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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

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2015年3月13日

大人の為のインド料理「Rang Mahal」


大人の為のインド料理「Rang Mahal」

パンパシフィックホテル3階にある、ミステリアスな雰囲気のインド料理のファインダイニング、Rang Mahal。

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1971年にオープンして以来、シンガポールで40年以上の歴史を刻む老舗です。オープン当初から飾られていると言う、インドのゾウの神様、ガネーシャ像に迎えられ、赤とブルーのミステリアスな回廊を抜けると、一転して明るくて天井の高い空間が目に飛び込んできます。

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特に、陽の光が差し込み、広々とした開放感のあるランチタイムは、自分で取りに行くことも出来、サービススタッフの方が出来立てを持って来てくれると言う、セミサーブビュッフェスタイルのランチ(58シンガポールドル)が人気です。

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席を立つ必要がないので、ビュッフェの気楽さはありつつも、込み入った商談をする際にも便利と、ビジネスユースのお客さんも多いとか。確かに、サービススタッフの目配り、気配りは超一流。落ち着いたビュッフェタイムが過ごせそうです。携帯の充電のサービスまであり、かゆい所に手が届くサービスです。

自家製のマンゴーラッシー(15シンガポールドル)には、マンゴーの濃厚な味が感じられます。

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一番最初に出て来たのは、豆の粉で出来たインド風のクラッカー、パパドゥ。

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全体的には塩が強すぎないお店ですが、パパドゥは塩気がしっかりあり、ビールや食前酒にも合いそう。ちなみに、オーナーの趣味がワインのコレクションと言うことで、ワインリストはかなり充実しています。
ぴりっとした辛さとマンゴーの甘みが食欲をそそるマンゴーチャツネ、ミントとコリアンダーを合わせたチャツネ、唐辛子を使った酸味のあるサラダのようなものが添えられています。


続いて出て来たのは、タマリンドのスープ。

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トマトとタマリンドの自然な酸味で、どこかトムヤムクンを思わせる味。ぴりっとしたスパイシーさが食欲を刺激します。


続いては、ライブステーション(実演カウンター)での出来立て、緑豆で作ったインド風パンケーキ、ドーサ。

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トマトチャツネと、ココナッツチャツネが添えられています。中には、細かく刻んだトマトやタマネギ、チーズが。ふんわりしたパンケーキ、ファインダイニングならではの細かく刻まれたフィリングがとても繊細な味わい。ココナッツチャツネのエキゾチックな香りもマッチして、美味しかったです。

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この他にも、はちみつ味で、ほどよい甘さの、ふわふわ軽いスイートサワーケーキ、ラム肉の煮込み、サクサク軽いイカのフライなどがサーブされました。

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イカのフライがとっても軽やかだったのでお店の方にお聞きすると、健康に気を遣う、大人の為のレストランがコンセプトなので、通常のインド料理より、脂分を控えているそう。ギーという、水牛のバターの一種を使う代わりに、コーン油を使いヘルシーに仕上げているのだとか。

確かに、ビュッフェとは別でオーダーしたナン(1バスケット10シンガポールドル、通常は1種類のみ)も、油が控えめで、軽い食感。

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それでも、小麦の味を生かしているので、物足りなさはありません。プレーン、ガーリック、チーズ、ちょっと変わった所では、トリュフオイルで香りを付けたナン、チャパティがありましたが、どれも香ばしく焼き上げられていました。


ビュッフェコーナーには、ライブステーションやサラダ等の前菜に加え、メイン料理が、ノンベジタリアンが4種、ベジタリアンが5種類用意されていました。

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前菜にはグリーンサラダなど、洋風のものもありましたが、インドらしさのあるものを選んでみました。

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チャットという、サクサクしたクラッカーの上に刻んだ野菜をのせたもの、ライスコロッケ、野菜のクレープ包み、ライタと言うヨーグルトサラダなど、どれもすっきりとした味付け。

