海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > アジア  > シンガポール特派員ブログ > 新シェフ就任!絶景ラグジュアリーフレンチSaint...

シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

シンガポール・シンガポール特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2016年9月29日

新シェフ就任!絶景ラグジュアリーフレンチSaint Pierre の新メニュー


メール プリント もっと見る

新シェフ就任!絶景ラグジュアリーフレンチSaint Pierre の新メニュー

目の前にマリーナベイサンズを見渡す絶景のレストラン、Saint Pierre(サン・ピエール)新しく、エグゼクティブシェフとして加わったMathieu Escoffier(マシュー・エスコフィエ)シェフと、オーナーでグランド・シェフのEmmanuel Stroobant(エマニュエル・ストローバント)シェフと二人で作り上げた新しいメニューを頂きにお邪魔してきました!

th_1IMG_5784.jpg

子ども好きで、ずっと子どもたちの食育にも関わっているEmanuelシェフだけに、ファインダイニングでありながら、子どもも歓迎のコンセプト。ノンアルコールのドリンクも、フランスのAlain Milliatのジュースなど、上質なものをそろえています。私はたっぷりと使われた素材の味が感じられる苺のジュースを頂きました。

th_1IMG_5719.jpg

夜は5種類のパンが出てきますが、お昼は2種類。バターは、有塩と無塩に海藻を練りこんだものの2種類です。この日はサワードウとミルクブレッドでした。

昼と夜のコースから、それぞれお勧めのもので組み立ててもらったコースです。

th_1IMG_5723.jpg

Emmanuelシェフももちろんレストランに。「きょうはいい黒トリュフが入っているんだ」と見せていただきました。

アミューズは、まるで小菓子のような繊細なものが3種類。

th_1IMG_5726.jpg

奥から、トリュフが飾られたパースニップのムースのキャンディー仕立ては、滑らかなムースがプチンとはじけます、真ん中がまるで刺身のようなしっとり感を残したサーモンコンフィにビートルートにワサビのソース、カリカリの薄い生地にサーディンとオリーブをあしらったどこか南仏風のトースト。

th_1IMG_5735.jpg

刻んだセロリにエスペレットと呼ばれる南仏の唐辛子を混ぜたタルタル、栗のヴルーテ。上のマリーゴールドの若芽が、新鮮なレモンの香りを漂わせます。クミンを効かせたヴルーテは、どこかエキゾティックな印象です。

th_1IMG_5742.jpg

秋の雰囲気を感じた後は、すっきりとした一皿でリセット、スズキの仲間、ごく薄くスライスしたシーバスのカルパッチョ「Rosy Sea Bass」。優しい味わいの白身の滑らかさ、レモンオイルに、ビートルートなど自家製の野菜のピクルスと、ごくごく小さなクルトンが、繊細な歯触りをプラスしています。

th_1IMG_5745.jpg

ウォータークレソンのクーリにオークでスモークした生クリームを泡立てたもの、玉ねぎの旨味を閉じ込めたスムースなフランに、獲れたばかりのフレッシュなオシェトラキャビアをたっぷりと載せて。クレソンの野趣あふれる緑の香りを、クリームやフランの優しい味がゆったりと包み、オシェトラキャビアのコクを引き立たせます。

th_1IMG_5752.jpg

セットランチの前菜としても選べる、「Langoustine」。添えられた青リンゴと冬瓜のサラダが、みずみずしい酸味と甘みで、ラングスティーヌの身の甘味を引き立たせ、クリスピーなワイルドライスのパフが香ばしさをプラス。滑らかな食感の身と、よい対比になっていました。

th_1IMG_5753.jpg

秋の落ち葉が積もる散歩道のような一皿「Mushroom」は、ランチのベジタリアンのメインディッシュとしても選べます。
ポルチーニ茸の粉を敷き詰めた上に、焼いた日本の舞茸、フチをカリカリに揚げたラビオリには、ごく細かく刻んだワイルドマッシュルームのフィリングがたっぷり。茸の香りをベルモットのソースが強調し、オニオンのピュレが旨味を引き立たせます。秋の大地の香りを思い出す一皿です。

メインディッシュは、私はラムを頂きました。

th_1IMG_5761.jpg

ラムには、スパイスの効いた濃厚なトマトのピュレ、黄色のズッキーニを使ったラタトゥイユ。甘辛く、程よくスパイスの効いた肉汁をかけて。部位はサドルと呼ばれる鞍下肉ですが、とっても柔らかく、しっとりとした口当たり。ラムの香りとしっかりとした骨格のあるソースとは相性も抜群です。

Matieuシェフは、ワインどころ、ブルゴーニュ・ボーヌ出身。あのEscoffierとは直接血縁関係はないものの、祖父が1ツ星のシェフ、そして両親もレストランを営んでいたというサラブレッド。Alain Ducasseの旗艦店、Plaza Athenee を経て、Restaurant Daniel、そしてJoel Robuchonへ。ボルドーのジョエル・ロブションではスーシェフとして働いたのち、シンガポールへやってきました。

