岩間寺〜奥宮神社、秋晴れの絶景を求めて......

公開日 : 2020年09月24日
最終更新 :

なんとなく高いところへ行きたくなったので......

びわ湖から流れ出る唯一の川・瀬田川。

その堰となる「洗堰」は、京都・大阪方面の淀川水系として多くのエリアへと水を供給しており、いわゆる「琵琶湖の水止めたろか?」の滋賀県民の決まり文句の出どころとなっている場所です。

そこから南を向いて右手の山、標高443mの岩間山にそのお寺はあります。

西国三十三所第十二番札所「岩間山・正法寺」です。

ちょうど休日だった秋晴れの日に、ふと思い立って行ってみました。

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通称・岩間寺と呼ばれています。

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西暦722年、元正天皇の勅願により泰澄大師が開山したお寺です。

この地にあった桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、その桂の木で等身の千手観音像を刻みご本尊としたことが始まり。

雷除けやぼけ封じのお寺としてご利益があるそうです。

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境内には小さな池があり、松尾芭蕉の有名な一句「古池や蛙飛び込む水の音」の発祥地と書かれていました。

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境内の奥には、いまも推定樹齢500年といわれる日本一の桂の大樹があります。

敷地の入口には神域を表す鳥居や、桂の木の前には社が置かれていますが、その後方斜面に見る人を圧倒する異様な迫力を放っている桂の大樹がありました。まさにこの山の主と思わせる姿です。

びわ湖の展望台

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桂の大樹から奥へと続く道があります。

この先、徒歩約10分で「奥宮神社」にたどり着きます。

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先ほどの岩間寺は滋賀県大津市でしたが、こちらの神社は京都府宇治市。

つまりこのあたりは滋賀と京都の県境となっているのです。

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小さな境内には祠が3つ。

こんな場所にあるにもかかわらず、参拝者が多いのかきれいに整備された境内です。

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それもそのはず、こちらの境内にはとても眺めのいい展望台があるのです。

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展望台からは、琵琶湖の南側や湖南地域が一望できる絶景が広がっていました。

夜は夜景スポットとしても有名らしく、多くの人が訪れているようです。

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これから秋が深まれば、境内は紅葉に包まれます。

そんな絶景を琵琶湖の眺望とともに探しに行くのもいいですよ。

■岩間山正法寺【岩間寺】

・住所: 滋賀県大津市石山内畑町82

・電話: 077-534-2412

・拝観料: 500円※岩間寺

・アクセス: (公共交通)JR琵琶湖線 「石山駅」 下車 バス 15分 中千町下車徒歩60分、(車)京滋バイパス石山ICから約20分 駐車場50台あり

筆者

滋賀特派員

フナズシマル

皆様に是非訪れてほしいマニアックな滋賀のマニアックなスポットをご紹介していきます!

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