夏の冒険 マウンテンバイク編
僕は毎年熱い夏になると体がウズウズして冒険をしたくなります。
小学校の時から変わらない、暑い夏休みにかける男の子の熱い情熱デス。
去年は友達が団長をしているサーカス団と一緒に旅をして最高の思い出を作りました。
さてさて今年は何をしてやろう・・・とたくらんでいるとき、
ついこないだまでブルガリアでロケをしていた楽しい仲間が、ルーマニアで引き続きロケ中だ。
よし、ブルガリアからチャリで会いに行って驚かそう！
と、いうことで今年の夏の冒険第一弾は・・・
マウンテンバイクでブカレストにいる仲間に会いに行くことにしましたb('-^*)
ドナウ国境を越えてルーマニアに行ったことは一度もなかったのですが、
今回はマウンテンバイクで初のドナウ河越えをして、いざルーマニアの地に！
まぁここに来るまで色々とハプニングはありましたが省略して、
ドナウ国境、ルーマニア側になんとかチャリで入国できました！
高速やら山道やらをマウンテンバイクで走っていたんですが、こういう凸凹したヒドイ道が続く・・・。
余りにも悪い道なのにもかかわらずマウンテンバイクの太いタイヤを過信して、
無茶な運転をしていたら今回の旅で2回もパンクさせちゃいました。
こいでもこいでも延々と続く砂利道。
短距離だったらこんな悪路も全然余裕なマウンテンバイク君。
でもパンパンに張った足、ガチガチになったお尻、日焼けして痛い肌の3重苦の中、
こんな悪路をただひたすら走るのは自分への拷問以外の何物でもなかったけれど
「大切な仲間にもう一度会いたい！」という気持ちだけが諦めそうになる自分を推し進めてくれた。
自分自身、こんなに頑張れる子だとは思ってもみませんでした(笑
ブカレストに着くまでの3日間、道中ホント色々ありました。
草原に放火している村人に出くわしたり。
おなかの中身が出てるキツネの死体を引きずったジプシーに追いかけられたり。
真夜中に山道を走っていて野犬の集団に襲われたり。
餌をやった野良犬と仲良くなって可愛がってたら、ノミを移されて体中ノミに噛まれたり。
悪いトラックの運ちゃんに煽られた挙句、ひき殺されそうになったり(肩に接触した)
良いトラックの運ちゃんに山道で死にそうになってるところを助けてもらい乗っけてもらったり。
ルーマニアのどこかの村の食堂で仲良くなった10歳の男の子にルーマニア語教わったり。
ホント、良いこと悪いこと含めて色々ありました。
今回の旅では色々怖い思いをしたけれど、
真夜中、街灯がまったく無い道を一人で行くのが一番怖かった。
こいでもこいでも、まっくらやみ。
聞こえてくる鳥や虫の鳴き声に混じり、草がガサガサなる音。
闇の中から聞こえてくる犬の遠吠え。
暗闇の中、たまに向こうから来る対向車のライトで照らされる獣の死体。
こぎ疲れて、暗闇の中で足を止めて休もうとすると
野犬がどこからとなく集まり群れを成し襲い掛かろうとしてくる。
闇の中、野犬の群れに襲われたのが一番怖かったデス。
喰われて死ぬかと思いました。
まぁ、そんなこんなの苦難を乗り越えて辿り着いたブカレスト。
真夜中に走り続けて早朝に着いたんですが、会いたい仲間達はまだ仕事中。
仕事の邪魔をするのは嫌だったので、早く会いたい気持ちを抑えて夕方頃まで待つことに。
僕はどこの国に行っても、まずはその国のサーカス団と動物園を探します。
なんでってよく言われるけど、単純に好きだから。
でもこのサーカスは9月からしか公演をしないそうで、残念。
動物園はやってました。
ブカレストの中心地から約20kmほど離れた郊外にある小さな動物園。
動物園に行くお目当てナンバーワンは虎。
数年前に行ったソフィアの動物園じゃ虎いなかったので、それから行って無いし。
なんと、この動物園は虎が12匹もいて僕の中では大当たり！！
12匹の中でも一番優しそうな虎の前で2時間くらいボーっと虎を見てました(^^)
虎の他だとカワウソとかネズミ系の小動物を見るのが好き。
小動物はせせこましくちょこちょこ動き回るので見てて飽きないデス。
そんなこんなで夕方、ブカレスト中心地に戻り大切な仲間と無事に会えました('-^*)
自己満足でしかないけれど、また一目会えてよかった。
そう思わせてくれる大切な仲間でした。
ただいま、ブルガリア。
次は馬術に挑戦、来週明けから馬に乗って冒険してきます！！
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