太極旗売り

公開日 : 2006年05月24日
最終更新 :
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 街を歩いていると、「テグッキ サセヨ〜(太極旗 買ってください)」の声。元気そうなアジュンマ(おばさん)が道端で太極旗を振り回しながら売っていました。「もうすぐワールドカップだよ。応援するときの必需品」なんて言いながら上手に売っていました。子どもたちが小さな旗を買ってくれと親にねだっていました。韓国の国旗、太極旗は生活のあらゆる場面でよく見かけます。

 90年代初め頃には祝日などに「太極旗掲揚キャンペーン」をやっていたほど、関心は薄れていたけれど、それがサッカーのワールドカップの盛り上がりですっかり定着した感があります。韓国の家の門やベランダの柵などは初めから国旗を差し込めるようになっています。今や顕忠節(ヒョンチュンジョル:戦争などで死亡した兵士の冥福を祈る日)や光復節(クァンボクチョル:日本の植民地支配から解放された日)などに国旗を掲揚する家よりも、サッカーの国際試合のある日に掲げる家の方が多いかもしれないと思わせるほど、時代は変わりました。

 ワールドカップを目前に控えて、テレビや新聞の広告にも太極旗が頻繁に使われるようになってきました。以前の国粋主義的で権威的な国旗のイメージと違って、今やファッショナブルでエンターテイメント的なイメージで使われることが多くなった太極旗に時代の移り変わりを感じています。

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