春らしさ満点!ブルガリアの花の日♪

公開日 : 2020年04月12日
最終更新 :
筆者 : チカ
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ブルガリアは自然豊かな国、春になると色とりどりの花が咲き乱れます。

そんななか例年4月〜5月にあるブルガリア最大級の祝日であるイースター。

ブルガリアではイースターのちょうど1週間前の日曜日が、ある特別な日として扱われています!

ブルガリア語でTsvetnitsaと呼ばれるこの日、訳すとThe flower day、花の日なんです。

2020年は4月12日がこのTsvetnitsaにあたります♪

Tsvetnitsa(花の日)の伝統的な行事とは?

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この日、教会に行くとすべての人に1本ずつヤナギの枝が配られます。

ヤナギはいち早く緑の葉をつけるため、春の訪れを告げる植物といわれています。

そしてこのヤナギの枝を使ってリースを作ったり子供の花冠にしたりします。

その家の健康と富を願って、このリースは乾燥するまでドアに飾るのが習わしです。

人によっては翌年のTsvetnitsaまで保管している人もいるそうです!

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ブルガリアでは誕生日を2回お祝いします。

1回はその人が実際に生まれた日、もう1回はName day。

(Name dayについてはこちらの記事をご参照ください。【ブルガリアの特別な日! St.Nicholas Day】

多くのName dayはキリスト教の聖人の誕生日ですが、Tsvetnitsaは花や植物関連の名前を持つ人のName dayとされています。

ブルガリア人の名前には花関連の名前がたくさん!

例えばツベトリーナ:花、ローザ:バラ、マルガリータ:マーガレット(デイジー)、ヴィオレッタ:すみれ、リリ:百合など。

ほかのName dayと同じように、Name dayに当たる人が周囲の人にチョコレートやキャンディーを配ったり、友人や知人がその人の家を訪れて食事をしたりするのですが、この日はName dayの主役に対して花を贈ることもよくあるそうです♪

残念ながら2020年の今年は新型コロナウイルスの影響もあり、政府から教会へ行かないようにとのお達しがあったり、花屋さんが営業していなかったりと、例年のようなお祝いはできません......。

来年は安心して、例年通りの花の日のお祝いができることを祈りつつ、今年は家でおとなしく過ごそうと思います。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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