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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

シンガポール・シンガポール特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2014年11月26日

ラッフルズホテル内でアジアフュージョン料理を「halia at Raffles Hotel」


ラッフルズホテル内でアジアフュージョン料理を「halia at Raffles Hotel」

シンガポールと言えば、という程有名なラッフルズホテル。数々の著名人が宿泊した事でも有名なこのホテルに、去年オープンしたのが、アジアフュージョン料理のお店、「halia」。シンガポール植物園内のジンジャーガーデンの隣に本店を持つレストランで、店名もマレー語で「生姜」の意味。

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レストランの外にはテラスのバースペースもあり、食事の前の軽く一杯、なども楽しめます。こちらにはヘンドリックス・ジンのバスタブもあり、パーティーではバスタブ横の蛇口から、シンガポールスリングなどのカクテルを出して飲む、なんて事もできるのだとか。

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今回こちらで頂いたのは、アジアの伝統的な祝祭風のメニュー。中華料理等でも大皿を取り分ける文化がありますが、それと同じように、皆で集まって料理を取り分けて食べよう!という時にぴったりのセットです。軽めの「Light(4人前、160シンガポールドル)」と、しっかり食べたい時の「Hearty(4人前、270シンガポールドル)」の2種類があり、単品で頼むのよりもお得なセットになっています。

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このメニューを頼むと、アジアの様々な言語がちりばめられたテーブルクロスが敷かれ、とてもにぎやかな雰囲気に。まず出て来たのは、パンの盛り合わせとシェフのお勧めスープ。この日のスープはカボチャとクミンのスープ。自分たちで取り分ける際の面倒がないように、と、こんな風にティーポットに入って出てくるのが面白いです。

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こちらのシアラン・アームストロング(Ciaran Armstrong)シェフはパン作りの経験も豊富な事から、メニューにも様々なタイプのパンが取り入れられているのが特徴です。

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スープに合わせて、様々なパンが入ったバスケットが出て来ます。オリーブオイルと、シェフ特製のカレーのスパイスが利いたオイルと一緒に頂きます。カレーオイルには中国醤油を合わせてあり、ほのかな甘みがスパイスと上手く調和していました。

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続いて出て来たのは、ヤギのチーズのムース、Goats' cheese mousse。

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様々な種類のトマトと、甘いヤギのチーズムース、カリカリのブリオッシュを一緒に頂くのですが、チーズムースの甘さがトマトやブリオッシュの甘みとバランスよく調整され、上にかかった蜂蜜が全体を上手くまとめているといった印象。美味しく頂けました。

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乾燥したオリーブが添えられていたのも、南国の陽射しを集めたような味と、良く合っていました。

そして、シアランシェフのシグネチャーメニューの一つ、Oriental pulled duck。

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胡瓜とケッパー、鴨肉を混ぜたものの下にはなんと日本の蕎麦が。ごま油の香りが効いていて、上に乗っている鴨肉が甘いので、どこか韓国料理のような雰囲気の、新しい味わいでした。

自家製のスモークサーモンのパテは、瓶に入ったパテがスモークと共に登場する楽しい演出です。

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スモークの香り豊かな滑らかなサーモンのパテを、シャキシャキの胡瓜と共に頂きます。隠し味にはすっきりとした香りのジンが使われているとか。

チリクラブディップのバゲット添えは、シンガポールに来たなら食べておきたいチリクラブをディップにアレンジ。細かくほぐされたカニの身がたっぷり入った程よい辛みのチリクラブソースは、どなたにでもお勧めできる味です。

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カニの身を取り出す手間もなく、気軽につまめるのが嬉しい所。いくらでも食べられそうな美味しさでした。

味噌、オレンジ、生姜に漬け込んだキングフィッシュ(ブリの一種)のカマ。

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脂が乗ったキングフィッシュは、こんがりと焼き上げられ、味噌の香ばしさが感じられます。レモンバジルのディップを付けながらいただくと、さっぱりとした中にもキングフィッシュの旨味が感じられる一皿です。

