ソウルでのお盆の過ごし方

公開日 : 2001年09月28日
最終更新 :

10月1日は秋夕(チュソク)です。今年は9月29日の土曜日から10月3日水曜日まで連休という人が多いようで、田舎に帰る車の渋滞も多少分散されるとの予想ですが、さて、どうなることでしょう。ソウルで過ごす者にとっては旧盆はどんなものなのでしょうか。わたしは静かで空気の澄んだソウルの街をのんびり歩くのが楽しみです。大都市ががらんとして秋風が爽やかに感じられるのは今だけなのです。最近はお盆だからといって渋滞に巻き込まれながら帰省するのを嫌がり、普段の休日のように過ごす家庭も多くなってきています。数日前のニュースでは、お盆をあまり心待ちにしていない人が4割くらいとの話でした。その理由として、男性は経済的負担を挙げ、女性は家事の負担を挙げていました。うなづける結果です。お盆は、親戚一同大家族に立派なプレゼントとお小遣いなどを配らなくてはいけない支出の多い行事です。供養のためのごちそうや泊りがけで過ごす大家族のための食事の用意など、女性にとっては家事に明け暮れる毎日。で、ソウルでもっと楽しく過ごすには…景福宮などの王宮では、さまざまなお盆の行事を昔ながらに再現しているので、訪れてみるといいでしょう。韓服(ハンボク)の民族衣装を着て行くと無料で入場できるので、この時期は鮮やかな服装を見物できるいいチャンスです。 国立民俗博物館:「世界通過儀礼フェスティバル」(10月3日まで)モンゴル、ウズベキスタンなど中央アジアの遊牧民達の風俗と各種の儀式広場で秋夕の茶礼(先祖を供養する祭祀)再現など昌慶宮(チャンキョングン):朝鮮時代の宮中舞踊と守門将(スムンジャン/宮殿、城門などを守護する武官の官職)交替儀式ソウルランド:相撲大会(参加自由で優勝者にはキムチ冷蔵庫の賞品)カカシ作りなど韓国民俗村:秋の収穫と餅つきなどの秋夕の体験漢江遊覧船:船上で国楽公演を楽しむ「秋夕の夜韓国の節遊覧船」を運行汝矣島(ヨイド)(19:30、20:30)、楊花(ヤンファ)(19:10、20:20)、蚕室(チャムシル)(19:30、20:30)船着場で出発 (02)785-4411 ロッテワールド:花火祭りノリマダン:お餅と飴作りエバーランド:「ジャンボ・ユンノリ」などの民俗遊び動物園では秋の虫の歌声と生態を観察できる「秋の虫達の音楽会」

田舎に帰省しなくても、松餅(ソンピョン)は食べたいですね。

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