ソウル観光ガイド

Seoul

韓国の首都ソウル。「ソウル」というのは固有の韓国語で「みやこ」という意味。1394年、李氏朝鮮を建てた李成桂が都をここに移してから漢陽、漢城、京城、ソウルと名前を変えつつも600年間都の座を守ってきた。現在の人口は1030万人弱だが、周辺の市を合わせた首都圏で考えると実に韓国全体の4分の1にあたる人口がソウルに集中している。 三方を山に囲まれ、漢江という水にも恵まれたソウルは風水上もよい場所であるとされる。古くから発展してきたのは王宮を中心にした漢江の北側・江北エリア(明洞、鐘路など)だが、1970年代の高度成長以降は漢江の南側・江南エリア(狸鴎亭洞など)に発展の中心が移っている。 観光客にとってもソウルは魅力的な都会だ。「見る・買う・食べる」の3大要素がすべて詰まっているし、地下鉄が網の目のように張り巡らされているのでどこにでも簡単に行くことができる。地方へのアクセスも非常に充実しており、飛行機や鉄道、高速バスを上手に使えばかなりの地方都市へも直行することが可能だ。