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ドイツ/シュタインバッハ特派員ブログ 増井 尚美

ドイツ・シュタインバッハ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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只今、ここシュタインバッハも桜も見頃を迎えています。 いや、今日(水曜日)は既に葉桜になっていました。 先週まで日本に一時帰国していた我が家です。
木曜日にドイツへ戻ってきてからというもの天気も良く、かなり暖かい日が続いています。
Sakura_DE 2.JPG

シュタインバッハの我が家の近所に、日本の春を思い起こさせるとっても立派な桜の木があり、ご覧の通り今年も見事に咲いてくれました。


日本の桜:桜前線と共に旅する贅沢

今回の一時帰国ですが、ちょうど、日本は桜が満開で関東・関西、両方で桜を思う存分堪能してきた我が家です。
「いやぁ~やっぱり日本は桜だなぁ~!日本の桜、ホントに美しい!」
せっかくですから、日本の桜とドイツの桜を見比べてもらうためにもここに紹介させて頂きます。
Sakura_double skytree.JPG

隅田川クルーズでダブルスカイツリーと桜のコラボに出会いました。
実は、今回何かの縁で、隅田川クルーズを2回体験しました。 浅草~日の出桟橋、日の出桟橋~浅草と体験、桜がところどころ見られ美しい風景にたくさん出会えました。
Sakura_Meguro.jpg

母が申し込んでくれた「東京桜の名所10か所巡りツアー」に母と参加しました。
目黒川の桜、圧巻でした。 今まで気づかなかったけど、こんなにたくさんステキな桜の名所があったんですネ。
友人を日本に招くことがあったら、是非この経験を生かしたいと思ってます。
Sakura_Hiroshima.JPG

広島でも桜が見られて大感動です。 今回は広島まで行くことにしていたのでジャパンレイルパスを取得して行きましたが、ジャパンレイルパスではのぞみは乗れないため、ひかりやこだまに乗ることになり、同乗者の多くが外国人観光客でした。 新幹線もそうですが、観光地どこへ行っても、外国人観光客の多さにビックリしました。
あらためて、ドイツへ来てからの17年間に日本の様子が様変わりしたのを感じます。
Sakura_Arashiyama.JPG

京都の嵐山へ。こちらも桜がキレイでした。 天龍寺の境内から眺めるお庭と桜も本当に美しく日本の美が感じられました。

春に帰国なんて、いつ以来だろう? 娘が2歳の時以来ですからかれこれ9年が過ぎています。 春といっても桜がちょうど見頃の時期に当たることなんてそうそうあることではありません。 本当に今年は桜についています。


ドイツの桜:日本から帰国すると近所の桜が満開!

最初の1枚、私たち家族が住むシュタインバッハのご近所さんの庭にある1本の桜の木です。
日本から帰ってみれば、今度は、毎年楽しみにしているこの桜の木が満開を迎えようとしていました。 出勤通路にあるこの桜、毎年この桜で春の訪れを感じます。
そして、この桜の木を見ていると、「ドイツの桜も捨てたもんじゃないな!」といつも思います。
Sakura_DE 1.JPG

先日、この桜の木がゆっさゆっさと揺れているではありませんか? 「何?何??」と見てみると、このお家の子供が桜の木に備え付けられたぶらんこに乗って遊んでいました。
何とも贅沢なブランコ遊びですネ。 何だか自然と笑みが浮かんできました。
Sakura_DE 4.JPG

ドイツの桜、何本も並んでいる日本の様な桜並木というのをあまり見かけることはありませんが、シュタインバッハ近郊の町、”Sulzbach(ズルツバッハ)”というところにとても美しい桜並木があります。
Sakura_DE 5.JPG

日本人の同僚がこの町に住んでいて去年教えてもらった、とっておきの場所です。
こちらの写真は去年のものです。 この桜は遅咲きで今現在、まだ開花していません。
ちなみに、フランクフルトにある日本人学校にも桜の木があるのですが、この桜と似ているので恐らく同じ種類かと思われますが、本日の報告によれば、学校の桜の蕾もまだまだ固く閉ざしている様です。
Sakura_DE 6.jpg

ドイツでも、日本の桜はとても有名で、桜が好きなドイツ人もたくさんいます。
だからなのかは分かりませんが、こんなにたくさんの桜が見られるのは嬉しい限りです。


ドイツの春の装い旅支度~どんな服を持って行ったら良い?

