成用クリーム)」が、
本当に気をつけないとこぼれ落ちてしまうほど、たっぷりと惜しみなく詰まっていました。
本場パリで食べ歩いた美味しさにも全く引けを取らない美味しさに驚きつつ、
強いて欲を言っても良いなら、
「発酵バターを使ったらもっと究極に美味しいんだろうなあ〜...」などと、
口の両端にクロワッサンの枯葉をたくさんつけたまま、ぼんやりと考えます。
さて、そんな怪しい私の風体の元に、
先程の店員さんがかわいくせっせとクリスマス仕様にラッピングを施してくれたシュトレンを持って現れました。
クリスマスカラーの赤いセロファンでラッピングされ、
キャンディのように両端をリボンで縛った巨大なシュトレンの包みに、自分が大人であることを一瞬忘れ、
一足早いクリスマスのプレゼントをもらった子供のようにはしゃいでしまいます。
-つづく-
さて、次回はついにこの"連続クリスマスカウントダウン企画"と題してお送りしてきたシュトレン探しの旅の最終章、
「シアトルで探す絶品シュトレン!③ -ドイツのクリスマス伝統菓子・シュトレンを求めて!後編-」
...のちょっとその前に?
「シアトルで探すお手頃シュトレン!番外編 -お手頃価格のドイツ製輸入シュトレン-」
をお送りします!
お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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