ワールドカップ観戦はスタジアムだけではつまらない
ワールドカップ観戦はスタジアムと決まっているわけではありません。韓国人はもともとチケットを取ることにそれほど情熱を燃やしていなかったように思います。いつまでも売れ残ったチケットが話題になったくらいです。というのも、サッカーの国際試合がある日は、早く家に帰ってテレビで観戦というのが慣例だからです。野球と違ってプロサッカー人気がいま一つということもあり、スタジアムで観ようとする人は今まであまりいなかったのです。ゲームのある日は本当に街はがらがらに。街でにぎやかなのはテレビのついている食堂や大型画面のある地下鉄駅構内など。特に面白いのは光化門(クァンファムン)のコリアナホテル横の広場で観戦することです。ここには前後左右に電光画面があり、応援団のプルグンアンマ(赤い悪魔)も常に集まる場所。ここにはワールドカップ広報館もあります。また、ゲームがあればバスやタクシー、セマウル号などの鉄道の車内でも生中継放送をがんがん流すのが韓国。いつだったかセマウル号車内で日本対韓国の試合の中継が流され、乗客が一体化し湧き起こる歓声の中で、なんとも居心地の悪い思いをしたことがあります。一風変わっているのが、ソウルの地下鉄3号線車内での生中継。車内に取り付けられた小型液晶テレビで生中継が受信できるのは3号線だけということで、MBCテレビとタイアップして流しています。なんだか車内の熱気に気を取られて乗り過ごしてしまいそうです。
光化門広場で応援するプルグンアンマたち
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