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韓国/ソウル特派員ブログ 旧特派員 田端 かや

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1999年9月16日

旧暦のお盆の過ごし方


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旧暦のお盆の過ごし方

 韓国はお盆を旧暦で迎えます。毎年日にちが違って、今年は9月24日がお盆になります。したがって、お盆の連休は23日から26日の日曜日までの4日間ということになります。日本のように真夏にお盆があると、夏休み気分で過ごしますが、秋らしくなってからの旧盆というのは、それらしい雰囲気が感じられるものです。韓国ではお盆を「秋夕(チュソク)」と呼び、先祖の霊を慰めるだけでなく、月を眺め、五穀豊穣を感謝する意味もあります。
 たいていの韓国人はこの連休に故郷を訪ね、大家族が集まって、盛大に先祖供養をして、お墓参りをします。このところ新聞では連日お盆特集が組まれ、見ているだけでも気分は盛り上がります。記事の内容は先祖供養の儀式紹介から、供える料理の作り方、物価高の中お供え物をいかに安くあげるか、お盆の贈り物は何が喜ばれるか、今年の伝統衣装韓服(ハンボク)の流行傾向、各企業のお盆特別ボーナスの有無といった話題まで実にさまざま。
 一風変わった記事としては、お盆の行事が既婚女性にとっては重労働でストレスのたまるものになってしまっているので、男性も協力すべきという内容。カラー漫画だけでも、伝統的なお盆の行事が女性にとってはいかに大変かわかります。記事には「我が家のお盆男女平等指数は?」というチェック項目まであり、たとえば「行事は毎年長男の家でする」や「男性中心の花札や酒盛りがある」「子どもへのお小遣いは男の子が女の子より多い」「料理はすべて女性が準備するが、供養の儀式には女性は参加できない」「女性側の実家には立ち寄らない」等の慣習はマイナス点になります。

 女性にとっては頭の痛いお盆でも、全国の高速道路は大渋滞、ソウルの街はがらんと静まり返ります。観光客にとっても、お盆当日とその後2、3日間はデパートや市場、商店街、食堂が休みになり、不便な点もありますが、お盆ならではの楽しみ方を探してみるのもいいでしょう。今回は、がらんとした街中に取り残されないための過ごし方、穴場を紹介します。

1.故宮でお盆の伝統遊びを体験
ソウル市内にある景福宮や徳寿宮等では、伝統的なお盆の遊びを実際に体験できるように道具などが用意される。伝統衣装で着飾ったソウルっ子や家族連れの姿を眺めるのもいい。

2.遊園地でお盆特別ショーを観覧
ロッテワールドやエバーランドなどの遊園地では連休中さまざまなショーやパレードが楽しめる。伝統音楽や伝統舞踊を見物できるいいチャンス。

3.国立民俗博物館や南山韓屋村でお盆の伝統行事再現を見学
お盆に食べる「松餅(ソンピョン)」を実際に作って食べたり、先祖供養の儀式などが細かく再現され、見学できる。

4.漢江(ハンガン)遊覧船に乗る
汝矣島(ヨイド)から蚕室(チャムシル)までのクルーズはいかが?さわやかな秋の風に当たり、ソウル市内を展望できる。汝矣島(ヨイド)の船着場のある公園は今、コスモスが満開。蚕室(チャムシル)にはロッテワールドがあるので、交通の便として利用するのもいい。


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朝鮮日報に載ったカラー漫画。
お盆の過ごし方は男女でこんなに違うのだ。

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カテゴリー イベント・行事・お祭り
1999年9月16日
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    • 特派員プロフィール
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      ソウル特派員
      田端 かや
      1991年3月より韓国在住。大学卒業後、韓国へ語学留学。その後、韓国政府奨学生として梨花女子大学大学院女性学科で学ぶ。韓国人と結婚、一男一女を出産。現在は育児のかたわら、翻訳やライターの仕事をしている。子どもを育てる環境を求め、ソウル郊外へ引っ越し、共同育児運動に参加。現在はソウル在住。関心分野は韓国社会と女性、食文化。

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