Nürnberg(ニュルンベルク) プラム人形"ツヴェッチゲンメンレ"のお話
ヴァイナハツマルクト特集2016 ⑧-4
Nürnberg(ニュルンベルク)の"Christkindlesmarkt(クリストキンドレスマルクト)"を代表するモノ第3弾は、このマルクトには絶対に欠かせないドライプラムのお人形"Zwetschgenmännle(ツヴェッチゲンメンレ)"についてご紹介します。
ニュルンベルクのヴァイナハツマルクトの屋台で一際人目を引くのが、個性的なこのお人形です。
屋台にズラッと並べられたちょっと不細工な感じだけど、何だかとってもお茶目で存在感大なツヴェッチゲンメンレ。
白樺の木の台に、針金の骨組みをさし、それにドライプラム"Zwetchgen"をさして手足に、胴体はドライイチヂク"Feige"で、頭はクルミで仕上げます。
こちら(↑)の画像は、Pixabay"Gellinger"よりお借りしています。
色々な職業や服装をした人形の種類は350以上、大きさは9~22cm、価格帯は、Eur 3,00-~Eur18,50-とのことです。
1つ1つ時間と愛情をかけて手作りされるツヴェッチゲンメンレですが、その起源は、18世紀に遡ります。
ニュルンベルクのある針金職工が、子供を喜ばせたいけれど自分の周りにあるのは、針金と庭のプラムの木だけ。 その限られた材料を使って人形を作ったのが始まりなのだそうです。 当初は、このお人形は食べて楽しんだということですが、今はもっぱら鑑賞用となっています。
胴体の色がグレーになっても、それは傷んだとか腐ってしまったという訳ではないので、少量のアルコールで軽く拭き取って下さい。 そうやってお手入れをすれば何年も保管できるということです。
この"ツヴェッチゲンメンレ"ですが、ニュルンベルクでは、"Hosd an Zwetschga im Haus, gäid dir es Geld und Gligg ned aus"「ツヴェッチゲンメンレがある家には、お金と幸福が留まる」と言われているのだそうですよ。
「行く前に色々と調べておけば良かった...」と、ちょっぴり後悔をしつつ、次にクリストキンドレスマルクトに行ったら、今度はお気に入りの子を見つけて買ってみようかと思う私です。
皆さんは如何ですか? ちょっと気になりませんか? お金と幸福を呼ぶツヴェッチゲンメンレ、気になったらお気に入りの子をお土産に持ち帰ってみて下さいネ。
≪参考資料≫
クリストキンドレスマルクトのオフィシャルサイト
12月18日(日)は第4アドヴェント、いよいよ最後の1本に火が灯りました。
クリスマスイヴ"Heilige Abend(ハイリゲ・アーベント)/聖夜ももうすぐですね。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。