海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > 日本  > 滋賀特派員ブログ > こんなところにあった「源義経・元服の地」と「平家の...

日本国内/滋賀特派員ブログ FUNAZUSHI-MARU

日本国内・滋賀特派員が現地から日本地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2018年1月13日

こんなところにあった「源義経・元服の地」と「平家の終焉の地」


メール プリント もっと見る

こんなところにあった「源義経・元服の地」と「平家の終焉の地」

源氏と平氏
源氏・平氏と言えば歴史に詳しくない人でもちょっとくらいは聞いたことがあるかと思います。 いわゆる「源平合戦」を制した源頼朝が鎌倉に幕府を作り鎌倉時代が幕をあけました、というあたりくらいは教科書にも載っていますよね。 対して平家のヒーローと言えば平清盛。本人が言ったかどうかはいざ知らず、「平家にあらずんば人にあらず」との言葉が表すくらい平家の隆盛を極めた方です。 しかしそんな「驕れる平家も久しからず」・・・壇ノ浦の戦いにて平家は滅亡を迎えるのです。


そんな源平の物語を一度で味わえる場所が実はこの滋賀にあったのです!







鏡の里

滋賀県蒲生郡竜王町鏡。ここに鏡神社があります。

1kagami.JPG

この神社があるこのあたりを「鏡」と言い、古くから東山道(後の中山道)の宿場として栄えた場所です。
実はこの場所、源氏のヒーロー「源義経」が元服を行った地なんです。


義経(幼名:牛若丸)は京都の鞍馬で打倒平家を願って剣術修行の末、奥州藤原氏の元へ旅立ちました。
東山道を東上していく途中に宿泊したのが、ここ「鏡」の里なのです。

6kagami.JPG




牛若丸はここ鏡の里にあった宿「白木屋」で宿泊します。

4kagami.JPG

宿に入った牛若丸は、ここで平家の追手が少年姿の牛若丸らしき人物を探しているとの情報を得ます。
そこで牛若丸は急ぎ元服し、大人の格好へ変わらなければならないと決心しました。


牛若丸が元服をする際、髪を切るための鏡の代わりに自身の姿を映したと言われるのが、

5kagami.JPG

この「元服池」。ここで髪を切り落とし元結(もとゆい)の侍姿を池の水に映し元服をしたと伝えられています。
この時、烏帽子が無かったので鏡の里の烏帽子屋五郎太夫に作らせました。


2kagami.JPG

そして源氏の祖先も元服の際に八幡大菩薩と新羅明神の前で行ったとの言い伝えから、牛若丸は新羅の王子「天日槍」を祀る鏡神社へ参拝し、源氏の再興を祈願したのです。




この鏡神社の入り口に、牛若丸が参拝の際に烏帽子を掛けたと言われる松が残っています。

3kagami.JPG

▲烏帽子掛け松


この地で「源九郎義経」となった牛若丸は、後に有名な断崖絶壁から奇襲をかけて平家を追い詰めた「一の谷の合戦」や、屋島・壇ノ浦の戦いなどで平家を滅亡へ導く大活躍を見せることになったのです。







平家滅亡の地?

一般的には平家の滅亡の地は「壇ノ浦」が有名かと思います。


実はその後、壇之浦で勝利した義経は、平家の将「平宗盛」(平清盛の息子)父子を捕虜とし頼朝の待つ鎌倉へ向かいました。
義経は戦いの功労を認められ、後白河法皇から「判官」という役職をもらったのですが、これが頼朝の怒りを買い鎌倉に入れてもらえません。
そこで宗盛父子を伴い、一路京都へ戻ったのでした。
そして自らが元服した地、鏡の里を過ぎた篠原(現在の野洲市篠原)にて父子を殺害するのです。
本当の平家の終焉が訪れた瞬間でした・・・。


7kagami.JPG

現在は国道沿いにひっそりと標識が立っており、この標識がさす先にあるのが平宗盛父子の胴塚です。
胴塚のそばにはおどろおどろしい名前の池も・・・「首洗いの池」または「かわず鳴かずの池」と言います。


あえて写真は載せませんので、気になる方はご自身で是非訪れてみてくださいね。




記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー 見所・観光・定番スポット
2018年1月13日
« 前の記事「鏡餅発祥の地にひっそり佇む国宝「大笹原神社」」へ
»次の記事「炎とともに乱舞する紅白の...⁉ 近江の奇祭「勝部の火祭り」」 へ
おすすめ記事
    滋賀特派員 新着記事
    70年の時を経て蘇った「びわ湖疏水船」で、特別なタイムスリップ体験!
    桜だけじゃない!春の湖岸を彩る「ノウルシ」の群生
    喧騒を避けて早朝の「海津大崎」へ。神秘的な琵琶湖の風景を求めて
    家族でゆっくり、でも見ごたえたっぷりの「守山・笠原の桜」
    生水(しょうず)の郷「針江」~琵琶湖の暮らしの原風景(2)
    生水(しょうず)の郷「針江」~琵琶湖の暮らしの原風景(1)
    春の烏丸半島に「自分だけのホットドッグ」が味わえるカフェオープン!
    近江商人の栄華を感じる「日野ひなまつり紀行」

    近畿旅行 旅スケジュール

    旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■滋賀県の旅行記・口コミ「旅スケ」へ

    日本国内特派員ブログ一覧

    しまなみ海道・広島ニセコ・北海道三重与論島五島列島京都仙台和歌山埼玉大阪奈良宮古島富山小笠原山形広島徳島房総・千葉新宿札幌東京東京2東京3栃木横浜・神奈川沖縄沖縄2湘南滋賀神戸神戸・兵庫福井福岡福島種子島能登茨城軽井沢・長野金沢釧路長崎長野青森香川鶴見大島・大分鹿児島

    日本国内にもどる

    • 特派員プロフィール
    • 滋賀特派員

      滋賀特派員
      FUNAZUSHI-MARU
      近江国 彦根に生まれ京の刷物屋で働き、週末は東海道・中山道の分岐点「草津」を中心にロードバイクで街道を駆け巡っておりやす。昨年は東海道57次(大阪:高麗橋~東京:日本橋)をロードバイクで走破。
      琵琶湖だけじゃない近江の国の知られざる魅力を少しでも多くの方に知っていただければと活動中!
      ブログ:FUNAZUSHIの国から.work DISQUS ID @disqus_IL7NPPr8QW

    • リーダーに登録

    地球の歩き方Web特派員募集