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ブルガリア/ソフィア特派員ブログ Chika

ブルガリア・ソフィア特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

IMG-5226.jpg 世界的流行(パンデミック相当)であるとWHOからの発表もあった新型コロナウイルス、COVID-19。
ブルガリアでは2020年3月8日に初の感染が確認され、11日には1名が死亡、現在23名の感染が確認されています。
この状況を受け、3月13日にはブルガリア政府より第二次世界大戦後初の緊急事態宣言が発令されました。
内容に関しては下記の通りです。

●本3月13日,ブルガリア国民評議会において緊急事態宣言が採択されました。右宣言には,今後1ヶ月間の間の措置として,教育機関,幼稚園,ナイトクラブ,スポーツイベント等を含む施設の閉鎖,国境・渡航制限,隔離措置違反に対する罰金導入等が含まれています。
●これを受け,ブルガリア保健省は学校休校や各企業がとるべき対応等について下記1~8の発表を行っています。
●在留邦人の皆様におかれましては,引き続き,所属先(学校や企業等)等からの案内に呉々も御留意ください。
●現時点でのブルガリア国内における感染確認は累計23名(うち1名死亡)です。

(外務省海外安全ホームページより引用:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=81332

つまり食料品店と薬局を除いてお店は閉まり、学校も休みになり、企業も基本的にはリモートワークが推奨されるという状況になりました。
渡航制限に関しては詳細は不明ですが、現時点でブルガリア国籍の人はすでに空港の使用を制限され、陸路ではセルビアの国境が封鎖されているとのことです。
この状況は2020年3月29日まで継続される予定です。


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この宣言は3月13日午後に発令されたのですが、驚いたのがそのあとの人々の迅速な行動。
普段行列などあまり見たことがないのですが、スーパーマーケットや薬局に行列ができたり混んでいたり、買い物の際にはマスク&手袋を着用している人もちらほら。
薬局ではマスク&手指消毒用アルコールジェルが売り切れるなど、町はいつもと違った様子でした。

また何か新しい情報があればお伝えします。
現在ヨーロッパの多くの都市で非常事態宣言が出され、町が閉鎖される状況が起こっています。
1日もはやくこの状況が落ち着き、日常が戻って来ることを祈ってやみません。


2020年3月14日

母の日といえば日本では5月の第2日曜日ですが、ブルガリアの母の日は日本とは異なり、3月8日を母の日としています。
また3月8日は国際女性デー (International Women’s day)。
ブルガリアでは毎年この日を盛大にお祝いします!
今回のブログではその様子をご紹介します。


ブルガリアでは3月8日に女性に花を贈るのが一般的

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冒頭でもご説明した通り、3月8日は母の日&国際女性デー。
国際女性デーは【すべての人は平等である、女性の尊厳も大切に】というテーマで制定された日。
世界各国でそれぞれの祝い方があるようですが、ブルガリアでのメジャーなお祝いの方法は花を贈ること。


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この時によく贈られるのは紫のヒヤシンス。
その理由は国際女性デーのテーマカラーが紫だからです。
紫は尊厳と正義を象徴する色とされていて、女性の権利を求める国際女性デーのシンボルカラーとなっています。

母の日なので子供から母へ花を贈るのは一般的ですが、それだけではなく、父親から娘へ、仲のよい女性同士などすべての女性に花を贈る習慣があります。
学校のある日には女性の先生に子供から一輪の花を贈るパターンも多くて、この日は花を持った人を町でたくさん見かけます!
(今年はたまたま日曜日だったのと、インフルエンザによる休校のためあまりその姿が見られず個人的には残念でした……)


3月8日には特有の挨拶まである!

国際女性デーにあたり英語では”Happy IWD!(International Women’s Day)”、”Happy Women’s day!”などの挨拶が交わされますが、ブルガリアでは
“Честит 8 март!!”(3月8日おめでとう)
という特有の挨拶もあります。

お花屋さんで花を買った時や、お店で買い物をした時などに店員さんから声をかけられたり、友達同士の会話やメッセージのやり取りで使ったり。
3月には先日ご紹介したバーバマルタもあるのでお祝い事が多くて、何だか幸せな気分に浸ることができます♪



3月8日限定のセールを行うお店や花屋さんの露店が出たりする!

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3月8日には38%オフのセールをしたり、女性用の下着屋さんが一部セールをしていたり、お店を訪れる女性客に小さなギフトをくれたり。
町に出るとこの日の特別感を感じることができます。

また花を贈る習慣があるため、駅前や町角には花屋さんの露店が現れます。
先日まではマルテニッツァの露店があった場所で花が売られているパターンが多いです。
スーパーでも花売り場が充実していたり、花屋さんでもカラフルな花束が並んでいたりと見ているだけでも楽しめます。



ブルガリアの3月8日の過ごし方についてご紹介しました!
日本ではまだあまりメジャーではない国際女性デーですが、個人的に花を贈る習慣が素敵だなと思っています。
この時期にブルガリアを訪れる機会があれば花であふれる町角の風景をぜひお楽しみください!


