カンボジアのジープのお話
ジープ"JEEP"、それは男の夢。
しかし同時に、日本人女性からはとても嫌がられる乗り物です。(体験として乗るケース、また西洋人女性を除く)
(女性の言うダメな点:オープンエアでエアコンないし、風と共にホコリが舞って来るし、エンジン音と風音がうるさくて会話もまともにできないし、音楽聴けないし、凸凹道などはその振動がそのまま体に響くし、などなど)
そんな中、先日、現地に住んでる西洋人からジープを買いました。
先方の希望額は2500$、で2週間の交渉で1500$に。
しかーし、写真の通り、とんでもなく錆びてて、エンジン等調子も悪く、レストアしなければ乗れないレベル。でもまあ、レストア自体、どうなるか面白そうなので試してみました。
まずは初期状況。
(購入時の状況・正面、サイドの斧は腐ってて、オイル漏れ激しい、中のイス、クッションは破れてて雨水をそのまま吸収し乗れない)
(購入時の状況・イスをどけてみた状態、屋根もないしサビサビ)
エンジン部のオーバーホールなどをガレージにお願いする。一部交換などで250$程度。
(購入時の状況・テールランプ割れてて、スペアタイヤなし、タンクもない状態)
テント屋さんで屋根となるテントをオーダー。完成までは1週間だそう。
(上部95$+サイドドア部テント90$=185$)
並行し、シート屋さんで、シートとクッションを前後ろ全部交換&一部オーダー
(シート、フロント、バック全てで90$)
板金、塗装屋さんで全塗装をお願いする。
(全体塗装+一部板金で400$)
で、塗装等も含めてほぼ完成。
(ほぼ完成状態)
(テールランプ40$、タンク購入50$、スペアタイヤ170$、その他雑費30$=290$)
等で、レストア費合計が1215$で、所要期間20日なり。(もちろん、自分の作業費等は含まず)
ちなみに、燃料はディーゼルで燃費はいい感じ。
また、シェムリアップの高級ホテル"アマンサラ"の車両でもジープは活躍しており、西洋人旅行者に大人気です。
(アマンサラのジープ)
このジープ、カンボジアの場合は変な法律があり内戦終了時(1991年頃のアンタック時代)前後に輸入された車両に関して免税となるため、ナンバープレートなども付けなくていいのです。
このジープ、今後、どれくらい持つか分からいですが、しばらく楽しむことにします。
* ご一読いただいた方、是非コメントお待ちしております。
筆者
カンボジア特派員
西村 清志郎
カンボジア観光省プロモーション&マーケティング部に所属しながら、現地旅行会社を運営しています。
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