金浦（キンポ）−羽田の直航便運航開始

ソウルと東京を結ぶ空の便、金浦（キンポ）−羽田の直航便が来る３０日に運航を開始します。飛行機会社は大韓航空、アシアナ航空、ＪＡＬ、ＡＮＡの４社が１日１便往復４回運航するようです。今までの仁川（インチョン）−成田間は、ビジネス目的の利用者が空港から都心までのアクセスに時間がかかりすぎて、両国のビジネス交流の障害になっているとの観点から新しい直行便が誕生したわけです。　しかし、これに関しては賛否両論あるようです。仁川空港側では当初期待していた国際ハブ空港化への政策の基本が揺らぐことから、反対の声もあります。たしかに、度々日韓を往来するビジネス客が仁川を通らないのは大きなダメージでしょう。　利用客にとってはうれしいニュースです。出発地と到着地を選べることで時間や経費が大幅に節減できるからです。また、ソウル市内の観光地や免税店では仁川からは無理だったシャトル便を金浦で運航を開始するなどの動きがあります。　金浦〜羽田路線は仁川〜成田路線より飛行時間が５〜１０分短い上に、仁川空港はソウル都心から５２キロメートル、成田空港は東京の都心から７０キロメートルも離れているという点を考えれば、合計旅行時間が２〜４時間短縮されるだろうとのこと。仁川空港の新しい施設やサービスの魅力はありますが、移動にかかる時間と経費の軽減はうれしいものです。