梨花女子大学でごはんを食べよう!

公開日 : 1999年03月27日
最終更新 :

 韓国を代表する名門女子大の一つ梨花女子大学は、地下鉄2号線梨大入口(イデ イック)の駅で降り、原宿を思わせるブティック通りを抜けたところにあります。小さな服屋が軒を連ねるこの通りには、ソウル中の中高校生が集まります。目移りするほどの山のような服や小物と若者の熱気が入り乱れ、この街はいつも喧噪に包まれています。 そんな中、足早に通りを突き進む女子大生のきりりとした姿があります。喧噪の通りを抜けると、大きな森が目の前にあらわれます。梨花女子大学はこの静かな森の中にあります。 今の季節、レンギョウ、モクレン、ヤマツツジが花冷えの中、春を待っています。都会のオアシスのようなこの森は、一年を通じて季節の花を楽しめるところです。わたしも大学院時代からこの大学に通いながら、韓国の四季の美しさを感じてきました。森のあちこちにお気に入りの隠れ家をつくり、本を読んだり、昼寝をしたり、こっそり缶ビールを飲んだこともありました。規律の厳しいこの女子大では、校内での喫煙、飲酒は取り締まりの対象なのです。そう、大学生は結婚だって認められていません。結婚=退学の規則に反対するデモもよく開かれます。  ソウルの街の観光に疲れたら、キャンパス見学はいかがでしょう。のんびり散歩を楽しんだり、博物館をのぞくのも、息抜きになるでしょう。女子大ですが、最近大学院への男性の入学が許可され、韓国語コースに通う外国人も多いので、男性の出入りも自由になりました。 キャンパスに足を運んだら、ぜひ訪れて欲しいのが食堂です。正門から階段を上り教会を越え、裏門方面に歩くと、最近新しくできた学生会館(student union)の建物が右手に出てきます。道を挟んでその向かいにあるオレンジ色の建物に食堂はあります。地下2階が学生食堂で、地下1階が教授食堂です。学生食堂では、韓国的な軽食が格安で食べられます。 また、教授食堂ではとてもおいしい韓国料理がカフェテリア形式で食べられます。毎日メニューが変わり、入り口に実物と値段が展示されますから、言葉がわからなくても大丈夫。食べたいものをトレイに取り、最後に計算します。かなりボリュームのある組み合わせでも500円くらい。ソウルの食堂でもなかなか味わえないおいしさです。ただここはその名の通り、教授や研究員、大学院生向けの食堂です。外国人は大目に見てくれるので、少人数で静かに食べることをおすすめします。特に中心のテーブルは教授専用なので、気をつけてくださいね。

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教授食堂から学生食堂を眺める

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