ここのところ、桜が満開になる程、暖かい日々が続いていますが、春にドイツへ来られる方に、春の服装についての情報です。

暖かい日が続いているドイツですが、先週の金曜日、休み明け初出勤の朝、車のフロントガラスはうっすらですが、凍っていました。 ドイツお決まりのフロントガラスの氷取りから始まったこの日、車の温度計は、2度を示していました。 一方で日中はかなり温度が上がり、暑いくらいでした。
月曜日は、朝から比較的暖かく10度前後から始まり、日中は長袖を着ていると、「ちょっと暑いかなぁ~」と感じる程の初夏日和。

ドイツでは、太陽が出ているか出ていないかで大きく気温が変わってきます。 日中に温められた温度が続かないと朝晩がかなり冷えますし、曇りの日は、日中でも気温がぐんと下がることがあります。

中に着るものにTシャツや薄手の長Tを、その上に羽織るカーデガンやパーカー、厚手のシャツなどを用意されると良いかと思います。
脱ぎ着ができる服装がこの時期は良いと思います。ボトムズは、ジーンズなど厚めのものも1本は用意されておいた方が良いですネ。
トレンチコートの様に薄手のコートもあると良いかと思います。 
とは言え、あまり寒さ対策ばかり考えていては、荷物が増えてしまいますから、本当に寒い場合は、現地で調達すると言う手もありますし、薄手のものと厚手のものを上手く組み合わせて用意して下さい。
気軽にできる寒さ対策として、首に巻くショールがあると良いかもしれません。 男性の方もヨーロッパではお洒落にショールを巻いていますので是非。

日差しもキツくなりつつありますので、サングラスなどもあると良いですネ。

こらから益々良い季節になるヨーロッパです。 是非、ヨーロッパの春を、ドイツの春を楽しんで下さい。


2018年4月12日

案外知られていないけど、ドイツで食べるハンバーガーは美味しい!
ファーストフードのバーガーとは一線を画した各お店がそれぞれ趣向を凝らした自家製バーガーを出しています。
今日はそんな自家製ハンバーガー天国のドイツについてご紹介したいと思います。
Hamburger 3.JPG

ドイツのお食事処、こんな風にカテゴリーができます。
1. こてこてドイツ料理屋さん。(伝統的なドイツ料理を出すレストラン)
2. ブラオハウス”Brauhaus”: ビール醸造所が経営するレストラン
3. クナイペ”Kneipe”と呼ばれるメインはビールを楽しむお店。 ビール以外のお酒やノンアルコールも扱っていて食事も楽しめます。
4. カフェバー”Cafébar”: クナイペと区別するのは難しいですが、こちらもあらゆるアルコールが楽しめ、食事は朝食”Frühstück(フリューシュトュック)”からランチが楽しめます。
5. インビス”Imbis”/ファーストフード: テイクアウトもその場で食べることもできるファーストフード店
6. ドイツ料理以外のレストラン:イタリアン、中華、日本食、インド料理、タイ料理、韓国料理などなど

こてこてドイツ料理屋さんや、伝統的な各国料理を出すレストランにはあまりありませんが、カフェ、カフェバー、多国籍料理を出すレストランなどで、自家製ハンバーガーがメニューにラインアップされていることが多いです。
Hamburger 2.JPG

メインのパティもどのようなひき肉でどのくらいの厚みにするか? 野菜は何を使うか? チーズを入れるか入れないか? ソースはどうするかはもちろんのこと、バンズもお店によってそれぞれです。
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写真1:
シュタインバッハの近くの町Bad Homburg(バート・ホンブルク)にあるブラウハウスの自家製バーガーは、肉厚の手作り感たっぷりのパティにさらにベーコンプラス。
サニーレタスもたっぷりでかなり大きく口の小さな私には一口ではとても無理。 でも、かなり美味♪
写真2:
こちらもバート・ホンブルクの町中にあるカフェバーで出している自家製バーガー。
お野菜たっぷりでカフェらしくお洒落なプレートです。
写真3:
こちらは、以前ご紹介したブラウンフェルスと言う城下町にあるブラオハウス、ブラオハウス・オーバーミューレの自家製バーガー。
ブラオハスでもバーガーを出しているところは意外と多いので、ビールと共に楽しむことが可能です。
(過去記事”ブラオハウスで付加価値アップ~”Schloss Braunfels(ブラウンフェルス城)~”はこちら→)

