ワールドカップ観戦中に食べるものとは?

公開日 : 2006年06月24日
最終更新 :
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 韓国のワールドカップ熱は予選リーグ敗退ですっかり冷めてしまった感じです。それまでは予選リーグ突破、ベスト16に残ることを意味する韓国語「シンユッカン!(16強)」を毎日何度も耳にしたのですが・・・あまりサッカー観戦に興味のないわたしは、明け方4時などという時間帯にわざわざ起きて見ることもないだろうと思っていたのですが、近所からの歓声で目を覚まし、思わずテレビの前に座ってしまったほどでした。

 予選敗退後にはいろいろな話題が聞かれて、これもまた面白いものです。例えば、韓国のテレビ局がいかにワールドカップ漬けになっていたかについてのニュースなどはなかなか鋭い分析でした。ワールドカップ開催国のドイツでさえもワールドカップ関連の放送は全体の20%に満たないようですが、一方の韓国は70%以上がワールドカップの話題だったようです。コマーシャルも含めれば、さらに数字は上がるはずというから笑ってしまいました。たしかにコマーシャルはワールドカップをネタにしたものばかりでしたから。

 韓国では夜10時からの試合があるとすると、各局が同じ試合を流していて、驚いたものです。試合の映像も同じなのですから、何を基準に視聴者は選ぶかというと、前座の特設応援会場からのコンサートや試合の解説者などがポイントになったようです。深夜から明け方のテレビ漬けで体調を崩す人もいるとして、ニュースでは夜更かし対策や夜食の選び方などが紹介されるほどでした。

 さて、深夜の観戦に欠かせないのが、夜食。ワールドカップ特需で大もうけしたものが紹介されていましたが、なかなか興味深かったです。チキンとピザのデリバリー、そしてコンビニのおにぎりとか。チキンとピザは家などで観戦する人たちが出前を頼んだもので、おにぎりは野外の応援会場に集まった人たちが買い求めたものだそうです。チキンとピザは中華料理と並ぶ韓国出前ベスト3であり、何よりも食べやすく、若者に人気という点でしょうか。

 一方のおにぎりは少し意外な気もしたのですが、韓国のコンビニでおにぎりはすっかり定着したのだと実感できました。コンビニにお弁当が並ぶ日本と違って、韓国ではなかなかお弁当などの売り上げが伸びなかったといいます。その理由には手軽に求められるキムパプ(海苔巻き)や、屋台フードの存在があるでしょう。また、コンビニで買ってすぐに食べるものと言えば、カップラーメンでした。そこに日本からおにぎりが上陸し、現在まで健闘を続けているのですから、拍手を送りたくなりました。鮭や梅干はないけれど、ビビンバ、カルビ、コチュジャン豚肉などなど韓国的な味付けのおにぎりが並びます。一度お試しを。

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