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カンボジア/シェムリアップ特派員ブログ 西村 清志郎

カンボジア・シェムリアップ特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2008年8月26日

バンテアイミエンチェイ - ピーマイ 5日間の旅 初日 6


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バンテアイミエンチェイ - ピーマイ 5日間の旅 初日 6

今来たばかりの細道をバイクで戻る。先に運ちゃん、それを追うようにねもと、そしてしんがりに僕が続く。昨日降っていたであろう雨のおかげで少しスリッピーであることは気づいていた。前を走っているねもとバイクがつるりと滑り、道路脇の木々にぶつかった。とりあえず、バイクは倒れず、足を少しぶつけただけですんだようだが、自信を持っていたバイク技術だけに少し、気落ちしたようだ。


運ちゃんの仕事はここで終わりである。案内代3$を支払い、バイバイする。ピーロムはバンテアイチュマール寺院を見ることは初めてであるという。そのまま寺院西側から敷地に入ると、寺院敷地内にもかかわらず民家があり野菜などを育てている。ちなみにこの寺院、本当は東に入り口があるのだが、そこから入ると入場料が請求されるため裏側から入ったのである。正規の入場料であれば払うのも仕方ないが、地元の兵隊が自分たちの小遣い集めのためにお金を回収していることが気に入らないのである。また、相手を見て入場料を請求するので(通常5$、交渉すれば2$)そのことも微妙であり、払うのが嫌になるのだ。

バイクを停めた正面、西側の壁には巷でも有名な、千手観音彫刻がある。その右横にはエンプティ空間があるが、数年前まではこの場所にも他の千手観音があったのであるが、お金目当ての盗掘者により持ち去られ、タイに運ばれる途中で警察に捕まったのだ。そのまま盗掘者は刑務所に、持ち出された彫刻は元の場所に戻ることなく、プノンペンの国立博物館に入ることとなたという。とりあえず寺院内も見学したいが、持ってきた肩掛けコンピューター入りバック(持ち運ぶにはちと重たい)をバイクに残していくのも少し気が引ける。千手観音裏に荷物を隠し、寺院見学を楽しみにしていたピーロムから先に入る。

数年前に一度来たことがあるというねもとはフィルム一眼で彫刻、寺院の写真を撮っている。その間、軽快な足取りでピーロムは寺院に飛び移り、寺院を登っていく。寺院中央部は、崩壊した塔や屋根の石材が散乱しており、非常に足場が悪く、レンズを向けるも、時折足場が気になりぶれることがある。先に見たタプロームや、タソ寺院より一回り小さい四面仏がいくつか残っているが、そのいくつかも近日中には崩壊しそうな勢いで傾いている。また、周辺にはシェムリアップにあるタプローム寺院のようにガジュマルの木々が寺院に覆いかぶさるように生え茂っている。寺院内東側(通常だとこのへんから入る)には大きな建造物は残ってないが、興味深い神々、ヒンドゥーのストーリーが刻まれたリンテルが多数残されている。


そのまま東入り口へ抜けると、G.H.F(Global Heritage Fund)が遺跡修復を開始していた。時計回りに壁画を見ながら進む。この壁画はバイヨン寺院の第一回廊の彫刻と酷似しており非常に面白い。細かい部分でみると、将軍に倒した敵の生首をさし出しているシーンなどが残される。このことはアンコール時代にも日本の戦国時代同様に、首検査があったことを想像させるにたやすい。残してきたバイクの場所へと向かい、隠した荷物をチェックすると無事であった。よかよかである。そのまま、北西部の壁に彫りこまれている、モンスターの彫刻を見に行く。ウルトラマンに出てくる宇宙怪獣のようなモンスターが牛車を飲み込み、人々を困らせる。その悪行に業を煮やしたジャヤヴァルマン七世(この寺院を建造した当時の王様)が、世の為、人の為、そのモンスターと戦うシーンがあるのも非常に面白いのだ。

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カテゴリー 旅行・ツアー・ホテル
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      シェムリアップ特派員
      西村 清志郎
      編集・ライター・フォトグラファー。アンコールワットお膝元、シェムリアップにて無料配布されている現地フリーペーパー「くろまる」の編集長を務める。稚拙なカンボジア語とお気に入りのダートバイクを駆使し、カンボジア全土の見所、ビジネス、投資情報を収集。その傍ら旅行会社ゲストハウス、執筆、撮影業務なども行っている。高知県出身。 DISQUS ID @seishiron

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