マリーナベイサンズを望む、天空のレストランでシャンパンブランチを!「Zafferano」
オーシャンファイナンシャルセンター43階、マリーナベイサンズを見下ろすような眺望が楽しめるのが、イタリアンレストラン&バーの、Zafferano。
あす、9月5日~、毎月最初と最後の土曜日、前菜+パスタ+メイン+デザートビュッフェの4コースが楽しめる、シャンパンブランチをスタートします!
シチリア出身のMarco Guccioシェフは、2006年に来星。「ホワイトペッパークラブやチキンライスが好き」と語り、ローカルフードを楽しむ一面もありますが、提供する料理はあくまでも正統派のイタリアン。
ブランチは、たくさんのお皿が所狭しと並ぶスタイル。これは、Marcoシェフがふるさとで大好きな祖母や母と過ごした日曜日のブランチの思い出が基になっているとか。
「毎週日曜は、親族や仲間が15人ほど集まって、にぎやかに過ごしていたんだ。朝からみんなで市場に行って、新鮮な野菜などの食材を買いこみ、みんなで料理をする。そして、大皿を囲むんだ。そんな温かさを提供したいと思っているんだよ」
Marcoシェフはシチリア出身だけあって、新鮮なシーフードを使った料理が特に絶品。
「世界中から良質な食材を選りすぐって、シンプルに調理する。良質な食材に合わせて料理を組み立てる、それが僕のスタイルなんだ。」と語ります。
前菜はみずみずしい生牡蠣と、海老といわし、イカがカリカリの軽い衣に包まれたフリット、旨味の詰まったムール貝のボンゴレ風、プロシュートやサラミの盛り合わせ、新鮮なブッラータチーズとスモークサーモン、ブランデーと共にフランベされた、ベビーロブスター(クレイフィッシュ)のオレンジ風味。
Marcoシェフのそんな話を聞いたからか、テーブルいっぱいに並んだ料理を見て、実家に帰ったときに、母が用意する食卓を思い出しました。
腕によりをかけて作った、大好物を全部集めたラインナップ。「そうそう、これも食べなさい」と魔法のように次々に出てくる料理の数々、Marcoシェフの温かい思い出と共に生み出された料理を眺めていると、なんだか、そんなイメージと重なります。
特に、味噌まで美味しい大きな海老のフリットと、上質のバターの、バニラを思わせる甘い香りと、オレンジの酸味が生きた、ベビーロブスターが絶品でした。
続いては、イタリアンと言えばパスタ。
Zafferanoとは、イタリア語で「サフラン」。上質で価値あるものを提供したいというのが店名の由来とか。店内のバーカウンターの上には、サフランをモチーフにしたオブジェも。
そんなサフランを使った薫り高いリゾット、今がはしりのイタリアのキノコ、生ポルチーニが入ったクリームパスタ、カリカリの表面がとても繊細に焼き上げられたラザニア、丸ごとゆっくりとスープに漬けてから真空調理したという、タコの入ったニョッキなど、すべて手作りのパスタは、温かいままフライパンで提供されます。
Marcoシェフは語ります。「複雑なフュージョン料理を提供しようとは思わないし、盛り付けには実はそんなにこだわってないんだ。何より大切なのは、温かい料理を、完璧に美味しい状態で提供すること。出来立ての、最高にいい状態のパスタを楽しんでもらう、そのためには盛り付けにこだわるより、一刻も早く美味しい状態でテーブルに届けたいんだ。」
そう語るシェフのパスタは、本当に絶品。特に、Marcoシェフお気に入りの食材、タコが入ったニョッキは、これまでに体験したことのないふわふわ感となめらかさ。
「パスタの作り方や基本的な料理の仕方は、全部、祖母や母から教わった。イタリアの男らしく(笑)僕は母と母の料理が大好きなんだ。いつも台所で、母にくっついていたから、僕のおもちゃはパン生地や生パスタだった。もちろん、料理を学んだ以上、プロのテクニックを使って料理はしているけれども、何よりその伝統を僕は大切にしたいと思っているんだ。」
パスタのフィリングにいたるまで、地域性が深く反映されるイタリアの郷土食。具材の組み合わせひとつとっても、そこには理由があると言います。
メイン料理は、オーブンで焼き上げたスズキのトマトソース、豚肉のベリーソース、パプリカやマッシュルームと共に焼き上げたチキンローストからのチョイス。
ふっくらと焼き上げられたスズキ、ベリーの酸味と果実味との相性のいい豚肉、そして、フランスから輸入しているというチキンは、口にすると豊かな香りがふんわりと広がる、優しい味わい。
何より、塩辛すぎない味付けは、とても穏やかでほっとします。
Marcoシェフは続けます。「複雑な組み合わせの料理ではなくて、何を食べているか、はっきり分かる料理が、僕のスタイル。良い素材と、丁寧な下ごしらえと、ベストの状態に仕上げる調理法、イタリアの伝統をきっちりと守って行きたいと思っているよ。」
デザートは食べ放題、ティラミス、ベリーのパンナコッタ、マカロン、フルーツなど。かなりお腹がいっぱいだったので控えめにいただきましたが、クリーム感とコーヒーのバランスの良いティラミスと、バニラビーンズが惜しみなく使われたパンナコッタが気に入りました。
(夜のラウンジはロマンティックな雰囲気)
ちなみに、昼は近くのビジネスマンの会食などに使われることも多いそう。
ロマンティックな雰囲気が盛り上がる夕方はカップル向けのディナープランもあります。
また、ラウンジエリアは日によって、夜はDJが入り、にぎやかになることも。
イタリアワインをメインに200種類のワインがそろうガラス張りの美しいセラーの横には、個室もありますので、プライベート感を重視するシチュエーションにも便利です。
様々な表情を持つZafferano、サタデーブランチは毎月最初と最後の土曜日、明日9月5日からスタートです!
ソフトドリンク(紅茶やコーヒーも含みます)飲み放題つきで、88シンガポールドルですが、
プラス20シンガポールドルの108シンガポールドルでプロセッコ飲み放題になるので、こちらが特にお勧め!
(シャンパン飲み放題は138シンガポールドルです)
都会的な絶景と、心温まるブランチの組み合わせ、ぜひ親しい友達や家族と、訪れてみてくださいね。
ちなみに、建国記念日の花火や、F1を眺めるのにも、絶好のロケーションです!
<DATA>
営業時間:サタデーブランチ 11:30~14:30、
ランチ 11:30~15:00(平日)、
ディナー 17:30〜23:45(月〜水曜)、〜25:00(木~土曜、食事のラストオーダーは全日22:30)、日曜休
住所:Ocean Financial Centre, Level 43, 10 Collyer Quay, Singapore 049315
電話: +65 6509 1488
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅から徒歩3分
筆者
シンガポール特派員
仲山今日子
趣味は海外秘境旅行、現在約50カ国更新中。
【記載内容について】
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