2020年3月13日

3月3日といえば日本ではひな祭りですが、ブルガリアではそれとはまったく違った国民の祝日です。
この日はブルガリア解放記念日、ブルガリア国民にとって非常に大きな意味をもっています。
2020年の今年は私もソフィアで3月3日を迎えたので、ソフィアにおけるブルガリア解放記念日の様子をお伝えしたいと思います。


ブルガリア解放記念日って何?

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ブルガリア解放記念日とは1878年3月3日に露土戦争にてロシア軍がトルコ軍に勝利し、サン・ステファノ条約を結んだことをきっかけにブルガリアが自治公国として独立した日です。
いい換えれば、ブルガリアが約500年に渡るトルコ(オスマン帝国)の支配から解放された日ともいえます。
トルコとブルガリアは宗教も言葉も違うため、その支配下ではブルガリアの主要な宗教であるブルガリア正教(キリスト教の一派)の言葉も否定され、肩身の狭い思いをしてきました。
けれど約500年という長い年月その支配下におかれながらも、ブルガリア独自の言葉や文化を絶やさずに築いてきたブルガリア。
この点からブルガリア人の国家への愛を感じることができます。
そんな愛国心に溢れたブルガリア人は、この解放記念日には自宅の窓や、門、ベランダなどにブルガリア国旗をよく掲げています。
解放記念日前には写真のように道端や商店でブルガリア国旗を売っているところをよく見かけます。


ブルガリア解放記念日って何をするの?

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先ほど説明した露土戦争では多くのブルガリア人、ロシア人兵士が犠牲となったためその追悼式典が毎年執り行われています。
ブルガリア国内各地でセレモニーが開催されますが、特にソフィアの解放者祈念像の前とカザンラク付近のシプカ峠では盛大なセレモニーが執り行われます。
朝からテレビでは多くの特番が組まれ、セレモニー前のシプカ峠や解放者祈念像前、祈念像のすぐ近くにあるアレクサンドルネフスキー大聖堂の様子などが映されていました。



当初は取材の意味も込めてセレモニーを観に行こうかと考えていましたが、現在の新型コロナウイルスの広まりや一部で囁かれているアジア人差別などの影響を考慮し、センターに近づくことは危険と判断し、テレビ中継を鑑賞。
11時からソフィア聖堂前の無名戦士の墓にてセレモニーが始まり、それに合わせて空砲が鳴り響きました。
厳粛なムード、多くの観客、制服に身を包んだ衛兵さんたちの凛と張り詰めた様子。
それを見て、気軽に見に行ける類のものではなかったと実感しました。
もし当日観に行かれる方は周囲のブルガリア人に倣ったマナーなどを心がけましょう。


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メインのセレモニーはソフィア解放者祈念像前にて18:30から開始されており、ほぼ1日がかりでセレモニーが執り行われていました。
ソフィア市内を観光で訪れる方に関係ある場所としてはアレクサンドルネフスキー大聖堂・ソフィア聖堂かと思いますが、この日は人込みも予想されるため行かないことをおすすめします。


ブルガリア解放記念日の町の様子は?

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セレモニーの始まる時間帯には一部道路が封鎖されていました。
具体的な封鎖状況に関してはソフィアの中心部の交通情報に関する公式Webサイト(Urban Mobility Centere)に記載があるためそちらをご参照ください。

封鎖されるのは道路のみで地下鉄は通常通り運行していたのでこの日、中心部を移動される場合は地下鉄の利用がおすすめです。
セレモニーが行われる場所以外ではあまり普段と変わらない様子で、公園には親子連れがあふれていたり、レストランなども通常営業をしていました。
なので町に出るのが危険などの感覚はありませんでした。
この日にブルガリアを観光目的で訪れる方はセレモニーの時間や場所、道路状況に配慮しつつ、観光をお楽しみください。


2020年3月 5日
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  • 特派員プロフィール
  • ソフィア特派員

    ソフィア特派員
    Chika
    ブルガリアの首都・ソフィア在住。2018年7月より夫の赴任に伴い、当時4歳の息子と2歳の娘を連れて渡航しました。他のヨーロッパや周辺の国と比べて日本人が極端に少なく、情報も少ないブルガリアですが実は見所が盛りだくさん!そんなブルガリアの魅力をお届けしたいと思います。 DISQUS ID @disqus_ITF3SrZXJ4

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