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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

シンガポール・シンガポール特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2016年9月12日

「Antoinette」シンガポール代表チームのパティシエが繰り出す、チョコレート尽くしのメニュー


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「Antoinette」シンガポール代表チームのパティシエが繰り出す、チョコレート尽くしのメニュー

シンガポールを代表するパティシエ、Pang Kok Keongシェフのスイーツショップ、アントワネット(Antoinette)。オーチャードロードに面したマンダリンギャラリー店、MRTラベンダー(Lavender)駅からほど近い場所にある本店ともに、カフェが併設されていて、出来立ての味が楽しめると人気です。

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中でも本店は、食事メニューも充実。実はこの度、期間限定で、「Fetish Chocolate(フェティッシュ・チョコレート)」と名付けられた、ヴァローナ社の最高級チョコレートを使ったチョコレート尽くしの食事コースがスタート、チョコレートを使った珍しいメニューが楽しめます。


まずは、野菜の一皿、人参のロースト(Roasted carrot with balsamic and dark chocolate dressing、S$18)。

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オーブンでじっくりと焼き上げて甘味を引き出した人参に、カカオ55%のブラックチョコレート、エクアトリアール・ノワール(Equatoriale Noire 55% Cacao)とバルサミコ酢を合わせたソース、バルサミコと相性の良いフェタチーズや苺との組み合わせ。キヌアやカカオ豆の大地の香りを人参とマッチングさせています。上に乗ったイベリコ豚のハムが、程よい塩気をプラスしています。

続いてはパスタ、チョコレートのラビオリ。Chocolate ravioli filled with wild mushroom ragout、S$22

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使うチョコレートは、カリブ原産のカカオ豆を使った、ナッツを思わせる香ばしさが特徴のカライブ(Caraibe 66% Cacao)、フランスのサボイ地方原産のサボイ・キャベツ(Savoy cabbage)と呼ばれるちりめんキャベツ、自家製の豚肉のソーセージを加えた仔牛と鶏肉出汁のクリームソースで仕上げています。

口にすると、中のトリュフオイルを加えたマッシュルームフィリングの旨味がはじけます。それを、香ばしい深みのあるカカオの味が奥行を加え、優しい味わいのソーセージとクリームソースが包み込むバランスです。


魚のメインディッシュは、ホワイトチョコレートを使った鮭の一皿、Sous vide salmon with white chocolate hollandaise S$28

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55度で12分間低温調理した鮭の表面を焼き、青リンゴとフェンネルをシンプルにレモンとオリーブオイルで和えたサラダを添えています。そして、ここで使われているチョコレートは、ホワイトチョコレートのイボワール(Ivoire 35% Cacao)。クリームやシェリービネガーなどと合わせ、オランデーズフォームに。ほんのり甘酸っぱく、ミルクの香りとカカオバターの独特のまろやかさがあいまった、スイーツ店らしいオリジナリティあふれるソースと、滑らかな口当たりの鮭がマッチする一皿に仕上がっていました。

肉のメインディッシュは、和牛の肩バラ肉の煮込み。Braised Wagyu brisket with mustard and dark chocolate served with buttered parpadelle(S$30)

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ミルポワと仔牛の出汁で煮込んだ和牛の肉汁に、チョコレートとマスタードを加えて仕上げています。ここで使われているチョコレートは、奥行のある香りと苦みが特徴の、グアナラ(Guanaja 70% Cacao)バターで和えた幅広のパスタ、パルパデッレを添えて。マスタードの辛みにチョコレートの苦みが合い、和牛の濃厚な味に負けない力強さを与えていて、和牛の旨味とマッチするバターの香りのパルパデッレが良いわき役となっていました。

以上のメニューは単品での価格、魚か肉のメインディッシュを選ぶ形で、3コース(コーヒーまたは紅茶、食後のチョコレート付き)S$38で提供されているので、いろいろ試したい方にはこちらがおすすめ。

さて、ここからは新しいチョコレートデザートをご紹介していきます!

