運動会

公開日 : 2006年09月29日
最終更新 :
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 今日は子どもの小学校の運動会に行って来ました。子どもの姿を見ようと母親と祖父母たちが大勢つめかけていました。平日なので父親の姿はあまり見られませんでした。韓国では学校行事を日曜にやることはめったにありません。日曜日は教会へ行くという人が多いからです。また、土曜日や祝日などに開くと、大家族が全員で押しかけて、大変な混雑になるという恐れもあり、平日が選ばれるようです。

 運動会という名称はそのまま「ウンドンフェ」とハングルで書かれ、内容も徒競走、玉入れ、玉転がし、フォークダンス、綱引きなど日本のものと大変よく似ています。運動会という学校文化は日本の植民地時代に入ってきたためでしょう。最近では韓国的なものを取り入れることも盛んなようです。名称も体育大会と変えるところも出てきています。今日の運動会でも韓国の民族衣装をまとった子どもたちが宮廷伝統芸能の扇子舞踊を披露する一幕もあり、なかなかの見ごたえがありました。 そんな韓国の運動会ですが、こんなの日本では見られない!というものもけっこうあります。以下、書き出して見ましょう。

 ? 紅白の組ではなく青軍と白軍に分かれて点数を競います。

 ? 点数以外にずるをしないで秩序を守って団体行動ができたときにボーナス点が加算されます。 

 ? 体操着を全校で統一して着るのではなく、学年単位でいろいろなファッションです。

 ? 校門のすぐ外には露天が出ます。子どもたちは自由に買いに出かけます。

 ? お昼ごはんにはほとんどの人がキムパプ(韓国風海苔巻き)を持って来ます。

 ? お昼に中華、ピザ、チキンなどの出前を取って食べる人がいます。

 ? お昼ごはんを子どもを連れて家に戻って食べてくる人もいます。

 ? クラス単位で母親たちから子どもたちへ飲食の差し入れがあったりします。

 ? 先生たちは素敵なグリーンのトレーニングウェアをおそろいで着ています。

 ? プロの写真屋さんがいて、お金を出すと子どもの近くまで行って写真を撮ってくれます。

 まだまだありそうですけど、このくらいにしておきます。寛容で大胆不敵な韓国らしいところが、日本の運動会文化をなかなか楽しいお祭りに演出していたような気がしました。

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