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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

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2015年7月23日

「Gattopardo」リゾート感あふれるシチリア料理店で新鮮な海の幸をいただく


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「Gattopardo」リゾート感あふれるシチリア料理店で新鮮な海の幸をいただく

シチリア島出身のシェフが、洗練されたシチリア料理を食べられる店をと、シンガポールの美食街、タンジョンパガーのTrasストリートに、満を持してオープンしたのが、Gattopardo Ristorante di Mareです。

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昔ながらのショップハウスが建ち並ぶ一角の、真っ白な二階建ての一軒家。オープンキッチンになっている一階は、シェフと気軽に話をしながら食事をしたいという方向けにカジュアルな雰囲気。そして、二階は落ち着いた空間になっていて、ロマンチックなデートやビジネスユースにもぴったり。

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農家の息子として生まれ、いつも家の裏の畑で取れる新鮮な野菜や果物、飼っている牛や羊のミルク、自家製のチーズ等を食べて育ったLino Sauro(リノ・サウロ)シェフのポリシーは、常に旬の新鮮な食材を使うこと。あらかじめ加工されたものは使わず、素材の自然な味を生かした料理を作っているということです。

使われているオリーブオイルは、シチリアでオリーブ農家を営むシェフの幼なじみが、特別にGattopardoの為に作ったもの

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Gattopardoの意味は、シーフードレストラン。Linoシェフは「シーフードは海に囲まれたシチリア島の魂とも言える食材だよ。そんなシチリアの魂を伝えるレストランを作りたいと思ったんだ」と語ります。
シーフードのシチリアならではの食べ方は?と聞くと、「日本料理と同じ。本当に良い素材には、あれこれ混ぜる必要はないんだ。シチリアでは生の魚も食べるよ。そのままか、レモンで食べるか...日本の刺身と一緒。それで十分美味しいでしょ?」と語ります。食材に対して敬意を払う、日本料理のやり方には共感を覚えるそう。(ちなみに魚をさばく時に使っている包丁も日本製なんだとか。)
新鮮な食材にこだわりのあるLinoシェフ、季節毎に旬の食材を使ったメニューに入れ替えるそうですが、今の時期のお勧めをいただきました。
Crudo di Spigola, Colatura di Alici, Caviale(34シンガポールドル)

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新鮮な生のスズキを使った前菜で、滑らかなスズキの身にはシシリア直送のアンチョビ・エッセンスが使われています。アンチョビを塩漬けにして天日にさらして熟成した際、出て来るエッセンスを集めたもので、とても貴重なものだそう。「シシリアの醤油、と僕は呼んでいるんだ」と笑うLinoシェフ。

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魚醤の一種ですが、臭みが全くなく、旨味だけを純粋に取り出したような味わい。食材の目利きには自信があると言うLinoシェフが選んだ天然のスズキで作った、刺身に醤油、のシシリア版。確かにスズキの肉質も抜群で、大豆からつくられる醤油よりも、魚のエキスでできた旨味なので、しっくりなじむ感じがします。上には上質なオシェトラキャビア、キャビアのコクがスズキの身にこっくりした旨味を与えています。下にはアップルビネガーの優しい酸味が効いたビートルートが入っていて、後味を軽やかに引き締めます。

続いては、タコを使った一皿、Polipo(29シンガポールドル)

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グリルしたタコの下には根セロリ、添えられているのはシシリア産のオリーブと特産のドライトマト。
醤油でグリルしたタコは、もっちりとした独特の食感を残しつつも、とっても柔らか、下に敷かれた柑橘類の香りの、胡椒が効いた根セロリと一緒にいただきます。塩加減はしっかりしているので、ワインが進む味です。添えられたオリーブとドライトマトは、ほんの少し口にするだけで、豊かな味わいが広がります。ドライトマトはほのかにアニスの香りがして、清涼感のある味わいです。

Spaghetti al Nero e Gamberi(32シンガポールドル)

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自慢の手打ちパスタは、海の香りを楽しみつつも、口の中が真っ黒にならないように、イカスミを練り込んであります。もちもちのコシのあるパスタは少しピリ辛に仕上げてあり、大きな海老が乗っています。この海老の火入れが素晴らしく、とってもふわふわで、かつ甘いのです。海老は余熱だけで仕上げて、中は半分生になっているのがこの絶妙の食感の決め手なんだとか。

メインディッシュは、天然鯛をぶどうの葉で包んだ包み焼きに、シシリアの伝統料理、カポナータを添えたDentice in Foglia di Vite(44シンガポールドル)

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ぶどうの葉で包むことによって水分を閉じ込めた鯛の身は新鮮な鯛ならではのむっちりとした食感があります。

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そして、下に敷かれたカポナータの野菜の美味しいこと。トマトなどの野菜の甘みがよく引き出されていて、シシリアの太陽の恵みをそのままいただいているよう。特産のアーモンドと干しぶどうが入っているのがシシリア流。アーモンドの歯応えとコク、干しぶどうの優しい甘みがアクセントになっています。

デザートは、Millefoglie(18シンガポールドル)

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トスカーナの高級チョコレート、「AMEDEI(アメデイ)」を使ったチョコレートクリームとキャラメルのミルフィーユを、スモークした海塩を使った塩キャラメルソースで頂きます。
上質なカカオ感あふれるチョコレートクリームとヴァニラの香りをまとった塩キャラメルのソースの相性が抜群です。


シシリア料理は、地中海に面していて、アラブの食文化の影響も受けているそうで、サフランやターメリック等のスパイスをよく使うのは、その為なんだそう。
実は、大の旅行好きでもあるLinoシェフ、今興味があるのは、奥さんのふるさとでもあるチリのMapuche(マプチェー)族に伝わる、Merken(メルケン)というスパイスだそう。「唐辛子やコリアンダー、オレガノ、海塩やスモークしたパプリカを混ぜ合わせたもので、シーフードにとっても合うんだよ」イタリアンとしてのベースを大切にしながらも、少しだけアクセントとして使う予定とか。
シチリアの海辺の別荘に招かれているような雰囲気のレストラン。暑さも都会の喧噪も忘れて、新鮮なシーフードに舌鼓。心からくつろぐリゾート気分を味わいに出かけてみませんか?


■Gattopardo Ristorante di Mare

営業時間:ランチ 12:00〜14:30(平日のみ) 、ディナー 18:30〜22:30、(日曜休) 

住所:34/36 Tras Street Singapore 079026

TEL:+65 6338 5498

アクセス:MRTタンジョンパガー駅から徒歩5分程

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カテゴリー レストラン・料理・食材
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      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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