まずはチョコレートのフレンチトースト。Chocolate French toast filled with chocolate lava、S$18

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素朴な見た目ですが、カリカリのバターブリオッシュの外側とふんわりとした内側、そしてとろりととろけるチョコレートソースの対比、メープルシロップの優しい甘味と、カリカリとしたナッツのクランチ。たっぷり添えられたふわふわの生クリームをつけて食べると、まさに絶品。チョコレートはエクアトリアール・ノワール(Equatoriale Noire 55% Cacao)です。

続いては、チョコレートパンケーキ、Chocolate pancake S$18

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食感にもこだわった濃厚なチョコレートの香りのふわふわのパンケーキに、温かいチョコレートソース、塩キャラメルソースをかけ、キャラメリゼしたバナナとたっぷりのホイップクリームを添えたもの。パンケーキ全体にたっぷりとチョコレートが混ぜこまれているので、フレンチトーストよりさらにチョコレートの印象が濃く、大人っぽい味わいのデザートに仕上がっていました。

美しいフランベの青い炎が楽しめるのが、Flaming Chocolate Ice Cream S$22

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エクアトリアール・ノワール(Equatoriale Noire 55% Cacao)で作った丸いチョコレートの内側には、カライブ(Caraibe 66% Cacao)で作ったアイスクリーム、そして抹茶のケーキとがナッシュ、マンゴーやパイナップルなどのエキゾティックフルーツのコンポートが閉じ込めてあります。こちらを、グランマニエでフランベすると、外側がとろりとしたソースのようになり、中からフルーツコンポートやアイスが登場するという仕掛け。

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温かいチョコレートと冷たいチョコレートアイスの温度差が楽しめ、チョコレートの構成要素の苦みと酸味を、抹茶の苦みとフルーツの甘酸っぱさの幅を広げるバランスになっていました。


そして、様々なチョコレートの盛り合わせ(写真はテイスティングサイズです)

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一番上の左から順に、ちょっと塩気があっておつまみよりなのが、自家製スモークマカデミアナッツを使った抹茶のチョコレート、White chocolate matcha with smoked macadamia nuts S$12

アーモンドバターラスクにエクアトリアール・ノワール(Equatoriale Noire 55% Cacao)チョコレートをコーティングしたアーモンド・バター・ラスク(Almond butter rusk enrobed with chocolate S$2.5)は、バターの香りのサクサクのラスクの純粋な味わいがチョコレートのカカオの香りを引き立てます。


カライブ(Caraibe 66% Cacao)を使ったチョコレートライスクリスプ(Chocolate rice crispies with candied orange and meringue clusters S$12)は、サクサクしたライスパフに、サクサク感を強調するメレンゲ、ほろ苦く香りのよいオレンジピールを混ぜこんだもの。

マカロンのチョコレート掛け、「チョコ」ロン(ChocoronS$3.5)

カカオ40%のミルクチョコレート、ジヴァラチョコレートを使ったクリーミーな塩キャラメルのガナッシュが挟まったマカロンで、表面はダークチョコレートでコーティングされています。

お茶をテーマにしたチョコレートボンボンシリーズ(S$2.5/個)は、青がスモーキーな香りのラプサン・スーチョン(lapsang souchong)とカライブ、赤がミルクティーにぴったりのアッサム(Assam)とマンジャリ、黄色がジャスミン(Jasmine)とジヴァラ、緑はアールグレイ(Earl grey)と、ビスケットのような香ばしい香りのドゥルセ(Dulcey)のコンビネーション。茶葉の特性に合わせてチョコレートの種類も変えています。

シンガポールの人たちが大好きな塩漬け卵黄を使ったチョコレートトリュフ、Salted egg truffle (9個入り/S$28) は、カスタードをさらに濃厚にしたような味わいのフィリングが詰まっています。

カリカリベーコンの塩気とエクアトリアール・ノワール(Equatoriale Noire 55% Cacao)チョコレートのコンビネーションが後を引く、Crispy bacon enrobed in dark chocolateS$15