そして、私が一番気に入ったのが、この「ジャージャー麺」。

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ただ、麺の代わりに使われているのは、もやしや人参等の野菜。上にかかったソースには、たっぷりの牛ひき肉に、イベリコ豚のチョリソーがアクセント。オイスターソースが更に旨味を後押ししています。新鮮なシャキシャキの野菜を炒めたものに、旨味たっぷりのこのソースがとっても合います。

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実はシアランシェフ、ヘルシー志向のお客さん向けに、ラザニアのパスタの部分を根セロリに置き換えたりと、ヘルシーに美味しく野菜が摂れるメニューの開発にも力を入れているのだとか。

続いては、1kgほどあるというチキン、Twice-cooked spatchcock of spring chickenがドーンと登場。

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パプリカと、メスキートというアメリカやメキシコでよくバーベキューの薫香剤として使われる植物でマリネされたチキンはとても香ばしくジューシー。一度真空調理してからローストしてあるので、柔らかな肉質を堪能できます。しっかり目の味付けで、ビールともよく合いそうです。横には、やはりパプリカを混ぜ込んだ紫キャベツのコールスロー。どの品にも、たっぷり野菜が摂れる工夫がされているのも嬉しい所です。

南オーストラリアのマユラステーション(Mayura Station)という、純粋な和牛を育てる事で有名な牧場で育てられた、和牛ランプ肉の「火薬(Gunpowder)焼き」、"Gunpowder Wagyu Rump"。

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火薬、というネーミングにちょっとぎょっとしますが、実はこれは、スモーキーな味わいを出す為に、「火薬」を思わせる食材である、炭の粉と硝酸塩を使って6時間ほどマリネされているから。更に真空調理をしてからグリルした手の込んだ品です。

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マユラステーションの中でも最上級のマーブルスコア(霜降り具合のグレード)9+の和牛だけあって、とても滑らかな肉質です。そして、まわりにまぶした炭の粉が上品なスモーク感を醸し出しています。やや甘い赤ワインのソースとの相性も良かったです。添えられたマッシュポテトにはフレッシュな青葱が刻み込まれ、シャキシャキした食感を与えています。

デザートはココナッツのパルフェ。

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上にはパチパチキャンディーの入ったチョコレート、横にはジンジャーフラワーのゼリーが添えられていて、清涼感を与えてくれます。

締めくくりは、Sticky toffee pudding。

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海塩の乗った温かいチョコレートケーキに冷たいバニラアイスクリーム、キャラメルのようなトフィーソースをかけて頂きます。濃厚で冷たいバニラアイスがとろけたチョコレートケーキは、ソースの塩キャラメル風味と相まって絶品でした。

寝ても覚めても、気づくと料理の事を考えているというシアランシェフ。料理とは、正当な技法に則り、その料理の本質を反映した上での新しい創作でないと、と考えているそう。最近は日本の山椒やスダチも試しているそうなので、そういった食材も近いうちに新メニューとして登場するかも。

このセットには、自家製のレモングラスジュースかアイスティーの大きなジャグがついてくるのですが、最後はシグネチャーのハリアティー(生姜茶、10シンガポールドル)で締めくくり。

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山の花々から取ったという蜂蜜が添えられ、ピリリと辛い生姜茶は、体の中からリフレッシュできる味わいでした。

この他にも、アラカルトや通常のコースメニュー、週末と祝日にはブランチメニューやアフタヌーンティーもあります。名門ホテルラッフルズホテル内で、オリジナリティーあふれるアジアン創作料理の数々を、気取り過ぎずに楽しめるお店です。

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<DATA>
■ halia at Raffles Hotel
営業時間:12:00〜21:30(L.O.平日)、11:00〜22:00(L.O.土曜)、11:00〜21:30(L.O.日曜・祝日)
※今回ご紹介した祝祭メニューは、平日12:00〜21:30、土曜17:30〜22:00、日・祝日17:30〜21:30の提供
住所: 1 Beach Road, #01-22/23, Raffles Hotel, Singapore 189673
TEL:+65 9639 1148
URL: http://thehalia.com/raffles/raffles/about-the-halia/
アクセス:MRTシティーホール駅から徒歩5分ほど

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カテゴリー レストラン・料理・食材 夜遊び・クラブ・お酒 見所・観光・定番スポット
2014年11月26日
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      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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