-シアトルで頂く、メキシコの絶品ケーキ「トレスレチェ」とタコス!-
-シアトルで頂く、メキシコの絶品ケーキ「トレスレチェ」とタコス!-
皆さんこんにちは!
シアトル特派員のシュローダー 彩です。
本日も前回に引続き、場所はシアトルのフリーモント地区からお届けします。
さて今日ご紹介するのは、私が数年前アメリカで、初めて出会った未知のケーキ「トレスレチェ」です。
この名前を聞いてピン!とくる方は、日本では少ないのではないでしょうか?
この「トレスレチェ・ケーキ」はメキシコ(中央アメリカ発祥という説もある)の定番デザートで、
アメリカで大変人気があります。
「三種類の牛乳を使ったケーキ」という意味を持つこのケーキは、あえてわざと長め、
または強火で焼いて乾燥気味にさせたスポンジケーキに、
無糖練乳・加糖練乳・クリームを合わせたものを、たっぷりとひたひたになるまで生地に
しっかりと染み込ませるという、一風変わった手法が用いられたケーキです。
(写真は数年前にシカゴで頂いたトレスレチェ・ケーキ専門店のトレスレチェケーキ)
最初にこのケーキの説明を受けた時は正直
「ええ?!コンデンスミルクと生クリームの海に浸しちゃうの〜!?
それって、カロリーも凄そうだけど、クドくて重くて、胸焼けもしそう
...本当に美味しいのかしら??」
と思ってしまいました。
しかし、いざ食べてみると全くクドさはなく「どれほど甘ったる〜いケーキなのかな?」
と思っていた私が拍子抜けしてしまうほど、さっぱりとした甘さで美味しく、
大きな一切れはあっさりとお腹の中に収まりました。
(写真手前/数年前にシカゴで頂いたベーシックなトレスレチェ。写真奥/チョコレートクリームのトレスレチェ)
それから永らく忘れて(日本にいる間は食べられないと思っていたので)いたこのトレスレチェ・ケーキ。
ところが、フリーモントを散策中、異国情緒あふれる極彩色の華やかな外観につられて、
ランチに入店したメキシコ料理店のメニューを見ていると...「あ!」と、偶然にも発見してしまったのです!!
これにはもちろん、私の食いしん坊の腕(お腹)が鳴るわけですよね!
ケーキが2人でシェアできそうな大きさということなので、最初はタコス食べたさに入店したのですが、
タコスは1つずつアラカルトで頼めるものを選び、2つだけに絞って控えめ(?)に。
選んだのは私の大好物の「カルニタス・ポーク(豚肉に塩とハーブやスパイスを擦り込んでじっくり蒸し焼きし、
フォークや手などで裂きほぐして頂く肉料理)のタコス」と、「カルネ・アサダ(牛肉をレモンや塩胡椒、
スパイスを擦り込んでオリーブオイルなどのマリネ液につけておいたものをグリルした肉料理)のタコス」。
早速やってきたタコスさん達、上に乗っているのは生の玉ねぎのみじん切りとたっぷりのシランチョロ
(コリアンダーのこと)です。ソースは辛いものをお願いしましたが、私には辛さが物足りず、
卓上にあった備え付けのメキシコの辛いソースを追加していただきました。
アメリカではタコスが2枚重ねとそうでないお店があるのですが、こちらのお店が2枚重ね派なのが
タコスは断然!2重派!!の私には嬉しいポイントです。
ただお皿にちょっと、ちょこっとでいいので、彩りのサラダかお豆、
せめてトルティーヤチップスでも添えられていて欲しいかなあ〜...なんて、わがままを思ってしまったりして。
...さてさて、これをささっと平らげて、来たるデザートに心の準備を整えます。
ちらちらと店内を見渡しながら待っていると、やってきました!
お久しぶりの「トレスレチェ・ケーキ」です!!
以前頂いたお店のトレスレチェ・ケーキとは風貌も違って、
かなりオシャレさんなこちらのお店のトレスレチェ・ケーキ。
中央に置かれたケーキで分け隔てられた2色のデザートソースは、
「クレームアングレーズ(カスタードクリームとほぼ同じ工程と材料だが小麦粉が入らないため、
とろみが少ないクリームのような舌触りのデザートソース)と塩キャラメルのソース。
上に乗っているのは粉糖でおめかしされたローストココナッツです。
ケーキにはラム酒と塩キャラメルを浸して、と書いてありましたが全く強くはなく、風味付け程度です。
むしろ塩キャラメルの風味が強いくらいでした。
以前頂いたお店の素朴な美味しさのものとは良い意味で全く違い、
ふんわりときめ細やかなスポンジをベースにしているので、
クリームをたっぷりと吸い込んだ生地は口の中でフワシュワ〜とほどけるような食感です。
個人的に、塩キャラメルソースはもう少し焦がした苦味の強いものが好みですが、
クレームアングレーズの優しいまろやかな甘さはこのケーキとの相性抜群!!そのままでも美味しいケーキを
色々な工夫で最後まで飽きることなく楽しませるアイディアも素晴らしいと思いました。
美味しくてボリューム満点、マスコットキャラの愉快な店長さん(オーナーさんかな?)がいらっしゃる
私達夫婦お気に入りのタコスのお店には、このお店のタコスはかなわないけれど、このトレスレチェ・ケーキと、
まだある美味しいデザートを目当てに、こちらのお店にはまた是非、来訪するつもりです!
【 EL CAMINO 】
所在地:607 NORTH 35TH STREET SATTLE, WA 98103
営業時間:ランチ AM11:00 - PM3:00(毎日)
ブランチ AM11:00 - PM3:00(毎日)
ディナー PM4:00 - PM10:00(日〜木)
ディナー PM4:00 - PM11:00(金〜土)
定休日:なし
さて次回も、アメリカ・シアトルの情報を、 在住者の目線を通してお伝えしていきたいと思います!
お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
「地球の歩き方」で様々なシアトル旅行プランを案内していますので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。