そして、チョコレートショートケーキ、Chocolate strawberry shortcake S$10

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個人的にも大好きなとても滑らかで口どけの良いスポンジのチョコレートバージョン、チョコレートクリームに、間にもしっかり苺が挟まった、ショートケーキチョコレート版。チョコレートはグアナラを使っています。


チョコレートタルトは、Tarte Chocolat、S$10

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こちらのチョコレートはカライブ。チョコレートとアーモンドのタルト、塩キャラメル、ナッツにチョコレートとナッツ尽くしの組み合わせ。

オレンジとチョコレートのほろ苦さが響きあう、オランジェOrangier S$10

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こちらもナッツのような香ばしさのある、カライブチョコレートで。クリーミーな抹茶とチョコレートのガナッシュ、オレンジマーマレードを加えたチョコレート、間に挟まったヘーゼルナッツのごく薄いカリカリの層が食感のアクセントになっています。上からは、柚子チョコレートのグレーズがかかり、ちょっと日本風のアレンジがされているのも特徴です。


そして、遊び心がいっぱいで、ちょっとしたプレゼントにもよさそうなのが、この缶詰!

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名前は、インベーダーインサイド。Invader Inside (S$15)

あの、ちょっと懐かしいインベーダーゲームのキャラクターが入った缶詰なのです。

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インベーダーのチョコレートの下には、カライブのキャラメルムース、ミルクチョコレート、ジヴァラのクリーム、グアナラのシブーストなど、10種類のテクスチャーのチョコレートにパイナップルやパッションフルーツ、マンゴーなどのフルーツゼリーが隠れています。

そして、見てほしいのは裏の成分表。

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「カロリー」の欄には、「Who's counting? (気にしない!)」と書かれていたり、Happiness やDeliciousnessなどの項目がすべて100%だったりと、思わずほっこりしてしまう内容なので、ぜひチェックしてみて!


マカロンを使ったハンバーガー形のスイーツ、マカロン・バーガー、Macaron Burger S$12

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チョコレートのマカロンに、チョコレートガナッシュでできたパティ、アンズでできたチーズ、ラズベリーケチャップ、塩キャラメルのマスタード、ホワイトチョコレートのレタス、という手の込んだもの。チョコレートは、華やかな酸味のマンジャリチョコレートが使われています。


そして、トリュフの香りのチョコレートケーキ、トリュフレット(TruffletteS$15)

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日本人からすると少し意外な組み合わせですが、甘いチョコレートと、トリュフの組み合わせ。

ナッツの香りのカライブチョコレートと合わせて。炭の粉を周りにまぶし、見た目もトリュフそっくりに作られていて、遊び心が感じられます。

最後のドリンクまで、しっかりとチョコレート。


かわいらしいマシュマロの「雲」が乗っているホットチョコレート、Hot chocolate yuzu with marshmallow cloud(S$9)

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ベリーのような酸味と香りのマンジャリ(Manjari Cacao 64%)チョコレートを使うことで、柚子の酸味とのバランスが取れるようになっています。

ナッツの香りのカライブチョコレートと相性のよい、バターの香りのクロワッサンクルトン、そしてアールグレイの香りで、全体的にさっぱりと楽しめる、 Hot chocolate earl grey with croissant croutons S$9 もありました。

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「フェティッシュ・チョコレート(Fetish Chocolate)」という名前の通り、登場したメニューは20種類以上。それにも関わらず、それぞれ全部、違う味のバランス、酸味、香りが考えられていて、飽きずに楽しめました。

全てにヴァローナのチョコレートを使っているというこだわりのメニューは、10月31日まで。チョコレートが好き!という方、ぜひ試してみてくださいね!

<DATA>
■Antoinette
営業時間:月曜~木曜(11:00~22:00)、金曜、祝前日(11:00~23:00)、土曜(10:00~23:00)、日曜、祝日(10:00~22:00)
住所:30 Penhas Road (off Lavender Street) Singapore,208188
電話: +65 6293 3121
アクセス:MRTラベンダー駅から徒歩3分

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カテゴリー レストラン・料理・食材
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    • 特派員プロフィール
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      シンガポール特派員
      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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