ドイツ料理も美味しいですが、旅行中ずっと食べ続けるのはキツイですよネ。 そして食べ慣れていない味、何を食べれば良いのか迷う…そんな時に是非お試し頂きたいのが、ハンバーガーです。
とは言うものの、ガッツリ系であることに違いはない上、大きさも半端ないので覚悟が必要です。

覚悟は必要ですが、まず失敗がないのが、日本人の食べ慣れているハンバーガー。ジャガイモの美味しい国ドイツですから、一緒に添えられるフライドポテトも抜群、各お店の自家製バーガーもポテトも共にドイツのビールに良く合います。 
食べるものに悩んだら自家製バーガーを試してみましょう。


2018年2月19日

観光地再発見の旅⑬-8
1冊の本”「ホロコーストの記憶」を歩く-過去を見つめ未来へ向かう旅ガイド(石岡史子・岡裕人 著)”がきっかけで、今までとはちょっと違ったベルリンに出会った今回の旅、前回に引き続きそんなベルリンの町歩きレポート第2弾です。

空っぽの図書館/ベーベル広場

Bebel Platz 3.JPG

詩人ハインリッヒ・ハイネが戯曲『アルマンゾル”Almansor”』に残した警告の言葉
“Das war ein Vorspiel nur, dort wo man Bücher verbrennt, verbrennt man am Ende auch Menschen.”
ベーベル広場には、詩人ハイネのこの言葉を記したプレートが埋められています。

「書物が焼かれるところでは、いずれ人間も焼かれるようになる」
(前略)
ハイネは戯曲『アルマンゾル』(1823年)の中で「これは序章に過ぎない。書物が焼かれるところでは、いずれ人間も焼かれるようになる」と書き残した。その後を予言した言葉が、ベルリン焚書の警告板に刻まれている。

Bebel Platz 2.JPG

ブランデンブルク門から東へ伸びる大通りウンターデンリンデン”Unter den Linden”のベルリン大聖堂(写真中央奥緑のドーム)の手前に大きな広場(写真右)があります。



地図で見てみると位置関係が良く分かります。
私たちが滞在していたホテル、ラディソンブルーホテルから真っ直ぐブランデンブルク門へ向かって歩いて行くと、シュプレー川を渡ってすぐ、右手に大聖堂が、さらに進むと、左手に大きなローマ・ギリシャ風ファサードの建物が見えてきます。 この建物が国立歌劇場、オペラハウスです。
国立歌劇場のすぐ横には、三方を大きな建物に囲まれた広々とした空間がぽっかりと空いています。 そこがベーベル広場”Bebelplatz(ベーベルプラッツ)”です。
Bebel Platz 1.JPG



空っぽの図書館(焚書追悼記念碑)
“Bibliothek(Denkmal zur Erinnerung an die Bücherverbrennung)”

1933年5月10日学生たちによる「非ドイツ精神に反対する行動」の集大成として、ドイツ精神にそぐわないとされた書籍・書物がここベーベル広場の中央で焼き払われた。 空っぽの図書館はその焚書事件を象徴し、忘れないためのもの。

ベーベル広場のどこに、過去の負の記憶を忘れないための記念碑があるかというのは、広場をちょっと眺めていればすぐに分かります。 だだっ広い広場の一箇所に人が集まって下を向いて何かを見つめている様子。 
手に折りたたみ傘などの目印を持った欧米のツアーガイドさんが説明をしています。
皆、ガラス越しに本の入っていない空っぽの本棚(写真上)を見ながらガイドさんの説明に耳を傾けているのです。

私たちが訪れた日は小雨の降るどんよりとした日だったので、ハイネの言葉を記したプレートやこの空っぽの図書館が、ことさら悲しげに訴えかけてくるようでした。

記憶の現場/バイエルン地区(バイエルン広場)

今回の旅でどうしても行ってみたかったところが、グルーネヴァルト駅に次いでここバイエルン広場でした。
本で紹介されていた、市民の働きかけで生まれたという「記憶の現場」プロジェクトをこの目で見てみたかったからです。
Bayerlischer Platz 1.JPG
Uバーンのバイエルン広場”Bayerischer Platz(バイエリッシャー・プラッツ)”(U7とU4)が最寄り駅になります。

前述したプロジェクトにより、バイエルン地区の通りのあちこちに過去の記憶を忘れないための警告の看板が設置されています。 警告の看板と言ってもドイツ語を知らなければ、「何だろうこれ?」と不思議に思うくらいで通り過ぎてしまう小さな看板です。
Bayerlischer Platz 3.jpg

