ドイツ流?クリスマスツリーの飾り付けはいつするの???

公開日 : 2016年12月26日
最終更新 :

ドイツの常識、日本の非常識②

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クリスマスに欠かせないモノの1つにクリスマスツリーがあります。

ドイツ語では、Weihnachtsbaum(ヴァイナハツバウム)とか、Christbaum(クリストバウム)と言います。

我が家も毎年、生のモミの木Tannenbaum(タンネンバウム)を買ってヴァイナハツバウムの飾り付けをします。

ドイツでは、アドヴェントが始まる頃から、生のモミの木を道端の専門出店で、ガーデンセンターでと、色々なところで売り出されるので気軽に買うことが出来ます。

今日はそんなモミの木にまつわるお話です。

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このモミの木ですが、何と23日になっても買っているドイツ人を見かけることがちょくちょくあって、「何でこんなに遅くに買うんだろう? せっかく飾ってもすぐ終わっちゃうじゃない?」とそんな光景を見る度にいつも不思議に思っていました。

でも、これ、全然不思議では無かったのです。

ドイツは地方色が強く習慣や慣習も地方によって様々なので、一概に"ドイツ"と言って良いのか分かりませんが、少なくともここフランクフルト近郊での習慣によるとクリスマスツリーを飾るのは24日なのだそうです。 最近では、ライフスタイルに合せて、早くから飾るお家も多い様ですが、伝統的には、24日Heilige Abend(ハイリゲ・アーベント)/イヴの夜のミサから帰ってきて家族皆で食卓を囲みその後に皆で飾り付けをするのだとか。

我が家の近所のお家でも、買ったまま、ネットに巻かれたままのモミの木がドアの外に24日の朝まで置いてあるおうちが2軒ほどありましたよ。

でも、ミュンヘンに住むドイツ人の旦那様を持つ知人もこのことを知らなかったし、最初にお世話になったデュッセルドルフの大家さんのところは確か早くからツリーを飾っていたので、もしかするとフランクフルト近郊の慣習なのかもしれませんね。

ドイツでは、通常ヴァイナハツバウムを1月6日の"Heilige Drei Könige(ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)"つまり、東方三博士の日まで飾って片付けます。

この日がアドヴェントから始まる一連のクリスマスの締めくくりなのですね。

だから、ヴァイナハツバウムを新鮮に保つためには、できるだけ24日直前に買って飾り付けるのが一番なのだと言えます。とても合理的なドイツ的感覚から生まれた慣習なのかしら?

Weihnachtsbaum 1.jpg

我が家では、2016年の今年、18日の日曜日に買いに行き、飾り付けができたのは22日、伝統的にはちょっとフライング気味にツリー完成でした。

今年は185cmのスリムなモミの木を見つけ、「これなら...」とやっと背の高いモミの木を買うお許しが出たので初めて念願のこのサイズのモミの木に飾り付けをしました。 毎年買い集めてきた飾りをたくさん飾ることが出来て飾り甲斐があるし、また「見た目にもやっぱりこのサイズが良いなぁ~」というのが皆の感想でした。

ドイツのモミの木の歌、"O Tannenbaum(オー タンネンバウム)"で締めくくります。

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