【注意喚起】ブルガリアのコロナ&デモの現状

公開日 : 2020年07月30日
最終更新 :
筆者 : チカ

(※黒海沿岸のリゾート情報をお届けしている途中ですが、ブルガリアの現状について少し説明させていただきます)

EU加盟国が2020年7月1日から日本を含む所定の国からの入国制限を緩和するとのニュースがありましたが、詳細は各国に任せられていました。

ブルガリアは当時7月15日までは日本を含む第三国からの入国は原則禁止の方針を貫いてきましたが、7月16日以降日本からの入国制限が解除されました。

つまり、日本からブルガリアへの入国は現在隔離期間やPCR検査なしに可能となっています。

<ブルガリア長期滞在資格を保有する邦人>

 特定対象国から入国→入国可(陰性証明提出不要)

 特定対象国以外の国から入国→入国可(陰性証明の提出が求められる。提出しない場合は、14日間の自己隔離)

<ブルガリア長期滞在資格を保有しない邦人>

 特定対象国から入国→入国可(陰性証明提出不要)

 特定対象国以外の国から入国→陰性証明を提出しない場合は入国不可

 ※特定対象国:EU加盟国、シェンゲン加盟国(サンマリノ、アンドラ、モナコ、バチカンを含む)、英国、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ

(※在ブルガリア日本大使館からのメール引用)

けれどこれはあくまで制度上の話であり、安全かどうかの観点で言えば話は変わってきます。

現在、ブルガリアでは新型コロナウイルスの新規感染者は増加傾向にあります。

7月22日には過去最高である330名の新規感染者を記録したほか、ここ1週間は連日100名を超える新規感染者が報告されています(基本的に週末は100名台、平日は200名台ほどの新規感染が報告されている状況)。

ブルガリア政府は5月13日に緊急事態宣言を終結させましたが、そのあとの状態を【緊急感染状態】と称して、新型コロナウイルス対策に関連した法令を出してきました。

この【緊急感染状態】の期限は延長に延長を重ね、先日8月31日まで延長されることが決定しました。

また、新型コロナウイルス以外にも現在ブルガリアでは各地でデモが起こっています。

デモの目的は政権への不満や新型コロナウイルスに際しての経済悪化など多岐に渡り、7月9日以降連日どこかでデモが起こっている状況です。

私自身、感染予防と安全の観点からソフィアの中心部に近づいてはいないため詳しい状況はわかりませんが、近くを車で通りかかった人の話を聞くと、中心部の道路が一時封鎖されるなどの措置が取られている場合もあるそうです。

日本側でも、海外渡航に関してはあまりすすめられていないので観光目的で訪れる方はあまりいないと思いますが、万が一用事でブルガリアを訪れる場合はくれぐれもご注意ください。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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