この一見「なんでこんなところにステッキの絵?」と思うだけで通り過ぎてしまいそうな看板なのですが、その1つ1つの絵の裏側には、ユダヤ人の生活を取り締まる反ユダヤ法の1つが書かれています。
「混雑時にはユダヤ人は公共の交通機関を利用してはならない。 ユダヤ人は他の乗客が立っていない時以外は座ってはならない。」(1941年9月18日)

もう少しクローズアップしてみてみましょう。
Bayerlischer Platz 4.JPG

緑のバックにベンチの絵。
公園にあるもので、日常生活の中でよく目にするものですね。
「こんなもの、なぜわざわざ看板に描かれてるんだろう?」と不思議に思います。

Bayerlischer Platz 7.JPG

裏側には、当時ユダヤ人の生活を取り締まっていた反ユダヤ法の1つが。
「ユダヤ人はバイエルン広場の黄色い印のついたベンチのみを使用できる。」
(1939年)

製作者のフリーダー・シュノック氏は、「平穏な住宅街に溶け込ませると同時に、看板の表裏のアンバランスによって、見る人の心により印象深く、当時の記憶を刻みつけようとした」と語る。そして、ユダヤ人への差別や迫害は日常生活の中で始まっていったことを伝えようとした。

本に掲載されていた猫の看板を探したのですが、結局見つけることができませんでした。 本当にたくさんの看板が至るところにある証拠ですね。 看板があるということは結局それだけ多くの法令があったということですから恐ろしくなります。 Bayerlischer Platz 5.JPG





バイエルン広場に、看板が置かれた場所が赤丸で記された看板マップがあります。 本当にその赤丸の多さに驚かされます。 どこにその看板があるかは記されていないので、あまりの多さに目的の猫の看板を探し回ることを断念したくらいです。

ちょうど二手に分かれて歩き回っていたら、私はこんな看板に出会いました。
Bayerlischer Platz 2.jpg

Y字型のハバーラント通り”Haberlandstr.(ハバーラントシュトラッセ)”にあった看板です。
「通り名にユダヤ人の名前を使用してはならない。バイエルン地区の創設者に由来するハバーラント通りは、トロイヒトリンガー通り”TreuchtlingerStraße”とネルドリンガー通り”NördlingerStraße”に改名する。」
とあります。

この通りには、アルバート・アインシュタイン”Albert Einstein”がアメリカへ亡命する直前まで住んでいました。
たまたまこの道の看板を見つけてこちらの案内板を見つけた訳ですが、意識していなかったので気付かないで通り過ぎてしまっていたかもしれません。
Bayerlischer Platz 6.JPG



1917年~1932年の間、当時のハバーラント通り5番(現8番)に、有名なアインシュタインが住んでいました。
アインシュタインは1879年3月14日にウルムに生まれ、1955年4月18日にアメリカ、ニュージャージー州、プリンストンで没しました。
ここに住んでいた当時、チャーリー・チャップリンやフランツ・カフカなどの著名人もゲストとしてここを訪れていると書かれています。
1932年12月に旅行で渡米したアインシュタインですが、その直後1933年1月30日からナチ党の勢力が増して行きます。 アインシュタインは、それ以来2度とドイツに戻ることは無かったということです。

生活の中に溶け込んでいる看板ですが、実際に足を運んでみるとその多さからもやはり異質な感じです。 そしてドイツ語が少しわかると、裏側の異様な文面に驚きます。 こういう形で、恐ろしく忌まわしい法令への注意を喚起しているということに感心しました。
「未来へ負の記憶を残す形としてこういう方法もあるのだなぁ~」と、しかも住民からのの強い要望で実現したプロジェクトと聞くと、「こういうところドイツ人はスゴイなぁ~」と思います。

皆様もベルリンを訪れる機会があれば、実際に足を運んで感じてみませんか?


2018年2月 4日
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  • 特派員プロフィール
  • シュタインバッハ特派員

    シュタインバッハ特派員
    増井 尚美
    ヨーロッパの街並みや文化、歴史が大好きで、「ヨーロッパに住んでみたい!」と、ずっとヨーロッパ生活に憧れていました。念願かなってドイツに就職先が見つかり、2001年の9月に渡独、そこから私のドイツ生活が始まりました。現在は、“家庭と仕事の両立”を目指し日々奮闘中です。そんなドイツ生活の中から、色々な旬の情報を発信できたらと思っています。 DISQUS ID @disqus_gT480tjXAD

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