淡水湖に浮かぶ日本唯一の有人島「沖島」へ行ってきた!
琵琶湖の島
琵琶湖には4つの島があります。
竹生島、多景島、沖の白石、そして沖島です。
沖島は日本の淡水湖では唯一、人の住んでいる有人島なのです。
滋賀に40年近く住んできて一度も訪れたことのなかった沖島に、今回初めて足を踏み入れました。
沖島は近江八幡市に属します。休暇村近江八幡から車で5分程度のところにある「堀切漁港」から出航している「沖島通船」に乗って向かいます。
※沖島漁港内は島の住民の方が利用されている区域なので、車で向かう場合は歩いて10分程度のところにある沖島観光客用駐車場を利用しましょう。
沖島通船の運賃は片道500円、船内にある券売機で乗船券を買い下船時に券を渡します。
約10分で沖島に到着。この日は大変な数の観光客で、臨時便の船が出ていました。
なぞの沖島のバス停
沖島には車は走っていません。住民の方々の車は基本的に堀切港に停めてあり、買い物などはそこから近江八幡近辺でされることになるのだそう。
で、島内で最も目にする交通手段が、
三輪自転車なんです。
後ろの荷台にはカゴが乗せられてあり、畑道具なんかを入れて移動されています。
ちなみにサドルの上にかぶせてあるのは、金属製のお菓子の箱。サドルが雨風で風化し痛むのを防ぐためなんだそう。
そんな車の走らない沖島になぜかバス停⁉
実は島民の方が堀切港発着のバスの時刻を見るために置かれているそうです。なるほど...
沖島でカフェタイム
今回、沖島にカフェがあることを知ったことが行きたくなったキッカケ。ということで、沖島にたった2軒存在するカフェのうち「汀の精」さんにお邪魔しました。
「汀の精」さんは沖島港から徒歩5分、沖島小学校の近くにあります。店の前は人ひとり分程度の細道があり、その先には静かに広がる琵琶湖の湖面が...。まったりとした島時間に浸れそうです。
店内でもよかったのですが、ここは店の外の防波堤に腰かけ、手作りの芋羊羹とともに美味しいコーヒーでしばし島時間を堪能できました。
琵琶湖漁業の約4割をも占める漁業の島「沖島」。沖島港正面にある漁業会館では、漁業組合婦人部の方々により「湖島婦貴(ことぶき)の会」が運営されており、湖魚の佃煮や鮒寿司のお土産、沖島で取れた食材を使った弁当(要予約)などが販売されていますよ。
沖島の歴史なんかも調べてみると面白そう。今度訪れた際には、そんな角度から沖島探索してみたいですね。
※沖島は島民の方の生活の場です。くれぐれも観光の際には島民の皆さんの迷惑にならないように、節度をもって楽しんでいただきますようお願いします。
筆者
滋賀特派員
フナズシマル
皆様に是非訪れてほしいマニアックな滋賀のマニアックなスポットをご紹介していきます!
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