慶尚南道密陽市への旅-観光編

公開日 : 2019年05月10日
最終更新 :

今回、密陽の旅で楽しみにしていた場所が【位良地(ウィヤンモッ)】です。

韓国ドラマ【麗~花萌ゆる8人の 皇子たち~】で、ドラマの最初に表示される年齢指定画面の背景や、

7話の最初でヘ・スが女官になりワン・ソに、宮中がどんなところなのか尋ねているシーンで出てくる

ロケ地の池が、位良地です。(ここは宮中の設定として出てきます)

劇中でも大きな樹木に白い花が咲いていますが、この花はモクセイ科のヒトツバタゴの花で、

4月後半から5月の初めがちょうど開花時期ということもあり、密陽のあちらこちらでもヒトツバタゴが

咲いているのがとても印象的でした。

位良地に到着し、まずは位良地を一周しながら池の景色を堪能することに。

ここは別名【ヒトツバタゴの森】と呼ばれているようで、

2016年に美しい森全国大会で優秀賞を受賞している場所です。

위양못6.jpg

位良地の「位良」とは良民(民)を意味し、陽良池とも呼ばれていて、

統一新羅時代から高麗時代(約700年~1300年)の間にできたと言われています。

昔は周囲が2㎞ほどの大きな貯水池だったようですが、

どんどん小さくなり、現在は166mの大きさです。

この池には【宛在亭】というこじんまりとした韓国伝統家屋があり、

池のどこからでも池との調和した景色を楽しめますが、

위양못5.jpg

やはり一番美しいのは、まさにここからの景色です。

フォトスポットもつくられているので、すぐに見つけることができます。

위양못1.jpg

宛在亭の入口にある橋を渡り宛在亭の中に。

위양못4.jpg

宛在亭は、李氏王朝14代王の時代の武士鶴山・権三変(1577~1645)が10年の捕虜生活後、

東屋を建てて暮らしたいと思っていたこの地に戻り、東屋の名前と詩文まで考えていたそうですが、

それを果たせぬまま死を迎え、その後に彼の子孫が1900年に完成させた東屋です。

위양못2.jpg

宛在亭の目の前にあるこの門は、ドラマ「麗~」の劇中で、ヘ・スとワン・ソがこの門を入り、

「宮中は誰も信じられない孤独なところだ」というワン・ソに対して、

ヘ・スが宮中で「私は一人じゃないから大丈夫です。あなたがいるでしょう」と

話しをしていた場所です。

実際、この門から見る景色は、、、

위양못3.jpg

やはり素敵でした!!

最後に、密陽の旅のアドバイスとして、

密陽アリラン大祭り(今年は5月16~19日)が開催される5月頃がおすすめです。

【位良地】

住所:慶尚南道密陽市赴北面位良里

アクセス:密陽市外バスターミナルから【4大項3】バスに乗車後、【位良停留所】で下車し徒歩7分

観覧料:無料

筆者

韓国特派員

なかしまかずえ

1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。