ブルガリアの有名スキーリゾート【ボロヴェッツ】

公開日 : 2021年02月24日
最終更新 :
筆者 : チカ

ブルガリアは隠れたスキーリゾートで、格安&雪質のいいスキー場としてヨーロッパでは知られています。

そんなブルガリアの中でも2大スキーリゾートとして有名なのがボロヴェッツとバンスコ。

特にボロヴェッツはソフィアから日帰りでも行ける位置にあり、週末には多くの人が訪れます。

今回はそんなボロヴェッツのスキー場について紹介します!

ボロヴェッツは東ヨーロッパ最大規模&国際大会も開催されたこともあるスキーリゾート

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ボロヴェッツは過去に2回のワールドカップ、12回のヨーロッパカップの開催経験もあるほど国際的なスキー場!

その歴史は古く、1930年頃からスキー場としての営業が始まりました。そして1970年代からは開発に力を入れ、近隣にはホテル・スパ施設・レストラン・お土産物屋さんなどが軒を連ねる一大スキーリゾートに成長しました。

現在はコロナの影響で海外からのお客さんは激減していますが、もととも国際的なリゾート地なので英語の看板も立ち並び、ブルガリア語がわからなくても英語さえできれば不安なく滞在、スキーやスノーボードを楽しむことができます♪

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東ヨーロッパ最大規模と言われるボロヴェッツのゲレンデは3つのゾーンに分かれていて、初心者~上級者までレベルに合わせたさまざまなコースがあります。

夜間はナイター設備も整っているし、標高1340~2550mにあるゲレンデでは12月~5月までという長い間スキーを楽しむことができますよ!

ボロヴェッツの位置とアクセス方法

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ボロヴェッツはバルカン半島一の高さを誇るリラ山脈の北側の中腹に位置しています。

区分としてはソフィア県の一部ですが、ソフィアの中心部からは約75km離れていて、車で約1時間~1時間半の距離です。

ただし、それは空いている場合の話!

1~3月の週末にはソフィアに住む人が車でボロヴェッツに行くことが多いため、午前中にはかなりの渋滞が起こるので注意が必要です。

ソフィア在住の人は自家用車かレンタカーで日帰りで遊びにいくケースが多いようですが、スキーリゾートというだけあって多くのホテルが立ち並び、それぞれのホテルが空港との送迎サービスをしているようです。

または日帰りスキーを計画される場合には旅行会社のプライベートツアーなどもあるので、海外での運転に不安がある場合はそういったサービスの利用もおすすめです。

混雑はするものの、スキー場周辺には多くの駐車場もあるため、車でアクセスした結果どこにも車が止められない、ということはなさそうです。

目的地としてHotel Rilaを設定しナビに従っていけばボロヴェッツの繁華街に出られるため、そこから駐車スペースを探しましょう。

●ボロヴェッツスキーリゾート公式サイト:https://www.borovets-bg.com/en

実際に子連れでボロヴェッツに行ってみたレポート&感想

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わが家はボロヴェッツまで車で行ってみました。

友人から週末の午前中にはかなりの渋滞が起こると脅されたこともあり、早朝の出発を決意。

8:30からリフトが動くということで、それに間に合うように到着しようとソフィア市内にある自宅を朝6:45に出発しました。

その時間帯に出るとまったく渋滞はなく、スムーズに進み約1時間20分でボロヴェッツのスキー場付近に到着です。

駐車場はいたるところにあるのですが、リフト近くの駐車場はやはり人気が高く、朝8時頃に到着したけれどすでに多くの車が止まっていました。

私たちは子供たちをHotel Rilaというホテルで行われるski kindergartenというところに入れるため、車を停めたあと、 Hotel Rilaまで歩いて移動。子供を預けて、Hotel Rila内のレンタルショップにて私と夫の分のリフト券購入&スキー用品のレンタルを行いました。

どこを見ても英語の看板が立っていて、受付の方も英語が堪能&施設もきれいで安心感がありました♪

ボロヴェッツには13台のリフトがあるそうですが、リフト券はすべてのリフトで利用可能とのことです。

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私たちが訪れた日は2月上旬でしたが、季節ハズレの暖かい日で晴れており、リフトで山頂に登るときれいな景色を楽しむこともできました!

雪質も柔らかく、午後になると日に当たって雪が溶けてきている部分もありましたが、そういった部分にはちゃんと係員の方が【立ち入り禁止】などの札やネットを立てるなどきちんと管理されている様子でした。

子供たちが入ったskii kindergardenは朝8:30~16:00まで子供を預かってくれて、午前・午後で約1時間ずつのスキーレッスンがあります。

そのほかの時間は屋内でスナックタイムやおもちゃで遊んだりできるようで、まだ体力がなくて寒さに慣れていない子供にとってはうってつけでした。

スパルタなレッスンよりも楽しんでスキーに慣れる、という意味ではぴったりの場所です。

今回私たちはHotel Rilaのサービスを利用しましたが、ゲレンデ周辺にはたくさんのレンタルショップやスキー教室があったので選ぶこともできそうです。

1月末にはヴィトシャ山のスキー場にも行きましたが、その時と比べると

●英語が通じる

●レンタルショップやスキーレッスンの選択肢の幅が広い

●広大な面積のゲレンデがあるためあまり混み合っていない(※麓のリフト乗り場は多少列ができますが、屋外なので不安なく過ごせる程度)

という利点がありました。

ちなみに現在のブルガリアではレストランやカフェを始めとする飲食店の通常営業は禁止ですが、テイクアウトは利用可能なのでお昼時にはサンドイッチやスープなどを購入し近くのベンチで食べている人が多いようでした。

今年2021年はあまり混雑はしていませんでしたが、例年はドイツやイギリスといった西欧からのスキー客も多いのでもっと混んでいるそうです。

昨年は3月中旬からロックダウンに入ったのでボロヴェッツやバンスコのホテルは経営上大打撃を受けました。

中心地にはおみやげ物屋さんやレストラン、たくさんのホテルが立ち並んでいるので、それらが例年通りに利用される日が早く来たらいいなと思います。

外国人でも安心して滞在し、ウィンタースポーツやブルガリア料理を楽しむことができるブルガリアのスキーリゾート、ボロヴェッツ。

冬にブルガリアに訪れる際はぜひ足を運んでみてください♪

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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