【食】おいしいだけじゃない!想いと知恵がつまったレストラン

公開日 : 2015年09月07日
最終更新 :
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今日ご紹介するのは、湘南でオススメのレストランのひとつとしてお友だちから教えてもらったオーガニック食堂『プルッフ(plouf)』。

こちらは藤沢市辻堂にあるLOHASがテーマのエココミュニティモール『エコモ(ecomo)』の中にある本当においしくて、きれいで、何よりシェフの熱い想いと日本人のお食事の知恵がたくさんつまった素敵なレストランですよ!

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『プルッフ(plouf)』を知っているお友だちが口をそろえていうのが、とにかくお野菜がおいしくてたくさんいただけるということ!

それもそのはず。シェフの佐藤さんにお伺いしたところ、『プルッフ(plouf)』で使用されるお野菜は地元湘南の無農薬野菜と40年以上も前から頑なに無農薬にこだわってお野菜を作られている千葉県八街(やちまた)の生産者さんの無農薬野菜を使用されているとか。

ちなみにこれは余談ですが、世界中のサラブレッドはドーピングテストに引っかかってしまうことから無農薬野菜しか食べないようなのですが、千葉県船橋市にある中山競馬場の馬たちはこちらの八街の生産者さんのお野菜を食べているというほど、信頼のおける生産者さんなのだそうです。

こうして厳選されたおいしい季節のお野菜...夏なら身体を冷やしてくれるトマトや保湿効果の高いオクラ、秋なら身体を温める根菜など...にプラスして、陰陽のバランスを取るために年間を通じて人参、玉ねぎ、しいたけ(きのこ)は必ず加え、味付けはなるべくシンプルに、油も極力減らして毎日10〜12種類の野菜の付け合せを作られるのだそう。

また佐藤さんは必ずどのメニューにも発酵食品や乳酸菌を加え、デトックス効果があり、消化の負担がかかりにくいお料理を作られることを目指していらっしゃるとか。

例えば『プルッフ(plouf)』で一番人気の"ヘルシーチキンササミ揚げ"(1580円 / 写真上)は、鶏のささみ肉を自家製のソイヨーグルト(大豆から作るヨーグルト)に24時間以上漬け込むのだそう。するとヨーグルトの乳酸菌の効果でお肉の繊維が完全に破壊されてとても柔らかくジューシーな仕上がりになるだけでなく、消化がとてもスムーズになって腸に負担がかかりにくくなるのだそう。

また『プルッフ(plouf)』で2番目に人気の"信玄鶏 宮崎県風チキン南蛮"(1780円 / トップ画像)は、もともと大量のお砂糖を使って甘く仕上げる宮崎県風のソースを、お砂糖を一切使わずはちみつなどを使用して作ったり、マリネ液には梅酢やお醤油、みりんなどを使用して発酵力と殺菌力を活かすなど、とにかくたくさんの知恵が詰まっているんですよ。

さらに天ぷらなど揚げ物に使われる衣には天然酵母を使い、ここでも酵母の力をお借りします!

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もちろんお米にもこだわりがあり、『プルッフ(plouf)』では福島県の合鴨農法で作られた"さゆり米"を使用。

ごはんは白米、玄米、変わりご飯(先日はコーンとみょうがと大葉のごはん)やお味噌汁、スープ、お茶、『エコモ(ecomo)』内にある天然酵母のパン屋さん『marumaru』のパンが食べ放題で、どのお料理にも無料でついてくる半ビュッフェ形式。

ちなみに『プルッフ(plouf)』で使用しているさゆり米が作られている地域には大和川という川が流れているのですが、地元の有機米に地のお水、そして大和川を利用して造られた水力発電エネルギーを使って作られる『大和川酒造店』の自然酒を料理酒としてお料理に使われているということで、ここにも麹の発酵力が活かされているんですよ。

さらにちなみのちなみなのですが、とてもおいしい『プルッフ(plouf)』のデザートにはリキュールを使用せず、代わりにお酒やみりんなどを使われるようなのですが、そのお酒は千葉県香取市の自然酒を使用されているそうで、本当に贅沢ですね!

またお味噌汁にも深いこだわりが。

そもそも豆類や穀物類は鳥や人間にとって毒性の成分を持っているため、鳥は豆類や穀物類の外側だけを食べてあとは丸呑みして糞と一緒に排泄してしまうのですが(そのため鳥は絶えず下痢の状態なのだそう)、人間は例えば大豆をお味噌に加工することで大豆の栄養素を効率よく摂取する方法をみつけたとか。

この大豆の栄養素を消化するのに役立つのがお塩と海産物らしく、そのためにお味噌にはたくさんのお塩を入れるそう。そしてこのお味噌の消化吸収を助けるために昆布出汁(つまり海産物)を使ったお味噌汁としていただくというのは、日本人が誇れるすばらしい知恵なのだとか。ただそうするとどうしても塩分過多になりがちなので、余分な塩分を排出してくれるわかめを足すといいんだそうです。つまり、オーソドックスなわかめとお豆腐のお味噌汁というのは、日本人の昔からの叡智が詰まったひと品なのですね!

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またササミか野菜コロッケを選べる"kidsプレート"(850円 / 写真上)も、アレルギーのお子さんが増えているということで、卵・乳を一切使わず、味付けを薄くして素材の味をお子さんに楽しんでもらえるように心がけているとか。

ちなみに"kidsプレート"にも上記の半ビュッフェが付きますが、4歳以上、小学生以下のお子さまでランチをご注文にならない場合はプラス300円で"kidsビュッフェ(パンはおかわり不可)"を足すことができます。さらに4歳未満のお子さんの場合はお食事を注文する必要がなく、おとなとビュッフェなどをシェアすることができるので、小さいお子さんと一緒のご家族にはとてもありがたいですよね。

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また奥にはこのようなお座敷スペースが3テーブル分あるのが子連れにはとてもうれしい!

ローテーブルに合った子供用の小さな椅子があるのは、お座敷がいいけれど子どもはちょっと食べにくい...という点を解消してくれている上に、他にもやさしい手触りのぬいぐるみや絵本があり子どもたちにとってはとても楽しい場所。子どもたちがちょっと遊んでいてくれる間、いつもお子さんと一緒のママが少しだけゆっくりお食事できる時間を持つことができますよ♪

他にも、ベジタリアン対応メニューやおいしくて人気の"みやじ豚"をいただけるメニューなどがあるので、いろいろな食の好みの方に対応しつつ、元気なお野菜をたっぷり使って、麹や乳酸菌の力で消化をスムーズにしてくれるお料理を、ちょっとスタイリッシュに、目と舌で味わってほしいという佐藤シェフの想いと愛情がたくさんつまったレストラン『プルッフ(plouf)』。

平日はランチのみ、週末はランチとディナーの営業になりますので、ぜひ足を運んでみてくださいね!

プルッフ(plouf)

   営業時間:11時〜15時(平日) / 11時〜20時(土日祝)

   定休日:月曜日(祝日の場合営業)

   電話:0466-36-7385

   所在地:神奈川県藤沢市城南5-6-20 『エコモ(ecomo)』内

www.facebook.com/ecomoplouf?fref=photo

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