新型コロナウイルス感染拡大防止措置施行後のシチリアの状況(2020年3月12日)
シチリア島からこんにちは。
イタリアはここ数日で、新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、政府からさらなる感染拡大防止の対策措置が目まぐるしく発表されています。
ちなみに、2020年3月12日の時点でのイタリアの感染者数は以下の通り。
感染者数: 15113名(3月11日に比べて2651名増)
死者数:1016名
完治者数:1258名(3月11日に比べて213名増)
当初は、感染者が集中していたロンバルディア州をはじめとする北イタリアのみがレッドゾーンに指定されていたのですが、
3月10日からイタリア全土に適用されることになりました(前回のブログ参照)
さらに3月12日からは、生活必需品の販売店、薬局、食料品を販売するお店、スーパー以外の商業やお店の営業を禁止にしました。
つまり、本当に出かける必要のない人以外は、どうか家にいてください、という政府からの指令です。
また町なかもそうですが、町の境、県境では警察のコントロールが強化されており、以下の自己申告フォーマット(在イタリア日本大使館のwebサイトより)を持ち歩く必要があります。
正当な理由なしに移動をしようとする人は罰金、あるいは、拘留の罰則の対象となります。
買い物に出かける場合、犬の散歩の場合も、このフォーマットを印刷した物を持ち歩く必要があるとのこと。
・移動に関する自己申告フォーマット
・移動に関する自己申告フォーマット(和訳)
数日前までは、これらの措置を割と軽く受け取っていた人もけっこういたかと思うのですが、昨日からは本当に町なかの人通りも少なくなった印象です。
ただ、イタリア人は前向きに、この恐ろしい新型コロナウイルスをなんとか封じ込めようと皆頑張って(というのもおかしい言い方ですが)家にいます。
前のブログでは、iorestoacasa(私は家から動かない)のハッシュタグを紹介しましたが、今度はandràtuttobene(すべてうまくいく)のハッシュタグと共に皆励まし合っています。
元気のあるイタリアに1日も早く戻ることを祈るばかりです!
それを願って、今回の写真はシチリアのシンボル、エトナ山です。
筆者
イタリア特派員
小湊照子
イタリアのシチリア在住で会社経営者です。
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