大雨後

公開日 : 2006年07月22日
最終更新 :
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縲日、大雨後の漢江(ハンガン)に沿う道路を車で走りながら撮った風景です。川に浮かぶ中州の木々は浸水の影響でなぎ倒されたり、茶色に変色していました。水位もまだ高いようで、濁った水流が不気味に感じました。

 日本同様連休だった16、17日の雨は、ソウルに15年間暮らしているわたしにとっても初めての大雨でした。韓国語にもチャンマという梅雨を意味する言葉がありますが、実際には日本のような長雨ではなく、たまにスコールのような雨が集中的に降って晴れ間の方が長く続くような印象でした。今回は台風の影響もあってか、土砂降りが2日間に渡って降り続き、ソウルの漢江(ハンガン)も見る見るうちに濁流となり、川辺の道路は浸水したのでした。

 地球温暖化のせいで、欧米では猛暑のニュースが聞かれますが、ここ韓国では記録的な豪雨に見舞われ、都市機能も危うくなるほどの打撃を受けています。雨が少なかった国なので、対策ができていないことは日常的に感じていたものの、手抜き工事や乱開発がさらに被害を大きくしたとの批判が出ています。地方の観光地で濁流に消えた村などは低い山でのスキー場やペンションの乱開発、高冷地野菜の畑の開拓などで山林が消失したことによるものが多いようです。

 天災や大事故が起きるたびにテレビでは被害者救済の募金キャンペーンを繰り広げ、芸能人や政治家、企業家は多額の寄付をして話題になります。今回はペ・ヨンジュンの2億ウォンが個人では飛びぬけて多かったような気がします。喜捨の精神はいいんだけど、天災、人災予防にもう少し気を配ってほしいなあと思う今日この頃です。

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