「Imperial Treasure Super Peking Duck」アジアのベストレストラン、極上ペキンダック
アジアのベストレストランに何度も選ばれている、極上のペキンダックの店、Imperial Treasure Super Peking Duck。
シンガポールでも何店舗も展開しているImperial Treasureグループの中でも、最高級ランクのお店です。
高級な雰囲気ながら、価格は意外にお手頃。美味しいものを楽しみたいと言う地元の人たちでいつもにぎわっています。この日も、平日ランチタイムの終わり間際の時間に伺いましたが、満員御礼の大にぎわい。事前の予約は必須です。
せっかくなので、お店のお勧めをコース仕立てでいただきました。
まずは、Egg White with Caviar
カクテルグラスに盛られた見た目から、最初は冷たい前菜かと思ったのですが、温かい前菜。ふんわりとした卵白には、白湯系の優しい味付けがされて、まるでカニの身や白身魚のムースをいただいているよう。キャビアの上質なコクとまろやかさ、程よい塩気。上品な味わいと温かさにほっとする前菜でした。
Stewed Shark's Fin with Chicken in "Beijing" Style
フカヒレの煮込み、北京風は、コラーゲンたっぷりのフカヒレとチキンスープの組み合わせで、お肌にも嬉しい一品。濃厚なチキンの旨味が溶け込んだスープは、とろみがあり、食べるだけで元気が出そう。滋養豊富なチキンスープは、体が疲れている時にもぴったりです。箸で崩れる程柔らかく煮込まれた鶏肉は、臭みも水っぽさもなく、ほのかにハーブの香り。主役のフカヒレは、とっても立派な一切れが丸々入っています。丁寧に下ごしらえされたフカヒレは、分厚くて、食べ応え抜群。豊かなコクのスープと共にいただくと、とても贅沢な気分になれます。
ちょっと味に飽きたら、フカヒレの中国での定番の食べ方、五香粉の香りのする赤酢を入れて、味にアクセントを。
お好みで胡椒を一振りすると、辛みでまた違った味わいで楽しめます。
Minced Beef with Lobster Balls
丁寧に包丁の入った、プリプリのロブスターの甘みがしみ出して来て、牛肉とマッシュルームのしょうゆベースの餡とよく合います。日本人好みの甘辛い味わいです。クワイのような、ウォーターチェスナッツの実が入り、シャキシャキ感が、お皿全体を軽やかにまとめている印象です。
そして、いよいよペキンダックの登場！
香港からこの為に招いたTong Yuk Singシェフの腕が冴え渡る一品。
まずは、一番美味しいと言われている、喉の下の皮に砂糖をつけていただきます。
カリカリの皮から、びっくりするほど、じゅわっと脂がしみ出すのですが、ごくごく薄い皮の層と、その下の層から弾け出す脂のジューシーさの対比が見事。香ばしさと脂のコクが楽しめる一品です。
「カオヤーピン」と呼ばれるペキンダックの皮は、もちろん手作り。厚すぎず薄すぎず、程よいもちもち加減です。こちらも、皮の下の脂の層が絶品。しっとりした下の肉の旨味を後押ししてくれます。カリカリ、ジュワー、しっとりの層の対比が見事。アジアのベストレストランに選ばれるのも納得です。
デザートには、シグネチャーディッシュの、Mango Sagoを。
ひんやりとしたマンゴーのソースに小粒のタピオカのモチモチした食感が味わえ、更にグレープフルーツのような味の、ポメロという柑橘類の実が、全体をさっぱりと引き締めます。ポメロはシンガポールでは縁起のいい果物として知られていることもあり、特に中華系シンガポール人に人気があるデザートで、売り切れになってしまうことも。
ちなみに、この日は頂きませんでしたが、シンガポール名物、チリクラブもあります。
絶品のペキンダック、ぜひ試してみてくださいね！
＜DATA＞
■Imperial Treasure Super Peking Duck Restaurant
営業時間：ランチ 11：3０〜14:45（土曜は11:00〜、日曜は10:30〜） 、ディナー 18:00〜22:00、（無休）
住所：Paragon, #05-42/45, 290 Orchard Road, Singapore 238859
TEL：+65 6732 7838
URL: http://www.imperialtreasure.com/en/restaurants
アクセス：MRTオーチャード駅から徒歩7分程
＜お勧めレストラン一覧＞
筆者
シンガポール特派員
仲山今日子
趣味は海外秘境旅行、現在約50カ国更新中。
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