フランクフルトが誇る老舗コーヒー店:WACKER'S KAFFEE

公開日 : 2016年07月01日
最終更新 :

フランクフルトに、知る人ぞ知る有名な老舗の"コーヒー店(カフェ)"があります。 その名も、Wacker's Kaffee(ヴァッカーズ・カフェ)と言い、1914年からフランクフルトで創業する老舗のお店です。

Wacker

カフェではなく、"コーヒー店"としたのには理由があって、豆を自分のところでロースト(焙煎)してコーヒー豆を作って売るお店、Rösterei(ローステライ)だからです。 

コーヒー豆を売るお店なのですが、そこで、美味しいコーヒーが飲めるカフェでもあります。

Wacker

お店のホームページによれば、1代目は、Luise Wacker(ルイーゼ・ヴァッカー)女史、ロースト機械を入れて自家製コーヒーを扱う様にした2代目は、その娘のMargarete Zülch(マルガレーテ・ツュルッフ)女史、3代目、4代目もその娘さん、そして孫娘さんと、女性がメインとなってお店を商ってきた家族経営のお店(会社)です。  

私などは、同じ女性としてそんなところに親近感が湧きます。 活躍されたのは女性ばかりではなく、Margarete(マルガレーテ)女史の息子、Hans Zülch(ハンス・ツュルッフ)氏が、独自のロースト技術を産み出し、現在のWacker's Kaffeeの品質を作り上げた立役者の様です。 いずれにしても、家族皆でWacker's Kaffeeというブランドを作り上げ、お店を守って大きくしてきたというところが、とてもステキです。

フランクフルト発祥の老舗コーヒー店で、フランクフルター(フランクフルトっ子たち)から愛されているお店なのです。

Wacker

Kornmarkt(コルンマルクト)9にあるStammhaus (シュタムハウス)/本店は、とても小さな店舗ですが、カフェを買うのに列に並ぶ人とカフェを手にコーヒーを味わっている人たちで、いつもごった返しています。

いつもあまりの人に気圧されて、時間もないしと、なかなかカフェするのに躊躇していた私たちですが、先日やっとここでカフェをすることが出来ました。

Wacker

まずは、カフェを注文するのに列に並びます。 混雑時には、かなり長い列ができていることもあります。 

カフェをオーダーする窓口は、店内奥の左側。

店内にも、テーブルと椅子がありますが、奥の方に4名くらいの人が座れるコーナーと手前に2人用の小さなテーブルと椅子が2セットくらいしかありません。 外には4人用のテーブルと椅子が2セットくらいと、立ち飲み用のテーブルが2セットありますが、いつも人でいっぱいです。 コーヒーを1杯くいっと立ち飲みするくらいの覚悟で臨みましょう。

時間が無くてコーヒータイムはできないけど、どうしてもここのコーヒーを味わってみたいと言う方は、コーヒーショップですから、豆を購入してお土産に持って帰ると言うのはいかがでしょうか?

コーヒー豆を買うところとコーヒーをオーダーする窓口は別ですので、列に並ぶ必要はありません。 

人混みをかき分けて店内に入り、入って右手側のカウンターで豆を購入して下さい。

豆挽きをお持ちでないなら、店内で挽いてもらう事ももちろん可能です。

ここで、コーヒーにちなんだドイツ語を書いておきますので参考にして下さいね。

【コーヒー店でのドイツ語】

コーヒー豆: Kaffee Bohnen(カフェ・ボーネン)

(豆を)挽く: mahlen(マーレン) / 挽いたコーヒー:Kaffee gemahlen

250g:zweihundertfünfzig Gramm(ツヴァイフンダットフュンフツィッヒ・グラム)

500g:fünfhundert Gramm(フュンフフンダット・グラム)

1㎏:ein Kilogramm(アイン・キログラム)

フィルター/コーヒーメーカー/エスプレッソマシーン用:

Für Filter/Kaffeemachine/Espressomachine

(フュア・フィルター/カフェマシーネ/エスプレッソマシーネ)

英語のPleaseにあたる言葉は、bitte(ビッテ)です、単語に"bitte!"をつければ大概のことは伝わります。

(豆を指さしながら...)

"Diese(ディーゼ)=これ+Bohnen(ボーネン)=豆 500g(フュンフフンダット・グラム)+ bitte(ビッテ)=please!"と言えば、「このコーヒー豆、500g下さい!」となります。

"mahlen(マーレン)+bitte(ビッテ)!"と言えば、「挽いて下さい!」で通じると思いますよ。

旅のドイツ語ですから、文法を気にすることはありません、通じれば良いのです。 

ということで、ここでご紹介しているドイツ語はちゃんとしたものではないこと、予めご了承下さいね。  

ちなみに、ドイツ在住15年目と言えどもこの程度のドイツ語ですから、ご安心を。(笑)

紅茶の葉やコーヒー豆を買う単位は、250g、500g、1㎏が一般的ですが、お店に測る計測器があれば、100(アインフンダット)gや200(ツヴァイフンダット)gでも売ってくれる場合がありますので、聞いてみて下さい。

本日飲んだカプチーノ、何とも言えずコーヒーの香が良く、ツンとした感じの無いまろやかだけどしっかりとした味わいが本当に美味しかったです。

「並んだだけあるなぁ~。やっぱり美味しいね。」と言ってもらえる美味しいコーヒーだと思いますので、フランクフルトのオリジナルコーヒーを旅の思い出に是非お試しを。

WACKER'S KAFFEE

住所:Kornmarkt 9,  60311 Frankfurt am Main

営業時間: 月~金 8:00-19:00/土 8:00-18:00/日 定休日

Website: http://wackerskaffee.de/ 

上記情報は、2016年6月現在のものです。

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