-日本にはまだ?ラクトースフリーの美味しいヨーグルト!前編-
-日本にはまだ?ラクトースフリーの美味しいヨーグルト!前編-
皆さんこんにちは、シアトル特派員のシュローダー 彩です!
さて!今日ご紹介したいと思うのは、シアトルのローカルの美味し〜いヨーグルト!は数あれど、その中でも、
日本ではまだないと思われる「ラクトースフリーの美味しいヨーグルト」を作っているクリーマリー
(酪農場、乳製品の製造所、販売店のこと)です。
まずみなさんの中にはここで
「ラクトースフリーってなに?」
と首を傾げられる方も少なくないはずでしょう。
日本ではまだまだ馴染みのない商品なだけに、普段の生活でなかなか触れる機会のない言葉かと思います。
なので、ここでは「ラクトースフリー」がどんなものであるのか、そこからキチンとご説明いたしましょう!
そもそも「ラクトースフリー」とは「フリー」という言葉が後ろに付いているだけあって
「ラクトース」というものが「含まれていない」ということを意味します。
もう少し私たちにも聞き慣れた言葉でわかりやすく例えると、
「グルテンフリー」や「カフェインフリー」と似たような意味を持つ言葉だとお考えください。
この「ラクトース」というのは「乳糖」のことで、
日本で勘違いされやすいのが「乳に対するアレルギー」ですが、これとは全くの別物です。
母乳や牛乳、植物ではレンギョウに多く含まれている、
ガラクトースとブドウ糖が結合した2糖類で、要は栄養素のことです。
この、「ラクトース」を分解する機能が生まれつき弱い、または備わっていないなどで
体内での分解・消化がうまくいかず、お腹が痛くなってしまったりするなど、
不快な症状を引き起こしてしまうのが「乳糖不耐症」という病気です。
遺伝的には、日本人の約80%の人々がこの「乳糖不耐症」である可能性がある、
とも言われているようですが、自覚されていないままのことが多い、ともと言われているそうです。
そしてこの「ラクトースフリー」というのはその名の通り、
このような不快な症状を引き起こす原因である「乳糖」を「完全に分解した状態の乳製品」であることを指します。
乳製品を毎日のように食べる習慣のある欧米文化の食事では、
やはりこの症状に悩む人々への代替食品が必要不可欠になってきます。
欧州やアメリカでは、牛乳以外の選択肢も幅広く、ナッツや米、麦、豆に至るまで、
植物由来の乳に変わる代替飲料がスーパーでも数多く取り揃えられていますが、
乳製品の企業だって負けてはいません。
それが先に紹介した「ラクトースフリー」の乳製品のことですが、
これも現在では様々なクリーマリーのものが出回っています。
そして、最近私が気になっていたのが、日本では全く見たことがなかった
「ラクトースフリー」の「ヨーグルト」という存在でした!
どんなものなのだろう?とシアトルに越してきてからずっと気になってはいたのですが、
シアトルのスーパーに陳列されているヨーグルトや乳製品の数はあまりに種類が豊富で、
新作もどんどん出てくるため、なかなかチャレンジする機会に恵まれませんでした。
しかし今回、この「Yami yogurt」が、シアトルの地元クリーマリーであると知ったのがきっかけとなり、
ようやっと、私の中で「これは試さなくてはならん!」と重い腰を上げるきっかけになったのです。
パッケージがどこか懐かしい、日本の昭和レトロっぽい雰囲気を持っているのが
「Yami yogurt」の最初の手にした時の第一印象でしょうか。
今やヨーグルトというよりも、カップデザートのようなおしゃれなデザインやフレーバーがひしめく
欧米のヨーグルトコーナーにあっては、かなり古風な存在感を放っています。
一緒に今回比較のために購入してみたのがカリフォルニア発の「GREEN VALLEY ORGANICS」のもの。
こちらのブランド商品はこのヨーグルト以外の、
バターなどの全ての乳製品も「ラクトースフリー」という徹底ぶりです。
パッケージの爽やかな若草色がトレードマークがかわいいヨーグルトですよね。
さて、基本的にフルーツソースが底に潜んでいる「フルーツ・オン・ザ・ボトム」スタイルのヨーグルト
が好みの私ですが、今回購入したのは「Yami yogurt」から底の部分にソースが入っているタイプと、
ヨーグルトとフルーツの果肉やソースがブレンドされた各1種類ずつ、
「 GREEN VALLEY ORGANICS 」からは1種類の計3品です。
まずはワシントン州、お隣はオレゴン州!だからこそ!のフルーツを使った
「Yami yogurt」の「フルーツ・オン・ザ・ボトム」スタイルのヨーグルト
「マリオンベリー※」からいただいてみることにしましょう!
(写真上/手前:シアトルのファーマーズマーケットで購入した完熟の「マリオンベリー※」/奥:ラズベリー)
(※「マリオンベリー」:1956年にお隣オレゴン州で開発・発表された、複雑に品種を掛け合わせて作られたベリー。
収穫は7月10日から8月10日とされる。このベリーが持つ独特の風味は
「ブラックベリーの品種の中のカベルネ・ソーヴィニヨン」とも賞賛されるほどだそう。
確かに、味はベリーというよりも赤ぶどうや完熟したブラックチェリー、
気品あるヴァイオレットの花の蒸留水のような高貴な香りを放つ。)
さて、気になる「ラクトースフリー」ヨーグルト達の気になるそのお味と中身とは??
続きは次回!実食タイムの「-日本にはまだ?ラクトースフリーの美味しいヨーグルト!後編-」でお送りします!
お楽しみに!
もし、この記事でシアトルにちょこっとでも興味がわいて、旅行してみたいなと思われたら、
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♦記事執筆者:シュローダー 彩(HP:http://ayaschroeder.wixsite.com/ayacafeseattle)
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