高麗紅参のお土産の選び方

公開日 : 2003年08月20日
最終更新 :

 韓国では夏ばて予防に参鶏湯(サムゲタン)を食べますが、名前の通り、丸ごとの鶏のおなかにはナツメや栗、もち米などとともに、高麗人参が入れられています。また、残暑厳しく、朝晩は冷え込むような季節の変わり目には、高麗人参のお茶を飲んだりして体力消耗を防ぎます。 よく日本の人から「高麗人参がいいのは知っていても、どうやって食べたらいいか分からない」という話を聞きます。たしかに、慣れない味と匂いはあまり気が進みませんし、市場で生を買ってもどう調理していいか困る人もいるでしょう。また、お土産にさまざまな製品が出ていても、どれを買ったらいいかわからないという声もあります。 韓国の人たちの日常生活をちょっとのぞいてみると、高麗人参を実に上手に摂取していることに気がつきます。例えば、上の参鶏湯(サムゲタン)のように、スープ料理などに入れるのもいいでしょう。煮えてほくほくの高麗人参というのもまたおいしいものです。生で買って調理に困ったら、焼酎につけるか蜂蜜につけて保存します。 お土産には相手が漢方薬の匂いなどが大丈夫なら、高麗人参の粉末のお茶や小瓶に入ったエキスなどがおすすめですし、匂いが苦手な人にはサプリメントとして飲めるようにカプセル入りのものなどがいいでしょう。 また、あまり知られていないことに高麗人参の種類と品質の違いがあります。高麗人参なら何でも言い訳ではなく、予算が許せば6年物の紅参がおすすめです。本場韓国では、紅参は白参(普通高麗人参と呼ばれるもの)よりも品質がすぐれていて、どんな体質にも合うとされています。 紅参は六年間栽培した人参を表皮がついたまま蒸して乾燥させたものですが、白参は通常四年間栽培で人参の表皮をはいでそのまま自然乾燥させたものです。そのために白参は表皮周辺に多い有効成分・ニンジンサポニンが大きく失われるということです。 高麗人参を日常的に摂取すると、ストレス解消や自律神経を整える効果があるため、男女のホルモンバランスを整え、老化を防ぐといわれています。たしかに、ちょっと疲れ気味のときにお茶を飲んでおいたり、漢方茶のように一回ずつパックになった紅参液と呼ばれるものなどを飲んでおくと、風邪も引かず元気でいられます。韓国では30代くらいから会社のお昼休みに飲んだりするする姿がよく見られます。ガンや更年期障害などにも聞くそうですから、年配の人へのお土産としてもよさそうです。

2058.jpg

漢方薬といっしょに飲める紅参液飲むとじんわり体が温かくなります

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。