ドイツ四季便り第7号:民族衣装・ディアンドルでドイツが賑わう季節

公開日 : 2016年09月15日
最終更新 :

ただ今、ドイツの民族衣装Dirndl(ディアンドル)が、お店やオンラインショップを賑わしています。

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いよいよ今週末9月17日(土)からミュンヘンのOktoberfest(オクトーバーフェスト)が始まります。

オクトーバーフェストとは言うものの、実は、10月の第1日曜日を最終日とする16日間のお祭りで、年によっては9月がほとんどということになります。 ちなみに今年は10月3日ドイツ統一記念日の祝日を含む17日間の開催です。

実は、有名なオクトーバーフェストだけでなく、初秋のこの時期、規模の差はあれど、ドイツのあらゆるところで市民のお祭りFolksfest(フォルクスフェスト)が開催されます。

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地元の市民のお祭りでも、こういった民族衣装を着てフェストに出かけるドイツ人をみかけます。 まさに日本の浴衣で盆踊りのイメージです。

もともとは、南ドイツやオーストリアのチロル地方の民族衣装だったディアンドルですが、今は全国規模で人気の様です。 なので、バーゲンも終わる8月の終盤あたりから、オクトーバーフェスト用だけでなく、地元のお祭り用にも売り出されると言う訳ですね。 だから、フランクフルト近郊のショップでもたくさん見かけます。

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ドイツの民族衣装、ディアンドル、誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

ミュンヘンのオクトーバーフェストでは、ウェイトレスからフェスト参加者に至るまで皆が着ているので、あまりにも有名ですよね。

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とても可愛らしくて、女性なら一度は着てみたい!と憧れますよね。

そう言う私ですから、昨年、娘が学校のイベントのために購入するにあたって、ついでに自分の分もゲットしてしまいました。

そのディアンドルについて見てましょう!

ドイツの民族衣装ディアンドルは、ふわっとした袖の(通常は白い)ブラウス、フリルやリボンなどをあしらったボディー付きワンピース、そしてエプロンで構成されています。

【ブラウスとワンピース】

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ボディー部分には、リボンなどで飾りがされています。 ドイツ人の知人が、このように折られた襟元のリボン飾りが、本来の伝統的なディアンドルの証だと言っていましたが、真相や如何に・・・

ブラウスは、通常丈が短く出来ていて、襟ぐりが大きく開いています。

ボディーでキュッと絞って女性の胸が強調されるようになっています。ボディー部分がかなりタイトにできているので、ちょっとでも太るとアレ?ファスナーが上がらない...なんてことになりかねません。オクトーバーフェスト前にはシェイプアップが必要!(ひえぇ~)

伝統的なディアンドルは、本来膝下のロング丈のスカート(Lange Dirndl)なのだそうですが、今は、膝丈くらいのミディアム(Midi Dirndl)から膝上のミニ(Mini Dirndl)まで色々あります。 私は、ミニは絶対無理なので、ミディアムを選びました。

【エプロン】

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このエプロンが可愛いんですよね。 

でも、このエプロンの紐を縛る位置に、実は重要なメッセージが隠されていたなんてご存知でしたか? 私は全然知りませんでした。

エプロンの結び目の位置の意味

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腰の左側で結ぶ:

未婚者 「恋人募集中」のサイン?

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腰の右側で結ぶ: 既婚者 「夫/恋人居ます! 声かけても無駄ですよ。」のサイン

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前の真ん中で結ぶ: これは、どちら付かずと言う意味ではなく、なんと

「私、"Virgin"(ヴァージン)です!」のサインだそうです。 うわぉ、気をつけねばですね。

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後ろの真ん中で結ぶ: 「未亡人です。」と「ウェイトレス」の2つの意味があるそうです。

せっかくディアンドルを買ったことだし、今年は、是非オクトーバーフェストへ出かけようとただ今計画中の我が家。

ドイツへ来たばかりの頃と娘が生まれる前に2度程参加したことがありますが、実際にディアンドルを着ての参加は初めてなので、今からウキウキしています。 

"Which side to tie your dirndl apron on."- オクトーバーフェスト公式サイトOktoberfest.de 

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