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中でも、ディノ・クマル(Dinod Kumah)ヘッドシェフが最近新しく生み出したと言うメニュー、ポメロ(シンガポールでよく食べられている大型の柑橘類)とパイナップルのサラダは、パイナップルの甘みとポメロのほろ苦さが良く合い、クミンシードの香りも程よく、上品な味わいに仕上がっていました。

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メイン料理は左下から時計回りに、ダール豆のカレー、ほうれん草のカレー、野菜のサブジ、シーバス(スズキの仲間)のココナッツカレー、ラムのカレー、タンドールで焼いた鶏肉とカッテージチーズ、海老のビリヤニ、カリカリに揚げたオクラ。


元々北インド料理をメインに提供していたRang Mahalの名前が冠されたRang Mahal Panchmel Dalは、北インドのラジャースタンの伝統料理。5種類のレンズ豆が使われています。トマトベースの軽い味わいでした。
ほうれん草のカレーも、滑らかな舌触りの優しく軽やかな味わい。インドカレーと言えば、油がたっぷり浮いているカレー、というイメージが覆されます。
野菜のチリガーリックサブジ(蒸し煮)は、人参やインゲン、キヌサヤなどの野菜が、程よく歯応えを残して調理され、快い食感と生姜、コリアンダーの香りが食欲をそそります。
シーバスのココナッツカレーはクリーミーなココナッツミルクの甘みとスパイシーさが合い、後を引く美味しさ。魚の臭みも全くありませんでした。
同じく北インドのカシミール風に煮込んだ仔羊は、カルダモンの甘い香りが引き立つ一品。
海老のビリヤニは、海老の香りがご飯全体にしみ込み、パラパラとした食感はカレーにぴったり。添えられたカリカリのオクラが食感にアクセントを与えてくれます。オクラは揚げるとこんなに甘みとコクがでるのだと驚きました。
タンドールで焼き上げられた鶏肉と、ターメリックの香りのカッテージチーズも香ばしかったです。

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デザートは、カッテージチーズのボールがカルダモンの香りのミルクに浮かんでいる、Kesari Rasgulla、

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薔薇の香りのミルクにゼリーが入ったRose Milk Faluda、

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セモリナ粉を香ばしくローストしてナッツと混ぜたChurmaなどが個人的には気に入りました。ヘルシーさを意識して、インドのお菓子にしては甘さも控えめ、ほどよい甘さなので、お腹が一杯な筈なのについついスプーンが進みます。インドらしさがありつつ、あまり冒険はしたくない、という方には、濃厚なヨーグルトや、ココナッツミルクのアイスクリーム、Burfiという、胡麻のおこしのようなものがお勧めです。チョコレートブラウニーやチーズケーキ等、洋風のお菓子やフルーツもありますよ。

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食後の飲み物はカートを押して目の前で注いでくれます。チャイと、日替わりのお茶はフェンネルと胡椒のお茶と言うことで、両方頂きました。

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お猪口のような、小さな可愛らしいカップで提供されます。チャイは程よいスパイシーさ。フェンネルと胡椒のお茶は、消化を助けてくれると言うフェンネルの甘い香りに、ほのかに胡椒のぴりっとした味が利いています。
夜はアラカルトが中心。まずはランチで、様々な味を試してもらいたい、という思いでランチビュッフェを始めたとか。

インド料理をお腹いっぱい食べたのに、食後にもたれることもありませんでした。健康的に、インド料理を堪能したい。そんな大人の欲張りな願いを、きちんとかなえてくれるレストラン。サービスも、洗練されてきめ細やか、なによりも心のこもった温かさがありました。落ち着いた雰囲気の個室もありますので、ビジネスユースや記念日等にもぴったりだと思います。

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<DATA>
■Rang Mahal
営業時間:ランチ 12:00〜14:30、ディナー 18:30〜22:30
住所:Level 3, Pan Pacific Singapore 7 Raffles Boulevard, 039595
TEL:+65 6333 1788
URL: http://rangmahal.com.sg/rangmahal/
アクセス:MRTプロムナード駅から徒歩6分

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カテゴリー レストラン・料理・食材 旅行・ツアー・ホテル
2015年3月13日
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      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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