毎年恒例Adventskranz(アドヴェントクランツ)作り!

公開日 : 2016年11月26日
最終更新 :

ドイツ四季便り第12号

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皆さん、明日の日曜日は、第1アドヴェントです。 いよいよ明日から"Advent(アドヴェント)"が始まります。

我が家の毎年恒例の行事、Adventskranz(アドヴェンツクランツ)作りで、木曜日は忙しかったぁ~。

今日はそんなドイツ暮らしの一コマをお届けします。

会社帰りの木曜日、忙しなくお花屋さんへ! アドヴェンツクランツ制作用のモミの木の枝を買いに行ってきました。 只今ドイツのお花屋さんには、ほらご覧の通りアドヴェンツクランツや、その素材がたくさん並んでいます。

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Adventskuranz(アドヴェンツクランツ)とは、訳すとアドヴェントのリースです。 皆さんは、クリスマスに飾るリースと聞くとどんなものをイメージしますか? やはり、ドアに飾るリースを想像しませんか?

2001年ドイツへ来て2か月程経った11月、日本人のフラワリストさん主催のクリスマスリースを作る会というのに参加しました。 その時に私がイメージしていたのはまさに、ドアに飾るタイプのリースでした。 ところが、皆で作ったリースは、4本のろうそくがついたドイツのアドベンツクランツだったのです。 当時「なぜ?」と疑問を持ちながらも慣れないドイツ生活と仕事に追われ、疑問は疑問のまませっかくのアドベンツクランツは1度も火を灯されることなく終わってしまいました。

ドイツでは、聖アドヴェントの日曜日ごとにアドベンツクランツの4本のろうそく1本ずつに火を灯していき、Heiligeabend(ハイリゲアーベント)/クリスマスイヴまでをカウントダウンをしていく独特の風習があります。

イヴまでの聖日曜日は4回、だからろうそくは4本なんですね。第1アドベントには1本だけのろうそくに火が灯り、第2アドベントには、2本目、第3アドベントには3本目、第4アドヴェントには4本目が灯り、4本のろうそく全てに火が灯るとハイリゲアーベント/クリスマスイヴを迎えると言う訳です。 ステキでしょう♪

この風習を知ってからというもの、私は毎年モミの木の枝をお花屋さんで買ってきて自分でアドベンツクランツを作っています。

【Adventskranz(アドベンツクランツ)の作り方】

(材料)

-藁でできたクランツの土台(発泡スチロールのものもあります。)

*グリーンのフローラテープを巻きつけておくと、モミの枝の巻きつけ方が大雑把でも目立たちません。

-ろうそく台

-ろうそく4本(替え用にさらに4本以上必要)

-リボンや松ぼっくりリンゴなどデコレーション用に好きな資材

-グリューガン

(作り方)

1. グリーンのフローラテープを巻きつけたクランツ(リース)にカットしたモミの木の枝をグリーンのワイヤーで巻き付けていく。

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2. ろうそく台を4つ刺しろうろくをセットする。

(ワイヤーU字ピンの頭を熱しろうそくの後ろに差してろうそくをそのまま刺す方法もありますが、面倒な上に蝋が溶けて汚くなるのでおススメしません。)

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3. リボンを巻いたり、デコレーション用の資材をグリューガンでつけてアレンジすると出来上がり♪ 

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一度講習会に行ったとは言え、その時のことはスッカリ忘れてしまっていて全て自己流なのでかなりいい加減ですが、それでも、それなりに見えるのです。

どうですか、意外と簡単でしょう?

日本で生のモミの木の枝をゲットするのは難しいかもしれませんが、もし可能ならアドベンツクランツを作って、ドイツ流イヴまでのカウントダウンを楽しんでみませんか?

ドイツのクリスマス、フラワーアレンジメントがお好きな方には最高に楽しいものだと思います。

ドイツのヴァイナハツマルクトでは、デコレーション用に使えそうな素材もたくさん売られていますので、マルクトへ来られた際には、是非色々と物色して下さいね。

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