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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

シンガポール・シンガポール特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年7月 5日

※閉店 【花火情報あり】「世界で最も予約が取れない味」マリーナベイサンズ一望のスペイン料理店


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※閉店 【花火情報あり】「世界で最も予約が取れない味」マリーナベイサンズ一望のスペイン料理店

マリーナベイサンズを真っ正面に望む、桟橋にできた小さな島のようなレストラン「Catalunya(カタルーニャ)」。海に浮いているかのような近未来的な建物で頂けるのは、「世界で最も予約の取れないレストラン」と呼ばれる、「エル・ブリ」の味。「エル・ブリ」のあったスペイン・カタルーニャ地方を中心とする伝統料理と、エル・ブリのシェフ、フェラン・アドリア氏の下で10年修行したAlain Devahive Tolosa(アラン・デーバーハイブ・トロサ)エグゼクティブ・シェフの生み出した料理が両方頂けます。

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しっかり食べたい時のレストランメニューと、バーとして利用したい時にぴったりのタパス(スペイン風小皿料理)メニューがあり、様々なシチュエーションで知っておくと便利なお店です。
お邪魔した時は平日のランチタイムでしたが、ビジネスマンのグループから、ワイングラスを傾ける欧米系のカップルまで、様々でした。

まず出て来たのは、アミューズのオリーブ(1つ3シンガポールドル)。

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ごく普通のオリーブが出て来たのかと思ったら、食べてみてびっくり。中から、液状のオリーブのピューレが飛び出して来ます。"Spherical Olive(球状のオリーブ)"という名前を良く見て、なぜわざわざ「球状」と書いてあったのか、納得です。

エル・ブリのシェフ、フェラン・アドリア氏が生み出したスフィリフィケーション(アルギン酸ナトリウム水溶液と炭酸カルシウムを使い液体を球状にする)という手段を使ったこのオリーブは、エル・ブリ直伝の味なんだとか。

続いて出て来たのは、スペシャリテのカタルーニャ・タルタル(20シンガポールドル)。

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何が入っているか当ててみて! というメニューの言葉が好奇心をくすぐります。カリカリのトーストにのせて食べてみると、濃厚なトマトの甘みと自然な酸味、旨味が広がります。実は、肉の代わりにトマトを使ったベジタリアンメニューで、横に添えられた泡もトマトからできているというこだわりぶり。泡の上に飾られた芽紫蘇が清涼感を与えてくれます。

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そして、「アボカドロール」とメニューにあったのが、こちら。

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お寿司のようなものをイメージしていたら、中には刻んだロブスターが入り、上にはイクラやキャビアが乗った、白ワインにも合いそうな品。ソースは、ポン酢に胡麻油の香りが効いたもので、さっぱりと頂けました。(22シンガポールドル)

「トルティーヤ(ジャガイモの入ったスペイン風オムレツ)」と言われて出て来たのは、驚くべき事に、カクテルグラス。

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本来「スペインのおふくろの味」であるオムレツが、料理の要素を一度全て分解してから組み立て直す、分子量理学のコンセプトで大変身。材料は全て、伝統的なスペイン風オムレツそのままですが、キャラメリゼしたタマネギ、サバイヨンソース、ジャガイモの泡の3層となっていて、何とも軽やかで洗練された味わいになっています。("The Other Spanish Tortilla" 16シンガポールドル)


クラッシックな一皿として出て来たのは、鱈(コッドフィッシュ)のセビーチェ(14シンガポールドル)。

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新鮮な鱈が手に入るスペインの海岸部の伝統料理だとか。オリーブオイルの香り、トマトとブラックオリーブのペーストと共に頂きました。新鮮な魚は美味しい!魚を日常的に生食する日本人からすると、とても親しみ易い味。トマトのペーストの自然な酸味で、すっきりと仕上げられています。

クラッシックからのもう一皿は、仔豚のローストのタパスサイズ。(22シンガポールドル)

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マドリッド近郊の都市、セゴビアの名物、子豚の丸焼き。ちなみに、大勢で行った場合は、はこんな風(2〜3人前、135シンガポールドル)にサーブしてくれて、見た目も楽しいです。

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ちなみに、こちらの2〜3人前は、日本人からすると、4〜5人前の感覚の分量で、かなりボリュームがありますのでご注意を。
「乳飲み豚(Suckling Pig)」という名前通り、まだ生後1ヶ月未満の生まれたての子豚なので、驚くほど皮が薄くてパリパリ。そして、身が脂っこくなく、取り分ける時に崩れてしまうほど柔らか。いわゆる、「箸で切れる柔らかさ」の上を行く、とろけるような食感です。この子豚は、スペインから直送されているのだとか。
ちなみに、日曜のブランチでは、この子豚の丸焼きが出来上がると音楽が鳴って、厨房やサービスのスタッフが歌いながら登場、お客さんがみんなで踊り出すような陽気な雰囲気なんだとか。


そして、ランチタイム限定の、伝統的なパエリア。("Paella" 2人前55シンガポールドル。米から炊き上げるので、25分ほど時間がかかります。早めにオーダーしておくのがお勧めです)。

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一番伝統的な魚介のパエリアを頂きました。出て来たパエリアは、ゆうに4人前くらいのボリュームがあります。上には手長海老とムール貝、そして中には骨付きの豚肉が入っています。
パエリアのお米にはしっかりと魚介のエキスがしみ込み、とっても濃厚なコクが感じられます。塩気もしっかりしているので、ワインが欲しくなるような味わいです。

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そして、上にのった手長海老が絶品!ふんわりとしたアイオリソースをかけて軽くグリルしてあるのですが、火の通りすぎていない身の滑らかさと甘みがたまりません。夏の時期は産卵期なので、ちょうど卵を持っていて、それもまた美味しかったです。


デザートは、お店の方お勧めのレモンパイ(12シンガポールドル)を。

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出て来たパイは、サクッとした皮に包まれたもっちりとしたメレンゲ、その下に敷かれたレモンクリームという組み合わせ。既成概念をしっかり崩してくれる、面白いプレゼンテーションです。所々にちりばめられたマシュマロも優しい味わいでした。

【そして、この時期シンガポールにいらっしゃる方に耳寄り情報です!】

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きょう7月5日から、毎週土曜日は、8月9日の独立記念日に向けて、マリーナベイサンズで花火の打ち上げリハーサルが行われています。マリーナベイサンズを真っ正面に望むCatalunyaはまさに絶好の観覧席。8月9日の本番までの土曜の夜は、特に予約がお勧めです。

<DATA>
■Catalunya
営業時間:ランチ(月~土)12:00~14:30、ブランチ(日)12:30~16:00
ディナー18:00~22:30、バー12:00~深夜 無休
住所:The Fullerton Pavilion, 82 Collyer Quay, 049327
電話: +65 6534 0886
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅から徒歩5分
(フラトンホテル隣、フラトンパビリオン内)

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カテゴリー イベント・行事・お祭り エンターテイメント・音楽・ショー レストラン・料理・食材
2014年7月 5日
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      シンガポール特派員
      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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