Emanuelシェフは自身がベジタリアンであることから、これまで野菜のエキスを中心とした出汁を使っていましたが、Matieuシェフが加わって、肉の出汁も使うようになり、自然な味わいは残しつつも、よりクラッシックに、力強くなった印象です。美しい盛り付けも、クラッシックなフレンチでのキャリアを感じます。一方で、Emanuelシェフの、アジアの食材を生かしたクリーンなテイストとのバランスで、重たすぎないコースに仕上がっていました。

デザートの前に、コースとは別ですが、Saint Pierre 名物のチーズワゴン。

th_1IMG_5780.jpg

食べごろのたくさんのチーズが並ぶ中から、好きなものを選べます。私はエポワスとブルーチーズを頂きました。

th_1IMG_5781.jpg

デザートはランチコースから、Pineapple。

th_1IMG_5791.jpg

パイナップルのコンフィ、ココナッツアイスクリーム、メレンゲにラムの泡、仕上げにレモングラスと生姜に、バニラを利かせたちょっとアジアなシロップで仕上げます。

th_1IMG_5797.jpg

カリカリのメレンゲをスプーンで割ると、ふわふわの中身が出てきて、食感の違いが楽しめます。食事の最後に邪魔にならない軽やかさとほのかなアジアンフレーバーは、Emanuelシェフらしい印象です。

th_1IMG_5804.jpg

ランチの3コースはS$58から、ディナーはS$148~。アラカルトもあります。絶景を目の前に、さらにパワーアップしたSaint Pierreの味を楽しんでくださいね!

th_1IMG_5801.jpg

<DATA>
Saint Pierre(サン・ピエール)
営業時間:ランチ 11:30~15:00(火~金曜のみ)、ディナー 18:00~23:00、日曜休
住所:1 Fullerton Road, #02-02B One Fullerton, Singapore 049213
電話:+65 6438 0887
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅徒歩5分

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー レストラン・料理・食材
2016年9月29日
« 前の記事「ラグジュアリーなF1アフターパーティー「Podium Lounge2016」」へ
»次の記事「20年の友情が紡いだコラボレーション「Lewin Terrace x beni」」 へ
おすすめ記事
    シンガポール特派員 新着記事
    [速報・Asia's 50 Best Bars 2018]初の授賞式がシンガポールで!
    [マカオ]緻密に、軽やかに仕上げた正統派フランス料理「The Tasting Room」
    [香港]軽やかに、シンプルに、クラッシックを表現「Petrus」
    [香港]アジアの視点で、フランスの豊かな食材を表現「Caprice」
    [香港]中国No.1レストラン・Amber 世界を旅したシェフが生み出す、美しいバランス
    [バンコク]Le Normandieでベルギーの三つ星シェフのコラボレーション
    [バンコク]ミシュラン二つ星 Mezzaluna、季節感で物語を引き出すフランス料理
    [台湾]台中のエレガントなグランメゾン「Le Mout」
    1年前の同じ月に投稿された記事
    三ツ星の「おばあちゃんの味」?Maggie Joan's
    F1の後はパーティーへ!Podium Lounge 2015
    カナダNo.1シェフの料理をシンガポールで
    マリーナベイサンズを望む、天空のレストランでシャンパンブランチを!「Zafferano」
    F1の後は、モナコ王女やF1レーサーも集う、ゴージャスなアフターパーティへ!「Podium Lounge」

    シンガポール旅行 旅スケジュール

    旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■シンガポールの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

    アジア特派員ブログ一覧

    インドネシア/ジャカルタインドネシア/ジャカルタ2インドネシア/バリ島インドネシア/バリ島2インドネシア/バンドゥンインド/デリーインド/トリヴァンドラムインド/ベンガルールインド/ムンバイウズベキスタン/タシケントカザフスタン/アスタナカンボジア/シェムリアップカンボジア/プノンペンシンガポール/シンガポールシンガポール/シンガポール2スリランカ/コロンボタイ/チェンマイタイ/バンコクタイ/バンコク2ネパール/カトマンドゥバングラデシュ/チッタゴンパキスタン/カラチフィリピン/セブフィリピン/セブ2フィリピン/パナイ島フィリピン/パナイ島2フィリピン/マニラベトナム/ニンビンベトナム/ハノイベトナム/ハノイ2ベトナム/ホーチミンマレーシア/クアラルンプールマレーシア/クアラルンプール2マレーシア/ペナンミャンマー/バガンミャンマー/ヤンゴンモンゴル/ウランバートルラオス/パークセーラオス/ビエンチャン中国/フフホト中国/マカオ中国/上海中国/上海2中国/上海3中国/北京中国/南京中国/広州中国/深セン中国/蘇州中国/香港中国/香港2台湾/北投台湾/台北台湾/台北2台湾/高雄東ティモール/ディリ韓国/ソウル韓国/ソウル2韓国/済州韓国/釜山

    アジアにもどる

    • 特派員プロフィール
    • シンガポール特派員

      シンガポール特派員
      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

    • リーダーに登録

    地球の歩き方Web特派員募集