要注意!仁川空港からのタクシー

公開日 : 2001年08月30日
最終更新 :

 先日空港からタクシーに乗ってひどい目に遭った。韓国語がわかってもこんな目に遭ってしまうのだから、観光客のみなさん、要注意です。 新しい仁川空港を気分よく抜け出し、いざタクシーに。この日は荷物も多く、バスは無理なので、家の前まで確実に行けるタクシーを選んだ。タクシーは専用乗り場の前でほぼ並ぶことなく利用できるので、本当に便利。でも、空港がオープンしてソウル市内から離れてしまって以来、料金がかかりそうな気がして乗っていなかった。 さて、案の定、一般タクシーは長い列を作り客を待っていた。乗ろうとすると、数人の運転手がやけに親切に荷物運びを手伝ってくれ、どうぞどうぞという感じで後部座席に座らされた。このあたりでちょっとやばい感じはあったが、疲れていたのと荷物も積んでホッとしたのとで、気が緩んでいた。 運転手は車を走らせ始めて、メーターを押した。メーターの数字は1580ウォン。あれ?1300ウォンじゃないの?と思い、運転手に尋ねると、「地域外なので」と言う。「どういう意味?」と尋ねると、「この車は仁川のだから」との答え。とっさに「じゃあ、降りる」と叫ぶが、後の祭り。空港からの道は抜け道などないのだ。「空港に戻って」と怒ると、「またチケットを取って並ぶのは嫌」と言われる。 このチケット、すでに問題になっているのだが、客を空港から乗せるためには、タクシーが順番を待つためのチケットを取る必要がある。これで順番が決まり、客の争奪戦がなくなったのはよかったが、あまりにも長く待たされるので、商売にならないと、チケットの闇取引も盛んだそう。 「なんでソウルの車と仁川の車が同じ列なのか」「だまされたとしか言いようがない」「次からはもうタクシーに乗らない」などどぼやいたが、だんだん面倒になってきて、しかもタクシーは猛スピードで飛ばしていて身の危険を感じるほど。おとなしくしていたほうがいいと判断。文句をいうのをやめて、行き先を告げた。 あまりにも黙りこくって無言の抵抗を続けるわたしたちに運転手も怖くなった様子。しばらくして「行きはいくらだったのか」と聞いてきた。結局、その値段で行ってくれることに落ち着き、一件落着。仁川の地域外メーターはどんどん上がり、最後には60%近い割増料金になっていた。う〜こわ… このようなトラブルを防ぐためには…1、タクシーのナンバーはソウルかを確認2、タクシーは一般タクシーかを確認(コールタクシーが紛れ込んでいることも)3、座ったらすぐにメーターを押させて初乗り料金が1300ウォンを確認4、さらにメーター料金で行くことを口頭で確認(空港専用道路の通行料6100ウォンは別払いです)5、選べるようなら、会社タクシーより個人タクシーが安心。予算があれば模範タクシーがトラブルなどなくていい。 ということで、空港からはバスが絶対おすすめです。どうかくれぐれもお気をつけて。

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