お祝いムード漂うブルガリアの3月

公開日 : 2021年03月07日
最終更新 :
筆者 : チカ

Честита Баба Марта!!

こんな挨拶が毎年3月1日には行き交います。

3月1日はバーバマルタと言われる祝日。

春の訪れを願う日で、マルテニッツァという紅白の紐で作られたお守りを家族・友人・隣人などと交換し合い、お互いの健康と幸福を願います。

この風習はバルカン半島のこの地方で昔から行われていたものらしく、ブルガリア以外にもマケドニアやギリシャで似たような風習があるようです。

(昨年のブログでもバーバマルタについては詳しく説明したので気になる方はこちらをご覧ください。)

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新型コロナウイルスによるロックダウンが行われたのが2020年3月14日。

そこから約1年経過し、人々の中にも疲弊感が募っています。

そんな背景もあり、今年2021年のバーバマルタにかけるブルガリア人の思いはより強いのように感じました。

バーバマルタは祝日ではありますが、学校や会社などは休みではないため、夫や子供たちも学校でたくさんのマルテニッツァを渡したりもらったりしていました。

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(普段引きこもっている私も、家族や近所に住む友人と交換して1日の夜にはこんな感じになりました♪)

そして2日後の3月3日はブルガリアの解放記念日。

オスマン帝国からの解放を祝う、ブルガリア人にとって特別な日です。

(解放記念日について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください)

こちらは学校も会社もお休みになり、朝からテレビのほとんどのチャンネルで独立記念日のセレモニーの様子が流されるほど!

また今年は3月1日からレストランの通常営業が再開になり3日は最初の休日だったため、町に出かける人もたくさんいて、町はにぎわいを見せていたようです。

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当日は中心部はセレモニーもあり、混雑が予想されたので訪れませんでしたが翌日に用事のためセレモニーが行われるソフィア解放者記念像の前を通りかかると、多くの花が飾られていました。

このように毎年3月は1日、3日と祝日が続きお祭りムードです♪

さらに8日の国際女性デーはブルガリアでは母の日

8日に向けてお店ではセールが行われたり町角で花が売られていたりとこの時期は町を歩くと目まぐるしくディスプレイが変わることに驚きます。

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イベントが続き、気分が華やぐこの季節。

つい出かけたくなりますが、ブルガリアの3月は気候がまったく安定しないので出かける際には注意が必要です!

日本の三寒四温と同じように、今年も3月に入って最高気温18度まで上がる日もあれば、雪がちらつくほどの寒い日もありました!

また新型コロナウイルスの影響もまだ続いていて、ワクチン接種者が増えた安心感からか、人々の行動にも少し気の緩みがみられます。

その結果、先日ブルガリア政府は

現在感染の第3波が到来しつつある

という声明を出したほど!!

ブルガリア滞在中の方や、もし訪れる予定のある方は気候にも感染対策にも十分にお気をつけください。

筆者

東京特派員

チカ

2018年8月から2022年5月までブルガリアの首都・ソフィアに住んでいた主婦。4年ぶりに東京に戻ってきて改めて日本の良さを実感しています!

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