カンボジアのジープのお話

公開日 : 2012年10月15日
最終更新 :

ジープ"JEEP"、それは男の夢。

しかし同時に、日本人女性からはとても嫌がられる乗り物です。(体験として乗るケース、また西洋人女性を除く)

(女性の言うダメな点:オープンエアでエアコンないし、風と共にホコリが舞って来るし、エンジン音と風音がうるさくて会話もまともにできないし、音楽聴けないし、凸凹道などはその振動がそのまま体に響くし、などなど)

そんな中、先日、現地に住んでる西洋人からジープを買いました。

先方の希望額は2500$、で2週間の交渉で1500$に。

しかーし、写真の通り、とんでもなく錆びてて、エンジン等調子も悪く、レストアしなければ乗れないレベル。でもまあ、レストア自体、どうなるか面白そうなので試してみました。

まずは初期状況。

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(購入時の状況・正面、サイドの斧は腐ってて、オイル漏れ激しい、中のイス、クッションは破れてて雨水をそのまま吸収し乗れない)

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(購入時の状況・イスをどけてみた状態、屋根もないしサビサビ)

エンジン部のオーバーホールなどをガレージにお願いする。一部交換などで250$程度。

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(購入時の状況・テールランプ割れてて、スペアタイヤなし、タンクもない状態)

テント屋さんで屋根となるテントをオーダー。完成までは1週間だそう。

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(上部95$+サイドドア部テント90$=185$)

並行し、シート屋さんで、シートとクッションを前後ろ全部交換&一部オーダー

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(シート、フロント、バック全てで90$)

板金、塗装屋さんで全塗装をお願いする。

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(全体塗装+一部板金で400$)

で、塗装等も含めてほぼ完成。

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(ほぼ完成状態)

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(テールランプ40$、タンク購入50$、スペアタイヤ170$、その他雑費30$=290$)

等で、レストア費合計が1215$で、所要期間20日なり。(もちろん、自分の作業費等は含まず)

ちなみに、燃料はディーゼルで燃費はいい感じ。

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また、シェムリアップの高級ホテル"アマンサラ"の車両でもジープは活躍しており、西洋人旅行者に大人気です。

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(アマンサラのジープ)

このジープ、カンボジアの場合は変な法律があり内戦終了時(1991年頃のアンタック時代)前後に輸入された車両に関して免税となるため、ナンバープレートなども付けなくていいのです。

このジープ、今後、どれくらい持つか分からいですが、しばらく楽しむことにします。

* ご一読いただいた方、是非コメントお待ちしております。

筆者

カンボジア特派員

西村 清志郎

カンボジア観光省プロモーション&マーケティング部に所属しながら、現地旅行会社を運営しています。

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