ライラックの香り

公開日 : 2006年04月28日
最終更新 :
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先日、小学校に通う子どもの教室へ行くと、先生の机の上にライラックの花が置いてありました。ほのかに香りが残るライラックの花を見ながら、登校途中に先生にライラックを届けようと思った子どもの気持ちを思いました。韓国の人にとってライラックは春を告げる香りのようです。韓国の春を彩るレンギョウ、ヤマツツジ、サクラ、モクレンなどの花は香りはあまり楽しめませんから。アパート団地の警備員さんも「昔は5月にならないとライラックが咲かなかったのに、今は4月から咲いている。ソウルにも春が早く来るようになったんでしょうかね」と話していました。

 零下が続く凍りついた冬のソウルでじっと春が来るのを待っていたライラックは香り高いのが特徴です。寒いところで育った方が香りがいいそうで、北海道やパリのライラックは香りが高いようです。わたしも関東地方の暖かい地域で育ったせいか、春にライラックの香りを楽しむことを知りませんでした。日本なら、春は梅の香りでしょうか。ライラックという花の思い出はたしか漫画「キャンディー・キャンディー」でライラックの花を添えたケーキを作るシーンがあったのですが、とっても素敵に見えたものです。

 庭のライラックを素焼きの白磁に活けてみました。一枝が不思議なほど強い香りを放っています。

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